~クラダシ、物価高による消費行動の変化やフードロス削減の意識調査を実施~




ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」を運営する株式会社クラダシ(本社:東京都品川区、代表取締役社長CEO:河村晃平、以下「クラダシ」)は、「Kuradashi」利用者を対象に、「物価高による消費行動の変化やフードロス削減の意識調査」を実施いたしましたのでお知らせいたします。

【意識調査サマリ】
・今年も食品の値上げが「家計に影響している方」やそれを受けて「よりお得に食品を購入したいと思うようになった方」は昨年調査に引き続き多数を占めている。
・訳あり品や規格外の商品について、92.4%の回答者が「味や品質に問題がなければ気にしない」と回答。また、72.4%が「賞味期限が短くても気にしない」と回答しており、フードロス削減の意識向上や節約思考により、消費者の商品に対する寛容度が上がっていることが伺える。
・過去1年間で家庭でのフードロス量が「減った」と回答した人(42.2%)のうち、その理由として「フードロス削減への意識」(47.9%)が「節約」(43.%)を上回り、環境への配慮も消費行動の重要な判断基準になっている。
・外食時にも「食べ切れる量だけ注文する」、「残さないように食べ切る」と回答した方が合計95%で、飲食店での「持ち帰りBOX」については、8割が「利用したい」と回答しており、外食における消費者のフードロスへの意識は高い。一方で、持ち帰りBOXはまだ普及しておらず、持ち帰りBOX導入店舗数が拡大することによって、より外食産業でのロス削減が見込まれる。

■意識調査実施の背景
クラダシは、ミッションを「ソーシャルグッドカンパニーでありつづける」、ビジョンを「日本で最もフードロスを削減する会社」と掲げ、持続的に社会課題の解決に取り組むビジネスを展開しています。フードロス削減を目指し、賞味期限が切迫した食品や季節商品、パッケージの汚れやキズ・自然災害による被害などが要因で、消費可能でありながら通常の流通ルートでの販売が困難な商品を買い取り、ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」で販売しています。また、その売り上げの一部でさまざまな社会貢献活動を支援しています。

令和4年度の食品ロス量推計値は、472万(※2)トンとなり、前年度より51万トン減少しました。このうち家庭から発生する家庭系食品ロス量は236万トンとなり、前年度より8万トン減少となりました。フードロス削減やSDGsへの取り組みに関心がある方が増えている結果の表れと言えます。
一方、消費者を取り巻く環境として、2024年も食品の値上げラッシュが続き、10 月には今年最大の食品値上げ 2911品目が値上げ(※1)となりました。

クラダシは、物価高や食品の値上げなどの消費環境が、フードロス削減への意識やSDGsへの取り組み、さらに消費行動にどのように影響しているかを知ることで、今後の情報発信やサービス展開に役立てていきたいという目的から意識調査を実施し、利用者2,010名から回答が得られました。

※出典:令和4年度食品ロス量(令和4年度推計値)
※出典:帝国データバンク定期調査:「食品主要 195 社」価格改定動向調査―2024 年10月


当社は引き続き、これらの調査結果をもとに、より効果的なフードロス削減の施策を展開してまいります。

■アンケート回答者の属性
【年齢】
19歳以下:0%|20歳~29歳:0.8%|30歳~39歳:5.8%|40歳~49歳:22%|50歳~59歳:38.1%|60歳~69歳:23.7%|70歳以上:9.5%|その他:0%
【性別】
男性:33%|女性:66%|その他:1%
【居住地】
北海道:3%|東北:5.5%|関東:46.4%|中部:14.1%|近畿:18.3%|中国:4.2%|四国:1.5%|九州・沖縄:7%|その他:0%
【世帯人数】
6人以上:1.6%|5人:5.5%|4人:14%|3人:21.4%|2人:36.2%|1人:21.3%


■調査結果
1.昨今の食品の値上げを受けて、よりお得に食品を購入したいと思うようになりましたか。当てはまるものを1つお選びください。(n=2,010/SA)
「とても思う」と回答された方が最も多く70.9%となり、「まあ思う」と回答された方は25.8%でした。約95%以上の方がお得にできるだけ食品を購入したいと考えており家計への影響を感じているという結果でした。




2.昨今の食品の値上げを受けて、お買い物する際にどのような変化が現れましたか。当てはまるものを1つお選びください。(n=2,010/SA)
「よりお得に購入する方法や場所で商品を購入するようになった」という方が全体の44.1%となり、次いで「明らかに値段が高騰した食材を購入する頻度を減らした」が20.1%となりました。お買い物する場所、頻度を工夫している方が多いことが読み取れます。




3.昨今の食品の値上げを受けて、あなたの食生活はどのように変化しましたか。当てはまるものすべてをお選びください。(n=3,484/MA)
「節約できる食材を使った料理を作る頻度が増えた」が最も多く48.1%となりました。次いで「外食する頻度が減った」が32.9%、「安い総菜や冷凍食品を利用する頻度が増えた」が32.0%となり、日々節約を意識して料理を作るほかに、外食なども控えるなど、食品の値上げを受けて、食生活のコストを抑える工夫を各家庭されていることが読み取れます。




4-1.食品の中で特に値上げされていると感じるものは何ですか。特に当てはまるものを「3つまで」お選びください。(n=6,033/MA)
「野菜・果物」と回答した方が63.2%、「米・雑穀」と回答した方が59.7%となりました。
生鮮食品の値上げは、資材費や輸送費、人件費などとともに、輸入に頼る肥料や飼料、農薬の価格も高くなっていることが要因となっており、消費者がその影響を感じていることが読み取れます。




4-2.値上げされたことが理由となって購入を控えるようになった食品はありますか。当てはまるものをすべてお選びください。(n=3,543/MA)
「購入を控えるようになったものはない」と回答した方が28.7%、次いで「野菜・果物」と回答した方が27.2%でした。日々の食生活で必要なものは購入を控えない方も多い一方で、4-1の設問の回答で、約63%の方が値上げしたと感じている「野菜・果物」のような明らかに値上げした食材は、購入を控えている方もいるということが読み取れます。




5.物価高などが理由となり、節約しているものなど当てはまるものをすべてをお選びください。
(n=4,437/MA)
「価格が安いものをとにかく探して購入するようになった」と回答した方が46.1%、「値上げしたものは以前より購入頻度を減らした」と回答した方が45.8%で、回答者全体の約92%が、高いものは購入を控えたり、より安く購入できる工夫をするなど、節約されていることが読み取れ、昨年に引き続き値上げによる家計への影響が多くの方の消費意識に変化を与えていることが読み取れます。




6.値上げとともに、規格外品や訳あり品、未利用魚などが注目されています。これらの購入についてあなたの考えにあてはまるものをすべてお選びください。(n=6,567/MA)
「味や品質に問題なければ形など気にしない」方が92.4%と最も多く、次いで「賞味期限が短くても気にしない」と回答した方が72 .4%となりました。賞味期限内でかつ品質などに問題がないのであれば、賞味期限が短かかったり訳あり品であっても、お得に商品を購入したいと多くの方が考えていることが読み取れます。




7-1. 1年前にくらべて家庭でのフードロスの量はどのように変化していますか。当てはまるものを1つお選びください。(n=2,010/SA)
「昨年と変わらない」と回答した方が最も多く45.4%。次いで「昨年より減った」という回答が42.2%でした。全体としては家庭系フードロスも削減の方向に向かっていることが読み取れます。





7-2.「フードロス量が減った」と回答された方に質問です。どちらをより強く意識した結果、フードロスが削減されましたか。(n=850/SA)
「フードロスの削減」が47.9%、次いで「節約」という回答が43.4%でした。節約よりフードロス削減を意識している方が多いという結果になりました。





8.家庭で気を付けているフードロス削減について、当てはまるものをすべて教えてください。
(n=4,465/MA)
「必要なもの以外買い物をしない」が59.0%と最も多く、次いで「食べ残さない」と回答した方が
54.2%となりました。日頃からフードロス削減を意識しながら、買い物や食事を楽しんでいることが読み取れます。




9.飲食店で食べ残しをしないために気を付けていることはありますか?当てはまるものを1つお選びください。(n=2,010/SA)
「食べ切れる量だけ注文する」と回答した方が74.4%と最も多く、次いで「残さないように食べ切る」と回答した方が20.9%となりました。外食をする際にも約95%の方が注文をコントロールしたり食べ切るなどフードロスを意識されている方が多いことが読み取れます。





10.飲食店での食べ残しを減らすために、お店に持ち帰り用のBOXが用意されていたらあなたは使いたいと思いますか?当てはまるものを1つお選びください。(n=2,010/SA)
「無料であれば使いたい」と回答した方が52.0%と最も多く、次いで「有料でも使いたい」と回答した方が28.8%となりました。外食産業のフードロス削減のために飲食店での食べ残しを減らす取り組みを環境省が推奨している中、食中毒のリスク等で持ち帰りなどが可能な店舗はまだ少ないという現状があります。しかし持ち帰り用のBOXがあれば、食べ残しをせず約80%以上の方が持ち帰るという意思があることが読み取れます。




■調査概要 (有効回答:2,010名)
調査名:「物価高による消費行動の変化やフードロス削減の意識調査」に関するアンケート
調査目的:昨今の食品の値上げが「Kuradashi」利用者のライフスタイルにどのように影響している
     のかを知り、今後の情報発信やサービス改善に役立てる
調査方法:インターネット調査
調査期間:2024年10月14日(月)~2024年10月23日(水)
※百分率(%)は小数点第二位で四捨五入し、小数点第一位までを算出しています。
※百分率の合計値が100%とならない場合があります。



■楽しいお買い物で、みんなトクするソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」とは
Kuradashiは、フードロス削減を目指すショッピングサイトです。まだ食べられるにも関わらず捨てられてしまう可能性のある商品などをお得な価格で販売し、売上の一部を環境保護・災害支援などに取り組む様々な団体に寄付することで、SDGs17の項目を横断して支援しています。
いろいろな掘り出し物が見つかる、楽しくてお得なお買い物が社会の徳に繋がる、そんなソーシャルグッドマーケットです。
URL:https://www.kuradashi.jp/


■株式会社クラダシについて
代表者氏名:河村晃平
設立:2014年7月
本社所在地:〒141-0021 東京都品川区上大崎3丁目2-1 目黒センタービル 5F
URL:https://corp.kuradashi.jp/

【サービス紹介】
・ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」:https://www.kuradashi.jp/
・クラダシが自社で運営する「クラダシ基金」:https://www.kuradashi.jp/fund
・冷凍宅配弁当「Dr.つるかめキッチン」:https://tsurukame-kitchen.com/

【店舗一覧】
・Kuradashi店舗一覧:https://kuradashi.jp/pages/stores

【クラダシのサステナビリティ】
・サステナビリティサイト:https://corp.kuradashi.jp/sustainability/
・サステナビリティレポート:https://speakerdeck.com/kuradashi/sustainability-report

【2024年6月末時点の主な累計実績】
・フードロス削減量:23,993トン ・経済効果:116億7,364万円
・CO2削減量 :63,606t-CO2    ・支援総額:144,184,220円
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「Kuradashi」、「ソーシャルグッドマーケット」、「1.5次流通」、「もったいないを価値へ」は株式会社クラダシの登録商標です。










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