パナソニック、洗濯乾燥機シェアクラウド管理サービス「LAUNDROOM」をシェア型賃貸住宅向けに提供

パナソニック くらしアプライアンス社は11月12日に、シェア型賃貸住宅などにおける共同利用の洗濯機をより快適に使いやすくする、業界初となる新サービス「LAUNDROOM(ランドルーム)」の提供を開始した。

「LAUNDROOM」専用システムによる、

スマホからの洗濯機の稼働状況確認(左)と

洗濯完了通知のイメージ

IoTで入居者向けの稼働状況を確認

近年、シェア型賃貸住宅など1つの住居に複数人で生活する賃貸物件が人気を集めており、そのような物件では個室以外のキッチン・洗濯機・浴室などを他の入居者と共同利用するのが一般的となっている。

一方で、洗濯機の利用にあたっては「洗濯したい時に洗濯機が空いていない」「洗濯機置き場に行かないと空き状況が確認できない」といった、不便さを訴える声も聞かれる。また物件管理者は、修理受付時間の制約や共同利用の洗濯機・乾燥機にかかる電気代・水道代増加といった課題を抱えている。

今回、提供が開始された「LAUNDROOM」は、節電・節水効果に優れたパナソニックのななめドラム式洗濯乾燥機の設置、IoT対応による入居者向けの稼働状況の確認や洗濯完了通知、24時間365日対応可能な専用の修理窓口の設置を通じて、入居者と物件管理者の課題を解決すべく開発された。

ななめドラム式洗濯乾燥機によって、洗濯と乾燥が1台で完結するため、入居者の洗濯にかかる時間が節約される。また、パナソニックならではの多彩なコースを用意しているため、食べこぼしや泥汚れ、おしゃれ着といった汚れや衣類に合わせたお手入れに対応する。さらに、節電・節水機能によって物件管理者の課題である電気代・水道代の削減にもつながる。

同サービスの提供にあわせて、ななめドラム式洗濯乾燥機のIoT機能を活用した専用のシステムを開発し、入居者はスマートフォンから稼働状況をリアルタイムで確認できるので、無駄な移動や待ち時間が発生しない。また、洗濯や乾燥が終了した際にはLINEで通知が届くため、取り忘れを防げる。

そのほか、「LAUNDROOM」専用の修理窓口から24時間365日相談が可能なので、故障時の迅速かつ柔軟な対応によって入居者からの問い合わせが減り、管理者の負担が軽減される。さらに、メンテナンス中の状態もシステム表示されるため、入居者も利用できる洗濯機をリアルタイムで把握することが可能になる。

なお「LAUNDROOM」は、野村不動産が新たに展開するコリビング賃貸レジデンス「TOMORE(トモア)」第1弾となる、「TOMORE品川中延」にはじめて導入される。