持続可能な観光地であることの国際認証制度である「Green Destinations awardグリーン・ディスティネーションズ・アワード」において、高山市が中部地区で初となる「シルバーアワード」を受賞し、令和6年10月17日(木)に飛騨・高山観光コンベンション協会と市が記者会見を行いました。
この度、持続可能な観光の国際的な認証機関である「グリーン・デスティネーションズ(GD)」が実施するグリーン・デスティネーションズ・アワード(表彰・認証制度)において、高山市が中部地区で初となる「シルバーアワード」を受賞し、令和6年10月17日(木)に、アワードの申請者である飛騨・高山観光コンベンション協会と高山市が共同で記者会見を行い、受賞を報告しました。
GDアワードは、申請する観光地がGSTC(グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会)の承認を受けたGD基準に基づいて審査され、スコアに応じてブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナの各賞、そして最終的にサーティファイド(GSTC認証)を受ける制度です。これまでに国内でアワードを受賞した地域は、岩手県釜石市(ゴールド)と北海道ニセコ町(シルバー)で、今年度、新たに高山市、愛媛県大洲市、香川県小豆島の3地域がシルバーを受賞しました。
毎年開催されるストーリーコンペティションである「ストーリーTop 100」に、 2020年に白川村が、また2022年には下呂市も選定されるなど、周辺観光地が世界水準の持続可能な観光地として選定される中、高山市は、堀泰則会長のもと飛騨・高山観光コンベンション協会と協力し、事前の書類審査や現地審査などのアワード受賞に向けた取り組みを進めてきました。
「観光地マネジメント」「自然と景観」「環境と気候」「文化と伝統」「社会福祉」「ビジネスとコミュニケーション」の6テーマ、84項目の基準で書面審査及び現地審査(令和6年9月9日~10日)が実施された結果、高山市は、「環境と気候」「文化と伝統」「社会福祉」「ビジネスとコミュニケーション」分野における取り組みが高く評価され、シルバー認定の基準である70%を超える75%について一定の基準を満たしたことから、シルバーアワードの受賞となりました。
記者会見では、堀会長からは、「サステナブルとは観光客が訪れるだけでなく市民が住みやすい町であることの証明であり、今回の受賞はこれまでの民間事業者や市民、官民一体となった取組みが評価された。持続可能なまちづくりに向けた指針として2年後の認証に向けて改善したい。」と、また、田中明高山市長からは、「これまでの長年に亘る先人の努力や民間事業者、市民の皆さまの取り組みが受賞という形となり喜ばしい。今後も持続可能な観光地づくりへの取組みを進めていきたい。」との話がありました。
今回の受賞によって、高山市が持続可能な観光地として国際的な第三者機関から高い評価を受けたことになり、世界的に関心が高まっているサステナブルツーリズムに取り組む地域として、国際的なブランド力向上や地域住民の誇りと意識向上などにつながることが期待されます。
グリーン・デスティネーションズ・アワード(世界の持続可能な観光地アワード) について
国際公式認証機関であるグリーン・デスティネーションズ(GD)は、持続可能な観光の国際認証団体のひとつで、オランダに拠点を置くNPO団体で、グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会(GSTC)による認定を受けている組織です。持続可能な観光の国際基準を取り入れ、より良い地域づくりに努力している地域を毎年評価しているものです。エントリーには、持続可能な観光に関する 84 項目にわたる国際基準のうち、景観保全や文化財の保護、エネルギー消費量の削減など、全項目の60%以上取得でブロンズアワード、70%以上取得でシルバーアワード、80%以上取得でゴールドアワード、90%以上取得でプラチナアワード、100%でグリーン・デスティネーションズの認証が得られます。(有効期間2年間)
持続可能な観光(サステナブルツーリズム)とは
国連世界観光機構(UN Tourism)では、“旅行者、観光関連産業、自然環境、地域社会の需要を満たしつつ、経済面・社会面・環境面の影響も十分考慮に入れた観光”と定義しています。
【本件に関する問い合わせ】
高山市役所観光課
住所:〒506-8555 岐阜県高山市花岡町2丁目18番地
電話:0577-35-3346
FAX:0577-35-3167
メールアドレス:osd@city.takayama.lg.jp
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