装画:しらこ

株式会社徳間書店 (本社:東京都品川区上大崎 代表取締役社長:小宮英行)は、イギリスの人気児童文学作家ジーン・ウィリスによる児童文学『森に帰らなかったカラス』を、10月25日(金)に発売いたします。

少年と動物とのふれあいを描く、心あたたまる児童文学。
<あらすじ>
1957年、ロンドン郊外の町テディントン。11歳の少年ミックは、近所の森で、ケガをしたニシコクマルガラスのヒナを見つけた。ミックや両親がけがを手当てし面倒をみるうち、ヒナはすっかりミックになつき、近所の人気者になる。ところがある日…?
喪失をのりこえる――戦争の傷あと
本作のもうひとつのテーマは、喪失をのりこえること。第二次世界大戦で大切な仲間や家族を失った大人たちの姿が、少年ミックのニシコクマルガラスとの物語に重ねて描かれています。
実話に基づく物語
本作は、ロンドン動物園で長いあいだ主任飼育員をつとめたミック・カーマン氏の少年時代の実話をもとにしています。カーマン氏が作者の近所に住んでいた縁で、この作品が生まれました。
こちらは、英語版が刊行された際の、ミック氏へのインタビューです↓




カーマン氏の飼っていたニシコクマルガラス(左)と、そのカラスが電車に乗って移動した際の新聞記事。

物語に登場する駅やミックの家だった建物、通りなどは、今でもロンドン郊外のテディントンの町にその姿を残しています。

ベテラン児童文学作家のジーン・ウィリスの新作
本書は、イギリスで絵本や長編を含め300以上の作品を手がけるベテラン児童文学作家ジーン・ウィリスの新作。イギリス児童文学界でのウィリスへの信頼は大きく、近年はA.A.ミルンの詩に基づいた創作『くまのプーさんといっしょ』(文化出版局)なども手掛けています。

作者:ジーン・ウィリス
1959年生まれ。英国の児童文学作家。ネスレ・スマーティーズ・ブック賞銀賞(『Tadpole's Promise』未邦訳)、シェフィールド・チルドレンズ・ブック賞(『Bottoms Up!』未邦訳)など受賞作多数。絵本の文章、児童文学など幅広く活躍。

訳者:山崎美紀
1975年東京生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。翻訳作品に「バイロン湿地の魔女」(『Scream! 絶叫コレクション 不気味な叫び 』所収、理論社)、『この密やかな森の奥で』(二見書房)がある。


書誌情報


タイトル:森に帰らなかったカラス[作] ジーン・ウィリス
[訳] 山崎美紀
[定価] 1760円(税込)
[発売日] 2024年10月25日(金)
[判型/ページ数] B6・304ページ
[発行] 徳間書店
[商品ページ]
【徳間書店】https://www.tokuma.jp/book/b653971.html
【Amazon】https://www.amazon.co.jp/dp/4198658943



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