義足を装着する前に、切断部分を保護する装具(ライナー)をつける地雷被害者の男性(右)=スーダン、2017年

世界18の国と地域で難民や障がい者支援に取り組むAAR Japan[難民を助ける会]は、北アフリカのスーダン、中央アジアのタジキスタンの2カ国でのプロジェクト資金の募集を開始しました。資金を一括でご寄付いただく「まるごとプロジェクト募金」として募集し、障がいや感染症、内戦によって困難に直面する人々を支えます。いずれも「もう少しの後押しで子どもたちや地域の未来を変えることができる」プロジェクトです。どうぞお気軽にお問い合わせください。

- 募集期間:2024年10月~資金が集まり次第終了
- 募集金額:一口115万円~
- 特  徴:
1.日本人駐在員がプロジェクトの進捗や成果を丁寧に報告します。2.ご支援による提供物資に個人や法人名を記名したステッカーを貼付します。


2つのプロジェクト概要は以下の通りです。

スーダン:地雷や感染症で手足を失った方に義手義足を提供(募集金額150万円×1口)
同国には、顧みられない熱帯病のひとつである感染症「マイセトーマ」による疾患や、長年の内戦によって残された地雷・不発弾などの被害で、四肢切断を余儀なくされる人々がいます。昨年4月のあらたな内戦勃発以降、日々の食料さえ不足する中、義手義足を手に入れたり、取り換えたりすることは非常に困難です。四肢に障がいを負った7~10人に義手義足の提供と歩行訓練を実施します。

地雷によって下肢を損傷した男の子が義足をつけて歩行訓練をしている=スーダン、2017年


タジキスタン:障がい児を育てる母親たちに縫製研修とミシン提供(募集金額115万円×1口)
女性の社会進出がまだまだ充分とは言えない同国では、特に障がい者とその家族は、差別や偏見のために社会から孤立しがちです。障がい児を育てる女性や障がいのある女性6人(予定)に6カ月間の縫製研修を実施し、修了生には開業に必要なミシンなどを提供します。自宅で仕事ができる環境を整え、経済的・社会的自立を後押しします。

縫製技術の習得に励む女性=タジキスタン、2023年


※「まるごとプロジェクト募金」は、2024年4月にアフリカやアジア5カ国でプロジェクト資金を募集し、8月までにすべてのご寄付が決定しました。10月より上記2カ国を追加し、募金を呼びかけます。世界情勢が混迷を深め、支援を切実に求める声が各地で相次いでいます。今必要とされる支援を届けられるよう、ぜひ取材・掲載をお願い申し上げます。

▼お問い合わせ・資料請求:特定非営利活動法人 難民を助ける会
TEL : 0120-786-746(フリーダイヤル)/ email : info@aarjapan.gr.jp
当キャンペーンサイト: https://aarjapan.gr.jp/campaign/marugoto/
 担当:園城(おんじょう)、桐生(きりゅう)


まるごとプロジェクト募金2024

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