~活用事例紹介「ibisPaintで広がる世界」 Vol.2~

モバイルペイントアプリ「ibisPaint(アイビスペイント)」を開発・運営する株式会社アイビス(東証グロース、証券コード:9343、代表取締役社長:神谷 栄治)では、「アイビスペイントで広がる世界」と題した不定期連載を始めます。世界200を超える国と地域にユーザをもつibisPaintが、どのようなシーンで活用され、クリエイティブが生まれているのかご紹介いたします。

アーティスト 高井俊介 氏
今回は絵を描くことを通じて自身の心を癒し、社会とのつながりを深めているアーティスト高井俊介さんにお話を伺いました。彼は26歳で絵を描き始め、独学で自身の作風を確立させ、現在までに複数のアートコンペティションに入選。手描きとデジタルアートの両方を使いわけながら作品を作られています。絵を描くことで自身と向き合い、セルフケアを行う高井さんのご経験からお話しいただきました。



- 心を癒すセルフケアとして始めた「絵を描くこと」

高井さんが絵を描き始めたのは26歳の時、今から4年前のことです。きっかけは、精神疾患を抱えていたことにあります。「心を癒すために何かできないかと模索している中で、絵を描くことに出会ったんです」と彼は語ります。精神的な病に苦しむ日々の中で、彼は少しでも自分を癒す手段を探し、絵を描くことにたどり着いたと言います。

■ミラクルをもたらした最初の作品
最初に手にした画材は透明水彩絵の具で、ハガキくらいのサイズの紙に思うままに線を描き、色を乗せたことから始まったそうです。そこから自分の体調と向き合いつつ、1枚の絵を時間をかけて描いてみようと思ったことで、F4号の作品を生み出しました。これが丹波アートコンペティションに入選し、現在まで制作を続けている「ミラクルリーフ」シリーズの最初の作品となった1枚です。モチーフは実家にある萩の木の葉を表していて、タイトルの「ミラクル」には、「なにかミラクルを起こしてほしい」という気持ちを込めたとのことで、「まさかそれがコンペで入選するという、本当にミラクルを起こしてくれた作品です」と嬉しそうに話されていたのが印象的でした。「入選をきっかけに少しずつ自信を持つことができ、病気がちな自分でも作品を生み出し社会とのつながりを持つことができると感じました」と高井さんは当時を振り返ります。



高井俊介「ミラクルリーフ」 アクリルガッシュ F4号 2021年丹波アートコンペティション入選


高井俊介 「ミラクルリーフ」 アイビスペイント 210mm×297mm
■デジタルアートは慣れ親しんだスマホで
その後も手描きで制作を続けていた高井さんですが、シンメトリーな作品を作りたいと考えたことから、デジタルアートに挑戦してみようと考えられました。28歳の頃、もともとデジタルに興味があった彼が最初に用意した作業環境は、パソコンと液晶ペンタブレットでしたが、慣れない操作性や機能の複雑さに悩んだと言います。使いやすさを求めた高井さんが次に選んだのが、アイビスペイントでした。「アイビスペイントはスマートフォンで気軽に使え、指で拡大縮小をするなど自分自身になじみのある動作で描くことができ、使いやすさを感じました」と彼は語ります。

現在ではスマホとタブレットの両方でアイビスペイントを使われていて、作品全体を大きく見たいときはタブレット、スキマ時間で作業を進めるときにはスマホと使い分けているそうです。スタイラスペンを使っていたこともあったとのことですが、指先で直接描くことが自分には合っていると感じたそうで、デジタル作品のほとんどは指で描いていると話されます。
手描きならではの風合いとデジタルの手軽さ・正確性のどちらも活かしながらの作品作りを楽しまれていました。



- 絵を描く中の小さな「できる喜び」が、自己肯定感を育むきっかけに

高井さんは自身の経験からアートの可能性を教えてくれました。「アートセラピーとして描くことを通じて、手と頭を動かし、色を感じることが心の癒しの第一歩になることがあるかもしれません。最初は小さなサイズから、何かを描いてみることをおすすめしたいです」と実体験を交えてお話しいただきました。

また、「描けない時期がある」と立ち止まることを肯定しながら、その時期が新たなインスピレーションにつながると前向きな言葉をいただきました。「調子が良いときもあれば、悪いときもあります。その波に寄り添いながら、描くことを楽しむことが大切です。描き始めることで日常のサイクルが動き出し、心の安定につながる瞬間もあります」と話します。





■成功体験の積み重ねが自信につながる
「はじめはただ好きに描いてみる。朝起きた5分間でなにかしら描いてみる。これだけでもひとつの『自分でもできたのだ』という自信につながると思います。アイビスペイントでの作業も同じです。最初はアプリの操作がよくわからなくとも、自分で触ってみて、色々な機能を試してみて、些細なことでも頭に浮かんだやりたいことができるようになってくる。その『できた』の回数が増えていくことで自己肯定感に繋がり、心の癒しや回復に向かうことができたのかな、と自分自身では思います」と、高井さん。
自身の心の波に寄り添いながら描くことを楽しむ姿勢は、同じような悩みや辛さを抱える人をはじめとする他の人々にも勇気ときっかけを与えてくれると感じました。
- 日常のセルフケアの選択肢として、アイビスペイントができること

高井さんの制作のモチベーションは「人とのつながりを感じること」にあると言います。現在までに、手描きの絵やデジタルアートをはじめ、ポストカードやTシャツなどを販売している高井さんにとって、自分の作品が他の人の手に渡ることは、作品を通じて人と繋がる事であり、社会とのつながりを感じられる大切な機会だと話します。「様々な人が自分の作品を手元に持っているという未来を想像すると、すごく嬉しいだろうと思います。作品には等身大の今の自分が映し出されているので、それを誰かが持っている・大切にしてくれていると考えると、少し不思議で楽しいです。この先も作品を手にしてくれる人が少しずつ増えて、自分の一部が徐々に広がるという感覚もまた面白いものです」と彼は語ります。

将来的には、自分のアトリエ兼アートギャラリーを持ちたいと考えている高井さん。「自分の作品を展示する場を持つことで、より多くの人にアートを楽しんでもらえる場所を提供したい」と夢をお話しいただきました。

■自分をいたわり、愛するための時間をアイビスペイントで
描くことで自分の心を癒し、向き合い、社会とのつながりを築くことができるアートの力。その力を信じ、実践し続ける高井さんのお話を伺い、アートが心を癒し、社会とのつながりを築くひとつの手段であることを改めて実感しました。また、アイビスペイントがそのセルフケアの一助として役立っていることは、私たちにとっても大きな喜びです。現代社会において、多くの方が心に悩みを抱える中、自分自身をいたわるセルフケアのツールとしてのアイビスペイントの活用には、大きな意義があると感じました。

これからもアイビスペイントを通じて、そのような方々を支え、寄り添う存在であり続けたいと考えています。高井さんが描く作品が、さらなる多くの人に届き、心の安らぎをもたらすことを願い、私たちも共に歩んでいきます。
お話をお伺いしたのはアーティスト 高井 俊介 氏
1993年生まれ
20歳のときに精神疾患を患う
27歳よりアートセラピーをかねて独学で描き始める
2021年丹波アートコンペティション入選
2021年西脇アールヴリュット入選
2021年神戸しあわせの村 心のアート展入選
2022年より画家活動開始
現在に至る

インスタグラム:
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グッズ等販売:
https://mercari-shops.com/shops/ijKU5xmBE5jTGwUuE25VP7?source=shared_link&utm_source=shared_link





- モバイルペイントアプリ「ibisPaint」について

「ibisPaint(アイビスペイント)」は、指一本で本格的なイラストが描けるモバイルペイントアプリで、基本的な機能は無料、さらに高度な機能を有料会員向けに展開中。19言語に対応し、世界200以上の国と地域からのダウンロード数は累計4.3億を達成(2024年10月末日時点)。モバイルペイントアプリで世界のコミュニケーションを創造する、をモットーに、日本のアニメや漫画のお絵描き文化を、Z世代やα世代を中心とする世界中のユーザへ届けております。



URL:https://ibispaint.com
- 株式会社アイビスについて

株式会社アイビスは、モバイルに精通した高度な技術のエキスパート集団です。
モバイル無双で世界中に“ワォ!”を創り続けるというミッションのもと、自社の技術を地球の裏側まで届けるべく、ビジネスをグローバルに展開しております。今後もユーザの皆様の要望に応えるために、さらなるアプリの機能拡充や使いやすさの向上に努めてまいります。



会社名:株式会社アイビス
本社所在地:東京都中央区八丁堀一丁目5番1号
代表取締役社長:神谷 栄治
事業内容:モバイルペイントアプリ「ibisPaint」の開発/運営、及び受託開発/IT技術者派遣
設立:2000年5月11日
上場市場:東京証券取引所グロース市場(証券コード9343)
URL:https://www.ibis.ne.jp/
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