36万部突破『百年の孤独』に続く文庫化は、筒井康隆氏をして、「読むべきである。読まねばならぬ。読みなさい。読め。」と言わしめた長編第二作
株式会社新潮社は2025年2月28日、ガルシア=マルケスの長編小説第二作『族長の秋』を新潮文庫として刊行します。同じく新潮文庫から今年7月に刊行された『百年の孤独』は、刊行4か月で36万部を突破。海外文学として異例の売行きが話題となりました。
『族長の秋』(原題El otoño del patriarca)は1967年の『百年の孤独』刊行から8年後の1975年に発表された作品。初の長編『百年の孤独』が国境を越えたベストセラーとなり、世界中から一挙手一投足まで注目を浴びることになってしまったガルシア=マルケスが、苦悩の果てに発表しました。
幼年時代に独裁者の奇妙な評伝を憑りつかれたように貪り読んだという著者が、『百年の孤独』の「アウレリャノ・ブエンディア大佐のその後を描いた」とも、「自ら自身の写し鏡として描いた」とも語る怪物的傑作です。
また、『百年の孤独』の文庫化に際し新たに書き下ろされた解説において、筒井康隆氏が「おれのお気に入り」として『族長の秋』を強く推薦していたことも話題になりました。
「百年の孤独」を読まれたかたは引き続きこの「族長の秋」もお読みいただきたいものである。いや。読むべきである。読まねばならぬ。読みなさい。読め。
■ 書籍データ
【タイトル】族長の秋
【著者名】ガブリエル・ガルシア=マルケス
【訳者】鼓直
【発売日】2025年2月28日
【判型】文庫判
【定価】1,100円(税込)
【ISBN】978-4-10-205213-6
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/205213/
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