~位置情報データ解析による、観光における地域共創・社会課題解決への提言を考える~


                     <位置情報データ解析のイメージ>


国立大学法人一橋大学(東京都国立市、学長 中野 聡、以下 一橋大学)は、KDDI株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 CEO 高橋 誠、以下KDDI)、株式会社ARISE analytics(東京都渋谷区、代表取締役社長 坂本 崇、以下ARISE)と共に、2025年4月からソーシャル・データサイエンス学部で「PBL(Project-Based Learning)演習(注)」を実施します。KDDIとARISEが一橋大学に講師を派遣し、KDDIが保有する位置情報とARISEの持つアナリティクス技術を生かした観光における地域共創・社会課題解決に向けた実践的な演習を、全13回にわたり実施する予定です。

位置情報データはスマホのGPSや携帯電話の基地局などから取得し集積したデータで、特定地域における人の位置や動きといった「人流」をスピーディーかつ正確に把握できます。さらに、性別や年代などの属性を組み合わせることで、民間企業のマーケティング活用だけでなく、自治体などでの緊急・災害時の動態調査や、観光・交通の施策立案など社会課題解決における活用が期待されています。そのため、これらのデータを適切に分析し、課題解決までつなげられる人材が求められています。

一橋大学、KDDI、ARISEの3者は、2023年4月に一橋大学に新設されたソーシャル・データサイエンス学部における社会課題解決に貢献するデータサイエンス人材の育成・輩出で連携・協力し、地域共創・社会課題解決に貢献していきます。

■背景
一橋大学において、ソーシャル・データサイエンス学部の開設に際し、企業・官庁へのPBL演習担当の募集が行われ、位置情報データの分析・活用に強みを持つKDDIとARISEが応募しました。KDDIとARISEは、両社のアセットを生かした社会貢献活動の一環として、社会課題解決に導くデータサイエンス人材の育成・輩出を目指し、連携・協力しています。

■KDDIとARISEが実施するPBL演習内容

■主な役割


■一橋大学 ソーシャル・データサイエンス学部・研究科について
社会科学とデータサイエンスの「融合」による現代社会の課題解決が可能な人材を養成するため、2023年度に新設されました。「ビジネス」「社会課題」「データサイエンス」という3種類の領域を、すべて体系的に修得するカリキュラムが設定されています。その中で、KDDIとARISEは位置情報を活用した地域共創・社会課題解決に向けた実践力を身に付けるPBL演習を実施する予定です。
詳細は大学のウェブサイトをご覧ください。

一橋大学 ソーシャル・データサイエンス学部・研究科 ウェブサイト
https://www.sds.hit-u.ac.jp/

■一橋大学の概要
(1)名称:国立大学法人 一橋大学
(2)メインキャンパス所在地:東京都国立市中2-1
(3)代表者:学長 中野 聡
(4)ウェブサイト:https://www.hit-u.ac.jp/

■KDDIの概要
(1)商号:KDDI株式会社
(2)事業内容:電気通信事業
(3)設立年月:1984年6月
(4)本店所在地:東京都新宿区西新宿2丁目3番2号
(5)代表者:代表取締役社長 CEO 高橋 誠
(6)ウェブサイト:https://www.kddi.com

■ARISE analyticsの概要
(1)商号:株式会社ARISE analytics
(2)事業内容:データ分析、アルゴリズム開発、データ基盤構築などアナリティクスサービスの提供
(3)設立年月:2017年2月
(4)本店所在地:東京都渋谷区渋谷2-21-1
(5)代表者:代表取締役社長 坂本 崇
(6)ウェブサイト:https://www.ariseanalytics.com/

(注)PBL(Project-Based Learning)演習:現実社会における複雑な問題の発見・解決・検証を、一連のプロジェクトとして実施する能力を養う教育法。
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