新ポスターで若年層へのリーチを狙う




公益財団法人日本骨髄バンクは、10月の骨髄バンク推進月間に向けて新しくポスターを作成いたしました。骨髄バンクのキーカラーであるオレンジを基調としたデザインで、さらなる認知度向上に向けて各都道府県へ展開しています。10/1を皮切りにオンライン・オフラインの様々な場所でご覧頂ける他、各界からの骨髄バンク応援メッセージも順次展開予定です。
 骨髄バンクでの移植を必要としている患者さんは、毎年2千人近くいますが、現状では、そのうち2人に1人程度しか移植が受けられていません。1人でも多くの患者さんを救うためには、1人でも多くのドナー登録が必要です。また、約6割を占める40代以上の登録者の卒業に備え、特に若い世代の方のドナー登録が望まれます。ぜひこの取り組みの実施を広く知らせて頂き、多くの方に骨髄バンクについて知って頂けるよう、ご協力をお願い申し上げます。


■デザインコンセプト骨髄バンクのキーカラーであるオレンジをメインカラーに作成しました。目からこぼれる涙はドナーが提供できた安堵感・充実感や喜びの涙を表しています。

 また、ドナー登録や提供だけでなく、年齢や既往歴でドナー登録できない方でも、ほかのアクションで協力することができるということを表現しました。



■骨髄バンク「スマイルキャンペーン」について
実施期間:令和6年10月1日(火)から10月31日(木)までの1ヶ月間
啓発活動:「スマイルポスター」「スマイルサイネージ」など新ビジュアルのポスターが  
     全国の都道府県において献血ルーム、学校等に掲出されます。
     更に、各界の著名人からの骨髄バンクへの応援メッセージを順次展開予定。
     ドナー登録の認知、理解を広げていくキャンペーンです。
■日本骨髄バンクの現状 2024年3月末時点
・ドナー登録者数 554,123人
・骨髄・末梢血幹細胞提供者累計数 28,678例
移植が必要な患者さんの約2人に1人しか移植が受けられていません。

2023年度 新規患者登録者数  1,822人
ドナーが国内患者に提供した件数 1,086件

2023年度(2023.4月~2024.3月計)
■日本骨髄バンクの課題
- 数年後から始まるドナー不足の危機
 現在のドナープールの半分以上を占めるのは40代以上の方々です。ドナー登録は55歳の誕生日を迎えると卒業のため、今後数年以内にドナープールの縮小が懸念されています。そのため、若年ドナーの獲得が急務です。
- ドナーが提供しづらい社会環境
 ドナー候補者が見つかっても、様々な理由で提供に至らない場合が多くあります。健康以外の主な理由は、仕事や学校が休めず「都合がつかない」で、提供意思に反して、提供しやすい環境が整っていないために提供に至らないというのも課題の1つです。


■課題解決の取り組み
- 若年層への普及啓発の強化
 ・大学など若者が多く集まる場所でのドナー登録会開催
 ・SNS等オウンドメディアでの発信強化等
  X(旧Twitter):https://x.com/JMDP1789
  Instagram:https://www.instagram.com/jmdp.donors/
- ドナー休暇制度の導入推進
 提供に必要な通院や入院のための休暇を、ドナー自身の有給休暇を使うのではなく、勤務先に特別休暇として認めていただく「骨髄バンクドナー休暇制度」の導入を企業・団体にお願いしています。
<ドナー休暇制度導入について>



 現在日本骨髄バンクでは、新しいドナー登録の方法として、スワブを用いたオンライン登録の導入を検討しております。(2026年導入予定)


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