突然ですが、寝具など大きな洗濯物はどこに干していますか。また、干し場所は足りていますか。日照が減り気温が下がってくる秋冬は、すっきり乾かない天候の際の対応も課題となります。そこで今回は「寝具の干し場所の確保状況」についてアンケートで調査しました。特に今回は戸建・マンションなど住居タイプ別に詳しく分析していきます。ご自宅の状況と照らし合わせると、より快適になるヒントが見つかるかもしれません。
寝具を干すスペースが十分にない方は約7割
今回のアンケートは、全国にお住まいの方を対象に行い、回答者が特に多かった関東地方(33.3%)における結果を中心に分析していきます。

アンケートでははじめに、寝具を干すスペースは十分にあるか尋ねました。



寝具を干すスペースが十分にある方はわずか3割台(関東30.8%・全国35.3%)で、寝具の干し場所が十分にはない(「多少ある」・「ほとんどない」・「全くない」)方は、関東で7割弱(69.2%)・全国で6割強(64.7%)でした。

詳しく内訳を見ていきましょう。
- 「多少ある」: 関東52.6%・全国50.8%
- 「ほとんどない」: 関東14.3%・全国12.0%
- 「全くない」: 関東2.3%・全国2.0%


「多少ある」(関東52.6%・全国50.8%)が最も多く、干し場所がないわけではないが十分にはない状態が約半数でした。

また、関東で16.5%・全国で14.0%の方が、寝具を干すスペースが「ほとんどない」・「全くない」と答えました。

関東の地域別では、寝具の干し場所が「十分にはない」方が多かったのは、東京都23区外(87.0%)・東京都23区内(85.7%)・神奈川県東部(80.0%)でした。

住居タイプ別(戸建・マンション・アパートなどの住環境タイプ別)に詳しく見ていきましょう。



集合住宅以外の全住居タイプにおいて、関東の方が全国より「十分ある」が少ない割合でした。寝具の干し場所不足が特に深刻だったのはアパートで、単身者向けアパートでは「ほとんどない」・「全くない」の合計が関東で半数を超え(54.6%)、全国でも4割でした(42.8%)。またファミリー向けアパートでも約3割(関東29.7%・全国28.6%)でした。

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寝具を干す場所と干せる量は?
アンケートでは、寝具を干しているスペースについても尋ねました。

【寝具を干しているスペース】
- 「ベランダ・テラス」: 関東第1位/74.4%・全国第1位/72.5%
- 「空いている部屋」: 関東第2位/8.3%・全国第3位/7.8%
- 「リビング・ダイニング」: 関東第3位/5.3%・全国第4位/4.5%
- 「お庭やガレージ付近等」: 関東第4位/4.5%・全国第2位/9.3%
- 「お風呂」: 関東第5位/3.0%・全国第5位/1.0%
- 「洗面所」: 関東第6位/0.8%・全国第7位/0.5%
- 「廊下」: 関東0.0%・全国同率第5位/1.0%

※「干す場所はない」: 関東3.0%・全国2.0%

最も多かったのは「ベランダ・テラス(関東74.4%・全国72.5%)」で突出していました。しかし、寝具を干すスペース不足が深刻だった単身者向けアパートでは「ベランダ・テラス」が半数弱(関東45.5%・全国47.6%)、単身者向けマンションでも少なめでした(関東61.5%・全国50.0%)。その代わり単身者向けアパートでは「リビング・ダイニング(関東18.2%・全国23.8%)」が約2割で他の住居タイプより多く、全国の単身者向けマンションでは「空いている部屋(23.3%)」が多めでした。

ベランダ・テラスが構造上広く取りづらいことが多い単身者向け住居では、リビング・ダイニングや空き部屋など、居住スペースで寝具などの洗濯物を干す傾向にあるといえそうです。

また、「干す場所はない」と答えた方は単身者向けアパート(関東27.3%・全国14.3%)で特に多く、単身者向けマンション(関東7.7%・全国6.7%)でも多めでした。

アンケートでは「シーツと掛け布団を広げた状態で何人分の寝具を干せる場所があるか」についても尋ね、住居タイプ別の平均値※を調べました。
(※回答「干すスペースがない」を0人分・「シーツと掛け布団どちら」を0.5人分・「4人分以上」を4人分として平均値を換算)

【何人分の寝具を干せる場所があるか(住居タイプ別平均値)】






全体的には関東・全国とも約2人分(関東1.98・全国2.04)で大差はありませんでしたが、寝具を干すスペース不足の傾向が見られた単身者向けアパート・ファミリー向けアパート・単身者向けマンションでは1.4人分未満でした。特に関東の単身者向けアパートでは0.95人分、関東のファミリー向けアパートでは1.07人分で、1人分の寝具をやっと干せるかどうかという状況がわかりました。

また、家族が3人以上なら、どの住居タイプにおいても、何日かに分けて干すか時間帯ごとに複数回に分けて干す必要がある場合が多いようです。
衣類の洗濯物が寝具の干し場所を圧迫
衣類の洗濯物を干してあると寝具を干すスペースがより狭くなることはあるのでしょうか。アンケートで尋ねてみました。



今回のアンケートでは、衣類の洗濯物で寝具を干すスペースが「多少狭くなる」・「狭くなる」と答えた方は約8割(関東81.2%・全国79.0%)でした。

内訳は、
- 「多少狭くなる」: 関東42.1%・全国43.5%
- 「狭くなる」: 関東39.1%・全国35.5%

となり、「多少狭くなる」が4割強、「狭くなる」が4割弱でした。

関東の地域別では、衣類の洗濯物で寝具を干すスペースが少しでも狭くなっていると感じている方は千葉県北部(85.7%)・埼玉県南部(84.2%)・千葉県湾岸部(83.3%)で高い割合でした。

住居タイプ別に比較してみましょう。

【衣類の洗濯物で寝具を干すスペースが狭くなるか(住居タイプ別)】






衣類の洗濯物で寝具を干すスペースが少しでも狭くなると感じている方は、単身者向けマンション(関東・全国)・ファミリー向けマンション(全国)・ファミリー向けアパート(関東・全国)で約9割にのぼりました。

アンケートでは、寝具を干す頻度についても尋ねました。



最も多かったのは関東が「半月に1回(30.1%)」、全国が「週に1回(25.6%)」でした。
週に1回以上干す方は約4割(関東42.9%・全国37.8%)で、半月~1ヶ月に1回干す方は関東で約5割(49.8%)・全国で約4割(43.3%)となり、関東の方が寝具を干す頻度が若干高い傾向にありました。

衣類の洗濯物との兼ね合いを見ながら、限られたスペースを活用して家族の人数分の寝具をこまめに干している状況が伺えました。

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干すスペースが取れないときの解決策
寝具を「外干し派」が主流ですが、梅雨時期など雨が続く場合はどう対処しているのでしょうか。アンケートで尋ねてみました。



「晴れる日まで待つ」が最多
関東・全国とも第1位は「晴れる日まで待つ(関東43.6%・全国49.5%)」で、天日干しを重視する方が多いことがわかりました。

第2位は「室内に干す場所を確保(関東26.3%・全国23.8%)」で、1位と2位で7割以上を占めました。
住居タイプごとの傾向
雨が続く場合の対処法を住居タイプ別に比較すると、特徴的な傾向が見られました。

【雨が続く場合の寝具干しの対処法(住居タイプ別)】






多くの住居タイプで「晴れる日まで待つ」が主流でしたが、関東・全国とも単身者向けマンションと集合住宅で「室内に干す場所を確保」が第1位でした。単身者向けマンションは特徴的で、関東で「浴室乾燥を使う」・全国で「コインランドリーを利用」が第2位で、「晴れる日まで待つ」はあまり選ばれず、関東では0%でした。
元々寝具を干す場所がない場合の対処法は?
住居にもともと寝具の干し場所がない(「ほとんどない」・「全くない」)場合、どのように対処しているのでしょうか。



関東・全国とも順位は同じで、最も多かったのは「室内干しラック等を使用(関東47.6%・全国44.7%)」で、「畳んだ状態で干す(関東23.8%・全国29.8%)」・「コインランドリーを利用(関東23.8%・全国16.0%)」が続きました。

住居タイプ別でもおおむね同じ順位でしたが、単身者向けアパートは関東・全国とも「畳んだ状態で干す(関東50.0%・全国63.6%)」が第1位で、「室内干しラック等を使用(関東33.3%・全国27.3%)」の割合が低かったことが特徴的でした。
室内干しのスペースは少ない
寝具を干す場所が確保できないときの代替策として「室内に干す場所を確保する」という意見が多く上がりました。

アンケートでは、室内干しをする際に干すスペースがあるか尋ねました。



室内干しをする際に干すスペースが「十分にある」と答えた方が3割を超えたのは関東・集合住宅のみ(33.3%)で、他の住居タイプでは3割未満でした。

中でも単身者向けアパート・ファミリー向けアパートは「十分にある」と答えた方が関東では0%で、全国も1割未満でした。

全国・戸建以外の全ての住居タイプにおいて「なんとかある」と答えた方が最も多く、室内干しスペース確保に苦労している方が非常に多いことが伺えました。
室内干しスペースを確保すると自宅内のモノが多いと感じる
室内干しスペースの確保がなかなか難しい一因として、モノが多く干し場所が確保しづらいことが考えられます。アンケートでは、室内干しスペースを確保する際に自宅内のモノが多いと感じるか尋ねました。



今回のアンケートでは、室内干しスペースを確保する際に自宅内のモノが多いと感じる(「多い」・「多少多い」・「若干多い」)と答えた方は、関東で9割弱(87.2%)・全国で8割強(84.1%)でした。

詳しい内訳は次のとおりでした。
- 「多い」: 関東26.3%・全国21.8%
- 「多少多い」: 関東33.1%・全国37.3%
- 「若干多い」: 関東27.8%・全国25.0%


住居タイプ別で、少しでもモノの多さを感じている方が約9割にのぼったのは、単身者向けマンション(関東)・ファミリー向けマンション(全国)・単身者向けアパート(関東・全国)・ファミリー向けアパート(関東・全国)でした。でした。

また、自宅のモノを整理して自宅をスッキリさせたいと考えている方は約8割(関東84.2%・全国80.5%)で、特に整理したいモノは次のとおりでした。

【自宅で整理したいモノ・トップ5(関東・全国の順位は全て同一)】
第1位 衣類・靴: 関東59.3%・全国56.5%
第2位 家具・家電: 関東42.5%・全国40.1%
第3位 雑貨類: 関東 23.9%・全国 34.9%
第4位 日用品のストック: 関東 22.1%・全国 30.9%
第5位 趣味のもの: 関東17.7%・全国 23.1%

自宅のモノが多く、室内干しのスペース確保や生活スペース確保にも影響が出ていると感じる場合、トランクルームを利用するという方法もあります。

モノを整理整頓し室内干しスペースなどを確保するためにトランクルーム利用を考える場合には、

- 屋内トランクタイプのトランクルームを活用すると自宅の収納スペースに近い安心の保管環境が利用でき、必要なサイズに合わせた収納スペースをリーズナブルにプラスできる
- シーズンオフの衣類・寝具・家電等、すぐに使わないものや使用頻度の低いものをトランクルームに保管することで、自宅の収納スペースにゆとりができ、リビングなどに置いているモノも収納できるようになる


というメリットがあります。

自宅のモノがスッキリとし、使えるスペースが増えると、室内干しスペースの拡張だけでなく、生活のあらゆる面で利便性が上がります。

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調査結果を受けてのまとめ
今回はアンケート結果をもとに、「寝具の干し場所の確保状況」についてお話しました。

アンケート(関東)では約7割の方が寝具を干すスペースを十分に確保できておらず、衣類を干すとさらにスペースが減る傾向でした。寝具の外干しが主流ななか、天候や場所不足の際には室内干しが選ばれていました。しかし、自宅にモノが多く室内干しスペース確保が難しい場合が多いようです。

自宅のモノをスッキリと収納し部屋のスペースを広く確保するにはトランクルームの活用が便利です。収納スペース不足でリビングなどにモノが増えてしまっているケースは多く、トランクルームなら収納スペースを気軽にプラスできます。

荷物がスッキリして生活スペースの自由度が上がれば、室内干しスペースの確保はもちろん、生活動線や家事効率の向上にも役立つのでおすすめです。

【調査概要】

調査対象:トランクルームユーザー調査
回答数:400サンプル
回答期間:2024年9月17日から9月20日までの4日間
調査方法:インターネットによるユーザーリサーチ
調査機関:自社調査

■会社概要
社名  :株式会社アンビシャス( https://www.ambitious8.biz/)
所在地 :〒542-0081 大阪市中央区南船場1丁目3-5 リプロ南船場8F
代表者 :代表取締役社長 徳永 暢也
資本金 :4,000万円
設立  :創業:平成17年10月28日、設立:平成18年7月25日
事業内容:トランクルーム投資「収納ピット」FC本部の運営
     運営サービス「収納ピット」(https://www.syuno-pit.biz/
     不動産コンサルティング業
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