入間市の広報誌で連載中のコラム「未来へのリレー」。未来を見据え、地域で活動する方々を紹介しています。今回は2023年5月号~7月号の内容をピックアップし、注目を集めたプロジェクトや活動をお届け。




地域の未来を切り拓くヒト・企業をクローズアップ
「未来へのリレー」は、単なる紹介にとどまらず、地域と未来をつなぐ重要な存在として、市内で活動するヒトや企業の姿を鮮やかに描いています。
入間市の広報誌『広報いるま』で連載しているほか、入間市公式Youtubeチャンネルでインタビュー動画を公開中です。ぜひ、ご覧ください。
2023年5月号

齋藤勝久さん
元気が出るふじさわ未来ネット 代表 齋藤 勝久 さんプロフィール
藤沢小学校、藤沢中学校出身。2013年に自治会の役員を務めたことがきっかけで、地域に関わり始める。2019年1月に「元気が出るふじさわ未来ネット」を設立。世代や職種を超えた、住民同士がつながり支え合える地域づくりを模索している。



 「元気が出るふじさわ未来ネット」は、藤沢地区の11団体が連携し、「地域の問題は地域で考え地域で解決」をテーマに、未来に向けて楽しく活動する自発的な有志のネットワークです。
 今年4月、新たに「未来の子ども達への夢プロジェクト」を始めました。すでに藤沢地区の中高生には未来ネット主催のイベントなどで地域に関わってもらっていますが、このプロジェクトは子どもたちがメイン。藤沢中・上藤沢中・日々輝学園高の生徒が、SDGs(主に環境問題)について考え、地域で実践可能な取り組みを提案するのです。未来ネットと入間市エコ・クリーン政策課がサポートしながら、1年間かけて実施します。2050年までに持続可能な入間市を子どもたちにプレゼントしたい、プロジェクトにはそんな大きな夢があります。
 私たちが目指しているのは、子どもから高齢者までが一緒になって楽しめる地域づくり。顔見知りを増やし、声を掛け合い、助け合える環境ができたら地域がもっと明るく楽しくなります。
 藤沢地区では、桜まつりや夏まつり、ハロウィンなどのイベントを通して交流を深めています。イベントやプロジェクトには、多くのみなさんの協力が必要です。手伝っていただける人がいると助かります。一緒に楽しい地域づくりに参加しませんか?



2023年6月号

村野こころさん
若者が創る夢の場所「AIKURU FREEBASE」 代表 村野 こころ さんプロフィール(2023年6月時点の内容)
野田中学校では生徒会長を務め、率先して大地震被災地への募金を呼びかけ、全校生徒を動かした。2021年に市内に中高生がつながり支え合える居場所「AIKURU FREEBASE」を設立。この夏、アメリカの大学に進学し、芸術を学ぶ予定。



 母親の影響で、幼い頃からさまざまなボランティアや地域活動に参加してきました。そんな中で感じたのは、入間には若者の居場所が少ないこと。小さい子は公園などで遊んだりしますが、中高生が放課後に気兼ねなく行ける場所はあまりありません。若者のみんなにとって、ほっとできる場所を作りたいと思い、2021年に豊岡地区で「AIKURU FREEBASE」を始めました。家でも学校でもない第3の居場所。みんなが輝ける場所です。対象は中高生以上の若者で、現在のメンバーは20人ほど。毎週金曜日に集まって、自由に過ごしています。
 いまチャレンジしているのは、中高生メンバーの夢実現です。きっかけは「夏休みに宿泊体験をしてみたい」という彼らのひとこと。やりたいと思ったことを実現させよう!と動き出しました。中高生たちが主体になってゼロから計画を立てて、予算や宿泊先なども検討中です。行先は山梨県に決まりました。現在、資金集めに苦戦しています。彼らの夢への一歩を後押しするためにも、どうかご協力をお願いします。
 入間市の子どもたちが中高生時代にみんな安心して過ごすことができたら、きっと良い未来になっていくと思います。中高生や若者を応援できる場所がこれからもっと増えてほしいです。


2023年7月号

的場龍太郎さん
狭山茶の可能性を追求する「狭山茶製造販売 的場園」 四代目 的場 龍太郎 さんプロフィール
金子地区の的場園4代目。結婚を機に婿に入り就農。すぐにお茶の魅力にのめり込み、お茶の魅力を多くの人に伝える活動を開始。また「食べるお茶」や「グリーンティージェノベーゼ」などを開発し、日本茶の新たな可能性を開拓している。【狭山茶製造販売 的場園】入間市南峯68 ☎2936-0615 営業時間:9時~18時 定休日:年中無休



 妻の実家がお茶屋さんで、結婚を機にお茶づくりの仲間に入れてもらいました。その伝統に触れて感じたのは、今まで全く知らなかった素晴らしさや面白さです。自分自身が変わっていく感覚を体感しました。同じようにお茶に触れてこなかった若い世代や外国人に、その感動を知ってもらいたいとお茶の文化を紹介する活動を始めました。お茶は食べることもできます。茶の実油に茶葉とニンニクを合わせた「グリーンティージェノベーゼ」を作ってみたり、インドからの留学生と一緒にインドの香辛料と日本茶を組み合わせてスパイスティーを作ってみたり。狭山茶を多くの方に知ってもらうために新商品も積極的に開発しています。
 若い方は面白いことに敏感です。新商品をきっかけに日本茶の文化や伝統に興味を持ってくれると、「やった」という気持ちになります。狭山茶は素晴らしい伝統をたくさんの人が努力して守ってきてくれたもの。その伝統を次の世代にバトンタッチしていかなければと思っています。未来の入間市が笑顔であふれ、その笑顔の中心にコミュニケーションツールとして「お茶」があるという光景を期待して、一生懸命、美味しいお茶を作り続け、これからも日本茶の可能性を追求していきます。


未来へのバトンをつなぐ―あなたもその一員に
これらの活動は、次世代への希望を託すバトンそのもの。入間市は、市民とともに未来を築いていくため、これからも様々なプロジェクトを支援し続けます。あなたも「未来へのリレー」に参加して、地域の未来を一緒に作りませんか?

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入間のパーパス
ー 心豊かでいられる、「未来の原風景」を創造し伝承する。 ー
この言葉は、100年後の未来を生きる人たちからも、入間らしい素晴らしいまちだと感じてもらえるような、心豊かで幸せなまちをみんなで共に創っていこうという「かけ声」です。
社会情勢が目まぐるしく変化していく現代社会において、従来の縦割り組織や計画等では対応しきれない場面も出てきています。
これに柔軟に対応し、心豊かでいられる社会を入間市発信で創っていくために、新たな切り口からまちづくりに取り組んでいます。

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いるま未来共創ラボ:https://www.city.iruma.saitama.jp/soshiki/1/9869.html

基本情報
■ 入間市役所
所在地:埼玉県入間市豊岡一丁目16番1号
電話:04-2964-1111(代表)

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