蔡國強、村上隆、ヘリ・ドノ、ソ・ドホ、N・S・ハルシャからマルタ・アティエンサまで11名(組)のサイト・スペシフィックな新作や代表作が集結―2025年春開館予定―
「直島新美術館」外観イメージ (C)Tadao Ando Architect & Associates
公益財団法人 福武財団(香川県・直島 理事長:福武英明)は、新たに開館予定の直島新美術館(館
長:三木あき子)の開館年記念展示アーティスト11名(組)を発表します。
開館を記念する2025 年の展示では、日本、中国、韓国、インドネシア、タイ、フィリピンなどアジア
地域出身の著名アーティストから新進気鋭まで11名(組)による、この場所にあわせて構想された新
作や代表作を、地下2 階、地上1 階の建物の4つのギャラリー空間(延べ約1,500平方メートル )やカフェエリ
ア、屋外の敷地などに大規模に展開します。
恒久展示の多いベネッセアートサイト直島において、当美術館では一部を除いて、ギャラリーごとに異
なる緩やかなサイクルで展示替えを行うことで、訪れるたびに変化と動きのある鑑賞体験を創出します。
アーティスト一覧(姓のアルファベット順)
会田誠、マルタ・アティエンサ、蔡國強、Chim↑Pom from Smappa!Group、ヘリ・ドノ、インディゲリラ、村上隆、N・S・ハルシャ、サニタス・プラディッタスニー、ソ・ドホ、パナパン・ヨドマニー
※今後、展示アーティストは変更になる可能性がございます。
アーティスト情報(姓のアルファベット順)
- 会田誠(Aida Makoto)|1965年 新潟県生まれ 東京都拠点
- マルタ・アティエンサ(Martha Atienza)|1981年 マニラ(フィリピン)生まれ バンタヤン島(フィリピン)拠点
- 蔡國強(Cai Guo-Qiang)|1957年 泉州(中国)生まれ ニューヨーク(アメリカ)拠点
- Chim↑Pom from Smappa!Group|2005年 東京都で結成 同地を拠点に活動
- ヘリ・ドノ(Heri Dono)|1960年 ジャカルタ(インドネシア)生まれ ジョグジャカルタ(インドネシア)拠点
- インディゲリラ(indieguerillas)|1999年 ジョグジャカルタ(インドネシア)で結成 同地を拠点に活動
- 村上隆(Takashi Murakami)|1962年 東京都生まれ
- N・S・ハルシャ(N. S. Harsha)|1969年 マイスール(インド)生まれ 同地拠点
- サニタス・プラディッタスニー(Sanitas Pradittasnee)|1980年 バンコク(タイ)生まれ 同地拠点
- ソ・ドホ(Do Ho Suh)|1962年 ソウル(韓国)生まれ ロンドン(イギリス)拠点
- パナパン・ヨドマニー(Pannaphan Yodmanee)|1988年 ナコーンシータンマラート(タイ)生まれ バンコク(タイ)拠点
展覧会情報
直島新美術館 関係者コメント
福武總一郎(公益財団法人 福武財団名誉理事長)
私にとって直島新美術館は、35年以上にわたるこれまでの活動の集大成と言えます。直島新美術館では、基本、アジアのアートを中心として開始する予定です。ベネッセアートサイト直島全体として考えれば、新たな美術館ができることによって、作品は欧米と日本を含むアジア地域にわたることになります。直島新美術館も幸せなコミュニティづくりに貢献することで、少しでも明るい未来の象徴になることを願います。
福武英明(公益財団法人 福武財団理事長)
建築や作品は完成すると、それが最終形であると思われがちです。しかし、その先に何か新たな “動き”や “循環” を生み出すことはできないだろうか――ベネッセアートサイト直島において直島新美術館は、この “動き” を促す連携の拠点の役割を担うことになると思います。直島新美術館を拠点として、アーティストや建築家だけでなく、島民や来訪者も含めた方々との交流や協働を通して、新たな “動き” が生み出されていくことを望みます。
三木あき子(直島新美術館館長)
開館を記念する最初の年の展示は、福武總一郎名誉理事長が、今そして未来に伝えたいメッセージを体現する厳選された作品で構成されます。ベネッセアートサイト直島の初期から関わりのあった作家から、2016年以降ベネッセ賞をヴェネツィアからアジアに移すことで関係性を築いてきた作家、さらには近年の現地調査で出会った作家らの代表作や新たなサイト・スペシフィックワークなど多様な作品群を通して、時代や社会・環境、私たちの生き方について問いを投げかけます。
■施設概要
直島新美術館(※ベネッセアートサイト直島における10番目の安藤忠雄設計のアート施設)
ベネッセアートサイト直島とは
「ベネッセアートサイト直島」は、直島・豊島(香川県)、⽝島(岡山県)を舞台に株式会社ベネッセ ホールディングスと公益財団法人 福武財団が展開しているアート活動の総称です。
瀬戸内海の風景の中、ひとつの場所に、時間をかけてアートをつくりあげていくこと――各島の自然や、 地域固有の文化の中に、現代アートや建築を置くことによって、どこにもない特別な場所を生み出していくことが「ベネッセアートサイト直島」の基本方針です。
各島でのアート作品との出会い、日本の原風景ともいえる瀬戸内の風景や地域の人々と触れ合いを通して、 訪れてくださる方がベネッセホールディングスの企業理念である「ベネッセ―よく生きる」とは何かについて考えてくださることを目指しています。
そして、活動を継続することによって地域の環境・文化・経済すべての面において社会貢献できるよう、 現代アートとそれを包括する場である地域がともに成長し続ける関係を築いていきたいと考えています。
ベネッセアートサイト直島の歴史について
参照URL:https://benesse-artsite.jp/about/history.html
直島新美術館についての過去のプレスリリース
- 2025年春、香川県・直島に新美術館が誕生(2023年9月5日配信)
- 2025年春開館の美術館、正式名称およびロゴ決定(2024年6月3日配信)
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