ドラマチックな光の表現を用いて、古典的な技術を現代に持ち込み、ありふれた街並みを劇的な世界へと変貌させるアーティスト森本啓太、待望のアパレルコラボ商品が発売決定!







森本啓太は、メゾンスペシャル(MAISON SPECIAL)とのコラボレーションによるユニセックスニットを発売します。
2024年11月16日(土)より、メゾンスペシャル メンズ取扱店などで発売されます。
コラボレーションでは、日本の都市生活を象徴する特徴的な光景として、森本の作品にしばしば登場する自動販売機の作品2点《Summer Rain》《Before The End》をピックアップし、ニットに落とし込みました。
ニットは、点描画のように6色の異なる糸を用いたジャガード編み機で製作。作品の神秘的な光や空気感を再現しながらも、ニットならではの表現を追求。肩や袖の曲線部分にアートワークをどう配置するかに工夫を重ね、着用時の最も自然で美しいバランスにこだわっています。
11月16日(土)17:00-20:00には、MAISON SPECIAL AOYAMAに森本が来店してのローンチイベントを予定しております。
この機会に是非、お越しください。


作品画像《Summer Rain》



作品画像《Before The End》

【コラボニット詳細】
「6カラー ジャカード プライムオーバー クルーネック ニット プルオーバー」38,500円
発売日:2024年11月16日(土)
販売店舗:メゾンスペシャル メンズ取扱店、公式オンラインストア
サイズ:1、2
※店舗限定 ※数量限定

【ローンチイベント】
森本啓太が来店し、コラボセーターの販売を行います。
日時:11月16日(土)17:00-20:00
会場:MAISON SPECIAL AOYAMA
住所:東京都港区南青山五丁目4-41 グラッセリア青山













銀座 蔦屋書店にて同時期に開催中!森本啓太個展「KEITA MORIMOTO Illuminated Solitude」




また、現在森本啓太は、初の作品集刊行を記念した個展を銀座 蔦屋書店GINZA ATRIUMにて、「KEITA MORIMOTO Illuminated Solitude」を11月9日(土)から11月27日(水)まで開催中です。
ローンチイベントでは、コラボセーターに合わせて、先日出版されたばかりの作品集「KEITA MORIMOTO Illuminated Solitude」も販売。作品集ご購入者には森本がサインいたします。

ーアーティストステートメントー
今回刊行することになった初の作品集と今回の展覧会は、僕自身の12年にわたる創作活動を振り返りながら、都市の中で感じる葛藤や孤独感、そして全てから逃げ出したい感覚などをテーマにしています。僕が2006年、16歳の時に大阪からカナダへ移住した際、慣れ親しんだ世界から切り離されたような強烈な孤独感を感じました。そして時間が経つにつれ、徐々に仲間意識も生まれたのですが、そこには常に微かな違和感が付き纏っていました。2021年に日本に戻ったときも、そこでの「当たり前」と呼ばれる感覚に戸惑いがあり、生まれ育った母国のはずなのに、そこではなにが現実なのかがわからなくなる事がよくありました。
こうした経験を通して、僕の作品には現実は一枚岩ではないという感覚が強く表れていると思っています。同じ国に住んでいても、違うコミュニティに足を踏み入れるときに感じる違和感――これは、僕が異国で感じた疎外感と似たものかもしれない。そして、同じ場所にいても、その時の気持ちによって全く違う現実が見えてくる瞬間、僕はそういうときに人間の心の深い部分にある真実が現れるのではないかといつも考えています。
僕の作品には、あえて決まった物語を持たせていませんが、それはただ空白を残すわけではありません。それぞれの作品は、観る人が心の奥底にある感情や問いに気づく「装置」のようなものです。主にテーマとして描いているのは、社会という同調を求める構造の中で感じる違和感や孤独感です。日常の中でふと湧き上がる「自分はここにいていいのか?」という問いや、都市の中で感じる微かな不安、そしてそこから逃げ出したいという感情を表現しようと絵を描き続けています。
今回の展覧会を通して、僕の作品が観る人だれかの心情や記憶と重なり合い、心に何かが残るきっかけになれば嬉しいです。

森本啓太



【作品集詳細】活動12年の代表作約100点を収録した作品集

仄暗い画面に浮かび上がる、ドラマチックな光の表現を用いて描かれるのは、どこでもありどこでもない場所、あるいはまた誰でもあり誰でもない人々。あえて決まった物語を持たない森本の作品は、鑑賞者の個人的な記憶や感情と結び付き、誰もがありふれた日常の中に特別な物語を持っていることを思い起こさせます。
待望の初作品集となる本書は、カナダで発表した初期作品から最新作まで、約100点を贅沢に収録。活動12年目を迎える森本の作品世界に没入できる一冊になっています。
掲載テキスト[日英バイリンガル]
・荒井保洋(滋賀県立美術館主任学芸員)「そして、物語の幕が上がる。」
・ドミニク・ファン(アーティスト)「Kindred Spirits」





【展覧会詳細】KEITA MORIMOTO Illuminated Solitude
会期|2024年11月9 日(土)~11月27日(水)
時間|11:00~20:00 ※最終日のみ18時閉場
会場|銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM(イベントスペース)
主催|銀座 蔦屋書店
協力|KOTARO NUKAGA
入場|無料
お問い合わせ|03-3575-7755(営業時間内)/info.ginza@ccc.co.jp
特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/event/art/42068-














アーティストプロフィール


森本啓太(KEITA MORIMOTO)1990年大阪生まれ。2006年にカナダへ移住し、2012年オンタリオ州立芸術大学(現・OCAD大学)を卒業。カナダで活動したのち、2021年日本に帰国。現在は東京を拠点としている。バロック絵画や20世紀初頭のアメリカン・リアリズム、そして古典的な風俗画の技法やテーマに強い関心をもち学んできた森本は、これらの伝統を参照し、ありきたりな現代の都市生活のワンシーンを特別な物語へと変貌させる。象徴的に「光」を描くことによって、その神聖で普遍的な性質を消費文化の厳しい現実と融合させ、歴史のもつ深みと現代的な複雑さが共鳴する作品を生み出している。 森本の作品は、トロント・カナダ現代美術館、K11 MUSEA、宝龍美術館、Art Gallery of Peterborough、The Power Plant Contemporary Art Gallery、フォートウェイン美術館などで展示されてきた。他にコレクションとして、 滋賀県立美術館、アーツ前橋、ハイ美術館(アメリカ)、Fondazione Sandretto Re Rebaudengo(イタリア)、マイアミ現代美術館(アメリカ)がある。



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