ネオレスト賞(最優秀賞)「亡き祖父の 手書き九九表 トイレの戸」
TOTO株式会社(本社:福岡県北九州市、社長:清田 徳明)は、第20回「トイレ川柳」の入賞作品[ネオレスト賞(最優秀賞)(1句)/「トイレ川柳20回記念」賞(1句)/仲畑貴志賞(3句)/優秀賞(9句)/中学生・高校生賞(3句)/キッズ賞(3句)/佳作(20句)]を決定しました。
2024年6月17日(月)から8月25日(日)までの期間、トイレにまつわる川柳を募集し、今回は39,888句が集まりました。第1回より「トイレ川柳」の審査員を務め、初代ウォシュレット※1の販売キャンペーン広告「おしりだって、洗ってほしい。」のコピーライター・仲畑貴志氏に選考いただいた結果、ネオレスト賞(最優秀賞)には「亡き祖父の 手書き九九表 トイレの戸」が選ばれました。また、今回20回を記念して設けられた「トイレ川柳20回記念」賞には「川柳が くれるトイレと 向き合う日」が選ばれました。
トイレ川柳は毎年幅広い年代から応募があり、計20回での累計応募総数は約56万句になります。自宅のトイレの思い出や家族のエピソードをもとにした句は時代に関わらず応募がありますが、今回は、昨年と比較して職場でのトイレの様子を描いた句も多く見られ、オフィスへの出社が増えていることが伺えました。
受賞20句(佳作以外)については、トイレットペーパー型川柳集『第20回トイレ川柳大賞』[希望小売価格(予定):350円(税込み)]に掲載し、2024年11月10日(トイレの日※2)にTOTO出版より発行予定です。
※1:「ウォシュレット」はTOTO株式会社の登録商標です。
※2:11月10日は「いいトイレ」と読めることにちなみ、日本トイレ協会が1986年に制定した「トイレの日」です。
※3:きれい除菌水は、汚れを抑制するもので清掃不要になるものではありません。実使用環境での除菌効果は確認できていません。すべての菌を除菌できるわけではありません。きれい除菌水の詳細は、TOTOウェブサイト(https://jp.toto.com/products/toilet/neorest/)をご参照ください。
上記の結果一覧はTOTOウェブサイトでも公開しています。
TOTOウェブサイト:
https://jp.toto.com/knowledge/useful/senryu/top/
※川柳・雅号(ペンネーム)の表記はすべて、応募者の表記通りです。
※作品の著作権は、TOTO 株式会社に帰属しています。法令で認められている場合を除き、転載使用はご遠慮ください。
■仲畑貴志氏 選評
TOTOトイレ川柳も20回目となりました。日々利用するトイレ、そして一生利用するトイレですが、生活に馴染みすぎた故か、意識にのぼることはほとんどありませんね。でも、トイレ川柳を考えることによって、トイレと暮らしの親しい関係がさまざまに見えてきました。そのココロを詠んだ「川柳がくれるトイレと向き合う日(もちもち豆腐)」がトイレ川柳20回記念賞となりました。最優秀賞は「亡き祖父の 手書き九九表 トイレの戸(ナポカス)」。何代にもわたって使いつづけてきたトイレの戸にも想い出があるのですね。仲畑貴志賞は「はばかりと 言うギャルがいて 驚いた(ややこし屋)」「紙がない ああ君はもう いないのか(口野萌)」「アイドルが トイレの話 する令和(なつふね。)」となりました。そのいずれもが令和という時代を生きる人の機微を活写しています。中学生・高校生賞は「落ち込んだ 慰めてくれ 温便座(味噌カツ)」「回ってる 地球でトイレ 今してる(トイレ川柳太郎マン)」「どの国も トイレは同じと 思ってた(ともきっず)」の3作品。10代ならではの視点が冴えています。キッズ賞は「未来には どんなトイレと どんな僕(こうちゃん)」「髪よりも 今は紙くれ じいじ言う(怪獣レミゴン)」「日本から 世界へ変わる 壁の地図(愛の花)」と、シンプルなぶんだけ直截に伝わってくる句が揃いました。おめでとうございます。その存在を忘れてしまうほど活用度の濃いトイレですが、皆さまの句を読みすすめるほどに、その存在の重要度を知らされた思いです。
仲畑貴志 コピーライター1947年京都市生まれ。日本の広告界を代表するコピーライター。代表作に、ウォシュレットの販売キャンペーン広告「おしりだって、洗ってほしい。」や「ココロも満タンに、コスモ石油」など。毎日新聞の人気コーナー「仲畑流万能川柳」の選者としても知られる。
■応募者の傾向
トイレ川柳は毎年子どもから大人まで、幅広い年代の方から応募があります。30代以上の方からの応募が多く、特に30~40代の方の割合が高い傾向がここ数年続いています。昨年、今年は4万句前後の応募があり、おかげさまで計20回での累計応募総数は、約56万句になりました。
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