2024年11月1日(金)、全国の書店・ネット書店で発売!


『秘色の契り』(木下昌輝/著)

株式会社徳間書店 (本社:東京都品川区上大崎 代表取締役社長:小宮英行)は、木下昌輝氏の『秘色(ひそく)の契り 阿波宝暦明和の変 顛末譚』https://www.tokuma.jp/book/b654631.html ) を11月1日(金)に発売することをお知らせ致します。


「改革で大切なのは、人の心を変えること」
藩政改革を担ったのは、型破りな人物だった。
痛快歴史エンタテイメント長篇。

■物語の背景
江戸中期、商人の力が強くなり、多くの藩は莫大な借金があった。
徳島蜂須賀藩二五万七千石には特産物の藍があったが、三〇万両もの借金を抱えていた。
しかも、藍の流通は大阪商人ににぎられていて、藍販売の利益は薄く、藍玉の生産農家は苦しい生活を強いられていた。ついには、藍師株を手放す藍作人も出てきていた。
そんな江戸中期、宝歴3年(1753年)から、明和6年(1769年)に起こった騒動とは?
徳島県蜂須賀藩を舞台に、藩政改革に挑む若い家臣たちと、彼らとともに闘った養子から第十代藩主となった蜂須賀重喜の物語。
■あらすじ
徳島藩蜂須賀家の物頭・柏木忠兵衛は、江戸に急いだ。秋田藩主の弟・佐竹岩五郎は、第十代藩主たる人物か。首尾良く、第十代藩主となった蜂須賀重喜(岩五郎)は、儒学や囲碁、茶道、戯画などに通じていたが、政(まつりごと)には興味がないと宣言した。忠兵衛たち中堅家臣団は、家老たちの専横に抗して、藩主の直仕置(直政治)による藩政改革をめざしている。藩主を巻き込んだ改革は実現できるのか? 抗争の渦中、徳島藩を狙う大がかりな陰謀が絡んでくる…。アクション&サスペンス満載の時代長篇! 

■人物表












■著者コメント
江戸時代、こんなにややこしい殿様は他にいなかったかもしれない。
小藩から25万石の大藩に養子入りし、苛烈な藩政改革に取り組んだ。
誰にも負けぬ弁舌と知識、厳しい倹約令と公共投資の両立、当時の身分制度を破壊する新法、そして、どこにもない市を生み出そうとしたが……
蜂須賀重喜という男が愚者なのか賢者なのか、勝者なのか敗者なのか。
皆様の目で確かめてください。
 ――木下昌輝



■著者プロフィール
木下昌輝(きのした・まさき)
1974年奈良県生まれ。2012年「宇喜多の捨て嫁」で第92回オール讀物新人賞を受賞。14年、単行本『宇喜多の捨て嫁』を刊行。15年に同作で第152回直木賞候補となり、第4回歴史時代作家クラブ賞新人賞、第9回舟橋聖一文学賞、第2回高校生直木賞を受賞した。19年『天下一の軽口男』で第7回大阪ほんま本大賞、『絵金、闇を塗る』で第7回野村胡堂文学賞、20年『まむし三代記』で第9回日本歴史時代作家協会賞、第26回中山義秀文学賞受賞。近著に『愚道一休』がある。

■刊行記念トークライブ、開催決定!
『秘色の契り』刊行記念トークライブ(ミニ講談付き)
作家・木下昌輝 ×  講談師・玉田玉秀斎
日時:11月2日(土)15時開演(14時30分開場)
料金:2200円
場所:枚方T-SITE(4Fカフェスペース)
お問い合わせ:072-844-9000(枚方蔦屋書店)
気鋭の小説家と講談師が、新刊『秘色の契り』の魅力を語りつくします!

詳細はこちらへ
https://store.tsite.jp/hirakata/event/magazine/43038-1122241001.html

■書誌情報

装画/禅之助
タイトル:木下昌輝
著者:秘色(ひそく)の契り 阿波宝暦明和の変 顛末譚
定価:2200円(税込)
判型:四六判並製
ページ数:392ページ
発売:2024年11月1日(金)
ISBN:978-4-19-865905-9

【徳間書店】
https://www.tokuma.jp/book/b654631.html
【Amazon】
https://www.amazon.co.jp/dp/4198659052

【初出】
「読楽」
2023年6月号~2024年5月号に掲載された作品を加筆改稿したものです。





■著者、徳間文庫既刊紹介

装画/浦正
タイトル:金剛の塔
定価:880円(税込)
判型:文庫判
ページ数:432ページ
発売:2022年9月
ISBN:978-4-19-894774-3

【徳間書店】
https://www.tokuma.jp/book/b612709.html
【Amazon】
https://www.amazon.co.jp/dp/4198947740



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