株式会社ジェイアール東日本企画(本社:東京都渋谷区/代表取締役社長:赤石良治)は、港区及び、港区立青山中学校のご協力のもと、準天頂衛星システム「みちびき」※¹からの災危通報(災害・危機管理通報サービス) ※²に対応したデジタルサイネージ機器「Signadia(シグナディア)」を試験導入させていただいたことをお知らせします。
「Signadia(シグナディア)」はジェイアール東日本企画の登録商標です。「実用新案登録第3240922号」
※1…準天頂衛星システム「みちびき」は、内閣府宇宙開発戦略推進事務局が開発・整備・運用する、準天頂軌道の衛星を主体に構成されている日本の衛星測位システムのこと。(英表記:Quasi-Zenith Satellite System 略称:QZSS)
※2…災害・危機管理通報サービス「災危通報」は、気象庁が発信する地震や津波などの災害情報をみちびきから送信するサービス。
港区立青山中学校設置状況
平常時の活用イメージ
災危通報受信時の画面イメージ
■背景・経緯
〇当社はJR東日本グループの一員として、グループ理念のもと地域の安全を第一に考え、これまで培ってきた知見とノウハウを活かして社会的意義のあるデジタルサイネージ事業を推進しております。
〇近年、地震や台風などの自然災害が頻発し、一時的な通信断による情報取得の困難な状況が懸念されています。
このような状況において、みちびきからの災危通報はL1S信号を使用して送信され、地上の通信インフラが途絶しても情報を受信することが可能です。「Signadia(シグナディア)」はこの受信機能を備え、非常時の災害情報や安全案内の表示に加え、平常時も学校の掲示板として、案内やお知らせ、学校や地域の魅力発信など様々な活用が可能なものです。
〇この度、港区及び港区立青山中学校のご協力のもと、地域の安全性の向上や地域の教育機関が抱える情報提供の課題に対し試験導入としてご協力させていただくに至ったものです。
〇今後、試験導入を通じて得られたご意見を基にさらなる改善を図り、地域や学校がより安全で、必要な情報が迅速に伝わる環境を目指してまいります。また、他の学校や地域への展開も視野に入れ「Signadia(シグナディア)」の特長を活かした防災サイネージの構築を目指します。
■内容
1.学校への試験導入
〇内 容:港区立青山中学校へのデジタルサイネージの導入
〇目 的:平常時における学校での掲示板としての利用、情報提供の利便性の検証災害時に避難場所となる学校での案内ツールとしての検証
〇実施期間:2024年11月~(終了時期は未定)
〇場 所:港区立青山中学校(港区北青山一丁目1番9号)正面玄関
2.「令和6年度 港区総合防災訓練(赤坂会場)」での展示
〇内 容:防災訓練における会場入り口付近でのデジタルサイネージによる案内表示
試験配信による災危通報のデモンストレーション
〇目 的:デジタルサイネージよる案内誘導
みちびき経由で配信された試験データによる災危通報を表示できるシステムのメリット訴求
〇実施日時:2024年11月3日(日・祝)9:30~11:30
〇場 所:港区立青山中学校(港区北青山一丁目1番9号)正門付近
■Signadia(シグナディア)概要
〇「簡単・スピーディー」をコンセプトに開発したデジタルサイネージの配信管理システムです。
〇みちびきから発信された地震や津波などの災害情報をダイレクトに受信し、ディスプレイに静止画やテロップで情報を表示させる機能が搭載されております。
〇みちびき対応製品として2020年より内閣府宇宙開発戦略推進事務局のみちびきのサイトに掲載されております。
https://qzss.go.jp/usage/products/jrmedia_200604.html
■本件に関するお問い合わせ先
株式会社ジェイアール東日本企画 メディアソリューション本部 デジタルサイネージ事業局
Signadia問い合わせ窓口(メール専用)signadia_support@jeki.co.jp
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