パナソニック くらしアプライアンス社は9月30日から、ドラム式洗濯乾燥機「NA-LX」シリーズを対象にした「ヒートポンプユニットクリーニング安心パックサービス」の提供エリアを、全国に拡大した。あわせて、「パナソニックショップ」など全国の電器専門店からの申し込みにも新たに対応する。
認定された技術員がその場で本格的にクリーニング
パナソニックが世界ではじめてドラム式洗濯乾燥機に採用したヒートポンプ方式は、空気中の熱を集めて衣類を乾燥させ、大幅な省エネと節水を実現した。
一方で、ヒートポンプユニットの熱交換器に付着する微細な糸くずや埃は「熱交換器自動洗浄」で洗い流すので、乾燥フィルターのこまめな掃除で乾燥性能を保てるものの、手入れを怠ると自動洗浄だけでは洗い流せない糸くずなどによる目詰まりが発生してしまう。目詰まりによって、乾燥時間が長くなったり故障ではないもののヒートポンプユニットを交換したりするケースがあったという。
「ヒートポンプユニットクリーニング安心パックサービス」は、そのようなトラブルを解消すべくスタートしており、独自の研修によって認定された技術員が訪問して、その場でヒートポンプユニットと乾燥経路を本格的にクリーニングしてくれる。クリーニングを行うことで最適な乾燥性能を維持できるので、ヒートポンプ乾燥を長く安心して使える。
同サービスは、5月に関西・北陸地区にて提供を開始し、段階的に提供エリアを拡大してきた。今回の提供エリア拡大および電器専門店からの申し込み受け付け開始によって、より気軽に同サービスの利用が可能になった。
対象機種は、2021年11月発売モデル以降のパナソニック製ドラム式洗濯乾燥機のヒートポンプユニット搭載機種(「NA-LX」シリーズ)で、購入後2.5~3年でのクリーニングが推奨される。サービス料金は1万6500円。