~約1,400件の応募から過剰包装のCO2モンスター「つつみタガリーナ」が最優秀賞~
株式会社日本総合研究所(本社:東京都品川区、代表取締役社長:谷崎勝教、以下「日本総研」)は、大阪府(知事:吉村洋文)と共催し、株式会社三井住友銀行(本社:東京都千代田区、頭取CEO:福留朗裕、以下「三井住友銀行」)、ステッドラー日本株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:平野光応、以下「ステッドラー」)の協力を得て、生活者の脱炭素行動を促す啓発コンテスト「緊急!減CO2(ゲンコツ)ミッション」(以下「本コンテスト」)(注1)を実施しました。
本コンテストは、2024年7月19日から8月25日まで、大阪府内小学校等1,029校の4~6年生(支援学校小学部を含む)約21万人を対象に、暮らしの中のムダ行動で排出してしまうCO2をモンスターに見立てた「CO2モンスター」イラストを募集したものです。この度、応募総数1,437件(うち審査対象1,417件)の中から最優秀賞1件と優秀賞100件の受賞作品が決定し、小学校4年生の児童が考案した過剰包装のCO2モンスター「つつみタガリーナ」が最優秀賞に選ばれました。
■最優秀賞の受賞作品
コンテストの結果、および受賞作品については別紙および下記にてご覧いただけます。
◆減CO2ミッション コンテスト結果発表 専用ウェブサイト
https://www.greenmarketing-lab.com/genco2/CO2monster/contest_result-2024osaka.html
今後、大阪府のウェブサイトや、大阪府と日本総研が出展するイベントでも掲載・展示予定です(注2)。
■本コンテスト開催趣旨
脱炭素社会の実現には、生活者一人一人が暮らしの中の脱炭素行動を「自分ゴト」として取り組むことが欠かせません。日本総研グリーン・マーケティング・ラボ(以下「GML」)(注3)は、暮らしの中のムダ行動や改善すべき行動の気づきを得ることを狙う啓発・学習コンテンツである「CO2モンスター」を開発し、その有用性を検証してきました。
本コンテストは、日本総研、大阪府、三井住友銀行による連携協定(注4)に基づき、官民連携で府民の脱炭素行動を促す施策の第一弾として実施したものです。子どもたちが小学校等での環境やSDGsの学びをアウトプットするとともに、毎日の暮らしを見直す機会として、夏季休暇期間に相当する2024年7月19日から8月25日までの約1か月間、大阪府内小学校等の4~6年生(支援学校小学部を含む)約21万人を対象に「CO2モンスター」イラストを募集しました。
■審査および応募概況
大阪府とGMLが、「モンスターのデザイン性」 「CO2発生源の着眼点」 「減CO2行動の啓発訴求力」の観点から以下の評価項目に沿って厳正な審査を行い、応募総数1,437件(うち審査対象1,417件)の中から最優秀賞1件、優秀賞100件を決定しました。また、三井住友銀行とステッドラーは、これらの受賞作品に対して総評を行いました。
■審査員および協力企業からのコメント
◇大阪府 環境農林水産部 環境政策監 土屋俊平
電化製品やガスコンロのつけっぱなし、水の出しっぱなし、紙の無駄遣い、ごみを分別しない、食品ロスを発生させる、自動車のアイドリングなど、私たちのCO2排出に繋がる数多くの行動が、子どもたちの多様な視点でユニークなモンスターとして描かれています。
特に最優秀賞・優秀賞に選定された作品は、過剰包装・ペットボトル3分別といった着眼点やモンスターのデザインの独自性・魅力度が高く、くらしの中での身近なCO2排出をわかりやすく伝えてくれています。
各作品をぜひご覧いただき、皆様の生活における行動を振り返るきっかけにしていただけることを期待しています。
◇日本総研 取締役専務執行役員 木下輝彦
総じて応募者の日常生活が思い浮かぶほど「じぶんごと」として捉えていただいていることに感動しました。また、モンスター名・キャラクターもオリジナリティにあふれており、応募者の皆さんがたの頭の柔らかさと、センスのよさをとても強く感じました。順位を分けたのは「表現の丁寧さ」とその裏にある「このコンテスト=地球環境保護に対する思い入れの強さ」だと感じました。今後も皆さんの地球を温暖化から守り、気候変動対策として、日頃の何気ないCO2削減に取り組みましょう。
◇三井住友フィナンシャルグループ 執行役員 グループ チーフ・サステナビリティ・オフィサー 高梨雅之
まずは1,400件を超える応募をいただいたことに感謝します。ネーミングやデザイン、特徴など細部に至るまでよく考え抜かれており、楽しみながらも真剣に取り組まれた様子が伝わってくる力作ぞろいです。みなさんが描いてくれたモンスターが実際に家の中に現れたら、多くの方が、日々の暮らしのムダな行動を変えていかねばならないと強く思うことでしょう。気づきや行動を促す力を持つ良い作品ばかりです。
SMBCグループとしても、応募してくれた子どもたちの未来の地球環境を守るため、引き続き活動してまいります。
◇ステッドラー 代表取締役社長 平野光応
皆さんの作品を見て、絵を描くことへの情熱や楽しさがひしひしと伝わってきました。またクスっと笑えるキャラクターのネーミングや、キャラクターの中にエコというテーマをしっかり入れ込み、なるほど!と思わせるような気付きを与えてくれるセンスに大変驚かされました。
これからも自分の感じたこと、考えたことを自由に表現しつつ、描くことを楽しみにしながら豊かな世界を作っていってください。
◇日本総研 グリーン・マーケティング・ラボ
まずは1,437件におよぶ多くの方が応募くださったこと、夏休みという楽しい時間にCO2モンスターを描くことに費やしてくれたお子さんたちに感謝します。また、作品をこしらえる中で保護者の皆さまや先生方とも少なからず会話があったものと想像します。子どもたちの制作をサポートくださり、御礼申し上げます。
GMLでは、これまでたくさんのCO2モンスターを見てきましたが、買い物・包装紙をテーマ・切り口にしたものは今回の最優秀賞に輝いた作品が初めてです。イラストも暮らしの中のムダ行動を色々探した努力が想像できるものです。また、とても愛らしく、モンスターだけど憎めません。「もったいないとは思うけど、ついついやってしまう、やめられないな」という生活者の心理もうまく表現できているように思います。
最優秀作品以外の優秀作品も同様、イラストやネーミング、特徴など随所に工夫が施されており、これを見るだけで日常のムダ行動を反省するきっかけになります。
今回、子どもたちが描いてくれたCO2モンスターを通じて、多くの方が暮らしの中で減CO2(ゲンコツ)行動を起こしてくれることを期待しています。
(注1)「大阪府内小学校等において、脱炭素行動を促す啓発コンテストを実施~学習支援を通じて『みんなで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト』を推進~」(2024年7月12日発表)
https://www.jri.co.jp/company/release/2024/0712-2/
(注2)最優秀賞および優秀賞受賞作品の掲載・展示先
〇大阪府 減CO2ミッション専用ウェブサイト
https://www.pref.osaka.lg.jp/o120020/eneseisaku/cfp/co2monster.html
〇2024年11月3日(土)「SDGs× ECO FESTIVAL」(アリオ八尾:大阪府八尾市光町2-3)
〇2024年11月9日(土)、10日(日)「おおさかもん祭り」(天王寺公園エントランスエリア「てんしば」:大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1)
詳細は、下記専用ウェブサイトをご確認ください。
https://www.greenmarketing-lab.com/genco2/event/20241101.html
(注3)日本総研 グリーン・マーケティング・ラボは、脱炭素社会の実現に向けて、生活者の脱炭素への意識・行動変容を促す活動を推進しています。企業と生活者がともにカーボンニュートラルという難問の解決に向けて取り組む協創型実証実験「みんなで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト」を展開し、脱炭素に「触れる」「学ぶ」「取り組む」機会の提供を通じた普及・啓発活動を行っています。
◆「みんなで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト」
https://www.greenmarketing-lab.com/genco2/
(注4)「『みんなで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト』による府民の脱炭素行動変容に関する連携協定締結について」(2024年3月27日発表)
https://www.jri.co.jp/company/release/2024/0327/
以上
■本件に関するお問い合わせ先
【報道関係者様】広報部 金井 電話:080-3437-9449
【一般のお客様】創発戦略センター 佐々木 電話:090-1053-4670
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