位置情報アプリのZenly世代は、Zenly開発チームが手掛けたBump by amoに移行する可能性あり。フレンチテック台頭でフランス発アプリが日本市場へ参入。Z世代に受け入れられている要因を探る。

海外のスタートアップ、ベンチャーの日本市場参入サポートを中心に行うスピンシェル株式会社 (所在地:東京都文京区 代表:金田 宏)の海外マーケティング部門「ME by Spinshell」は、この度、全国の大学生男女448人を対象に、独自に「位置情報アプリに関する意識調査」を行いました。 今回の意識調査の対象の一つとしている位置情報アプリ「Zenly」は、月間約4,000万人のアクティブユーザーを抱える人気アプリであり、2023年2月にサービスが終了となりました。その後、「Zenly」の開発チームが手がけた新位置情報アプリ「Bump by amo」が2024年4月にフランスでローンチ。同アプリは、正確な位置情報を共有することで、友達が遠く離れていても、まるでそばにいるかのような第六感ともいえる感覚を生み出し、単なる地図上の友達を表示する以上の価値を提供しています。 今回の調査結果において、Z世代の位置情報アプリに対する意向、そして「Zenly」や「Bump by amo」等の具体的なアプリに対する意識調査もまとめたのでお伝えします。


【「位置情報アプリに関する調査結果サマリー】
TOPIC1.:位置情報アプリに求めているものは、“位置情報の正確性”と“安心感”


大学生が位置情報アプリに求めることの第1位は「位置情報の正確さ」が7割、続いて第2位は、「サービスに対する信頼感や安心感」が5割で上位を占める結果。

TOPIC2.:位置情報アプリの第一想起は「Zenly」。圧倒的な使用数で、半数以上が使用経験あり


サービスが終了して1年以上経過した今でも、位置情報アプリといえば、「Zenly」という結果が多く、第2位のアプリと2倍以上の差があり、調査対象者の約半数以上が使用していたと回答。「Zenly」のサービス終了後に、位置情報アプリ自体の使用を辞めた人が、約7割以上もいたことから、「Zenly」の影響力が大きいといえる。

TOPIC3.:Zenly世代は、Bunp by amo世代に移り変わる可能性を秘めている


「Zenly」開発チームが手がけた新たな位置情報アプリの「Bump by amo」は、認知度は「Zenly」と比較するとまだ発展途上である。一方、「Zenly」開発チームが手掛けたアプリであれば、使用したいと約6割の方が使用意向を示す。「Zenly」への信頼度が高いことが、「Bump by amo」を「使ってみたい」という気持ちに繋げている。

<調査概要>
大学生の位置情報アプリ利用実態調査

調査方法:インターネット調査/調査期間:2024年7月10日(水)~7月12日(金)
調査対象地域:全国
対象者:大学生男女(『大学生協賛ナビ』利用者)
サンプル数:448名 
調査元:ME by Spinshell
※本リリース内容の転載にあたりましては、出典として「ME by Spinshell」という表記をお願い申し上げます。


【調査結果詳細】
TOPIC1.:位置情報アプリに求めているものは、“位置情報の正確性”と“安心感”


大学生が位置情報アプリに求めることの第1位は「位置情報の正確さ」が7割、続いて第2位は、「サービスに対する信頼感や安心感」が5割で上位を占める結果。

Q1:位置情報アプリに求めるものはなんですか。(N=448)

第1位は、「位置情報の正確さ」72.1%
第2位は、「サービスに対する信頼感や安心感」56.9%
第3位は、「バッテリーの消費量の少なさ」52.7%

TOPIC2.: 位置情報アプリの第一想起は「Zenly」。圧倒的な使用数で、半数以上が使用経験あり


サービスが終了して1年以上経過した今でも、位置情報アプリといえば、「Zenly」という結果が多く、調査対象者の約半数以上が使用していたと回答。 「Zenly」のサービス終了後に、位置情報アプリ自体の使用を辞めた人が、約7割以上もいたことから、「Zenly」の影響力が大きいといえる。

Q2:位置情報アプリと聞いて、一番最初にどのアプリを思い出しますか?(N=448)

1位はZenly、57.6%の方が回答。
2位と2倍以上の差をつけている。

Q3:Zenlyを使っていましたか?(N=448)

約50%の大学生が利用していたと回答。

Q4:(Q3にてZenlyを使っていたと回答した方対象)Zenlyがサービス終了後、他の位置情報アプリを使いましたか?(N=226)

位置情報アプリの使用を辞めた割合は、70.8%。
                                           
TOPIC3.:「Zenly」世代は、「Bump by amo」世代に移り変わる可能性を秘めている


「Zenly」開発チームが手がけた新たな位置情報アプリの「Bump by amo」は、認知度は「Zenly」と比較するとまだ発展途上である。一方、「Zenly」開発チームが手掛けたアプリであれば、使用したいと約6割の方が使用意向を示す。「Zenly」への信頼度が高いことが、「Bunp by amo」を「使ってみたい」という気持ちに繋げている。

Q5:Zenlyを開発した同じチームが新しい位置情報アプリ「Bump by amo」をリリースしたことを知っていますか?(N=448)


Q6:「Bump by amo」を使ってみたいと思いますか?(N=448)

94.0%の方が知らないと回答。また、38.2%の人が「Bump by amo」を使ってみたいと回答。

Q7:(Q8でBump by amoを使ってみたい・使っていると回答した方対象)その理由を教えてください。(複数回答可)(N=173)

「Bump by amo」を使ってみたい・使っている人に理由を聞いた所、「Zenly」チームが作ったアプリなら信頼できると回答した方が、54.3%で、過半数を超えており、「Zenly」に対する信頼度が厚いことがうかがえる。


【総括コメント:スピンシェル株式会社 取締役 / ME by Spinshell 事業責任者:五十嵐 和佳子】

<調査結果総括>
・調査対象となった大学生にとって、「Zenly」は記憶に残る位置情報アプリであり、サービス終了から1年以上経過した現在でも高い信頼度が伺えます。また、まだ認知度は低いものの、「Bump by amo」に対して使ってみたいという意向を示す大学生も多く、「Zenly」を使用していた層が「Bump by amo」を使用する可能性は高いことが調査結果から明らかになりました。

・Z世代は日々多くの情報を目にしており、コミュニケーションツールも数多く存在します。新しいジャンルのコミュニケーションツールには興味を示すものの、使用するアプリは愛着のあるものに限られ、そのアプリが終了するとコミュニケーション手法自体を取らなくなる傾向があることが意識調査から判明しました。
(Q4の設問において、「Zenly」のサービス終了後に位置情報アプリの使用を辞めた人が7割いることが判明)

近年、個人情報漏洩問題やSNS疲れが課題となっており、Z世代も安全性や有効な使い方を考慮して慎重にアプリを選定している可能性が高いことが伺えます。


<調査結果からの分析>
■Zenlyが支持されていた要因。amoの今後の可能性
位置情報アプリのパイオニアである「Zenly」は、友達がどこで何をしているかという情報をいち早く捉え、それを親しい友達とだけ共有するクローズドな形で提供したことで、日本市場で大きな支持を得ました。これにより、若年層のコミュニケーションはより親密でリアルタイムなものへと進化し、彼らの日常に深く根付くアプリとなりました。
さらに、フランスならではのウィットに富んだメッセージ、洗練されたデザイン、そして発想豊かな機能も、Zenlyが多くの支持を集めた大きな要因です。



この成功を手掛けたチームが制作した「Bump by amo」は、Zenlyのチームによるアプリであることから、期待度も高く、Zenlyで培われた要素を受け継ぎつつ、新しいコミュニケーションの可能性を広げるこのアプリは、今後もZ世代向けの注目すべきアプリの一つです。

■昨今のフランス発アプリの日本での流行に関して
今回の調査対象となった位置情報アプリ「Zenly」や「Bump by amo」など、Z世代に受け入れられている新しいアプリサービスの多くがフランス発であることも注目に値します。
日本でも若年層に高い人気を誇る“映えない”&“盛らない”SNS「BeReal」もフランス発アプリです。「BeReal」は、その本物のリアルな瞬間を仲の良い友達とだけ共有するという特徴を持ち、このフランス的な発想が生んだアプリの一例で、現在、日本では多くのSNSが普及し、映えや承認欲求に疲れを感じる人々が増えている中で、「リアルで本物」を求める心理に見事にマッチした結果、多くの支持を集めています。
フランスでは、2013年から国を挙げてオープンイノベーションを促進しており、テクノロジーの印象が薄かった国が、近年ではスタートアップが増加し、アメリカや中国に次ぐスタートアップ大国へと成長している背景も、この流行に寄与していると考えられます。
フランス発のアプリが日本で流行る理由を考えると、フランスの文化的背景が大きな影響を与えていると感じます。フランスでは、日々の生活や人生そのものを謳歌することに真剣に取り組む姿勢が根付いており、「日常をより楽しく、より快適にする」という視点が他の国に比べて優れているといえます。さらに、フランスでは本質的な人生の豊かさを追い求める傾向が強く、これがアプリ開発にも反映されています。

【会社概要:スピンシェル株式会社】
設立:2006年2月
代表者:金田 宏
住所:東京都文京区後楽2-23-12
事業内容:リアルタイムコミュニケーションプラットフォーム事業
海外企業向けマーケットエントリー支援事業(ME by Spinshell)
HP:https://mebyspinshell.com/
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