元産経新聞ロンドン支局長の木村正人氏がSurfvoteでみんなの意見を募集。【必要ありません】を選択した人は回答者の約3割。[自分のプライベートに干渉してほしくない人もいる]との意見も。
SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするソーシャルスタートアップPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)は11月20日に投票終了予定のイシュー「職場の世代間ギャップを埋めるために仕事帰りの“飲みニケーション”は必要だと思いますか?」の結果をお知らせします。
Surfvoteでは社会のあらゆる課題や困りごと、「イシュー」を専門家や大学の先生が執筆し、毎日掲載。Surfvoteに訪れればさまざまな社会課題をだれでも簡単に学び考えることができます。アカウント登録をすると選択肢のなかから自分の意見に近いものを選んで投票したり、コメントを書いたりすることができます。社会の分断や対立を助長するのではなく、さまざまな意見を持つひとが共通する価値観を見つけることができるようサービスの開発を日々進めています。
このイシューの背景
英国では、リモートワークやお酒を飲まないZ世代の増加で、仕事帰りにパブで飲む伝統的な文化が衰退しつつあります。ランカスター大学とNPOが発表した報告によれば、Z世代の5人に1人が飲酒しないことや、世代間の職場文化の好みの違いが指摘されています。異なる世代の同僚が職場で共存する中、年上の上司がいると生産性が低下する可能性も報告されています。今後は飲酒を中心としない交流会の開催が提案され、職場文化が変化する兆しが見えています。
みなさんは仕事帰りの“飲みニケーション”は必要だと思いますか?
投票の詳細
URL:https://surfvote.com/issues/kav21fck5c18
調査主体:社会デザインプラットフォーム Surfvote(Webサービス、アプリ)
調査対象:Surfvote上でアカウントを持つユーザー
調査方法:Surfvote上でアカウントを持つユーザーが投票
投票期間:2024年9月20日~11月20日
有効票数:30票
投票結果とコメントの紹介(一部抜粋・原文ママ)
仕事帰りの“飲みニケーション”は必要です23.3%
平成生まれですが、同世代を見ると「飲みミケーション好き」も全然いると思います!私は、普段あまり関わることのない部署やポジションの人とカジュアルに会話できる機会は楽しいと思う派です。
ただ、「上の世代の人はお酒を飲むことを強制してくる」「断りづらい」「セクハラがありそう…」というマイナスイメージが若い世代に浸透しているのは共感します。そういった時代があったのも事実だし、そういう会社もきっとまだあるし。メリットを感じなければ、そりゃ行きたくないですよね、
じゃぁ飲み会はなしにしよう、上の世代だけで飲めば良いや…これでは、世代の分断が深まるだけなので私は反対です。
これからの時代は「参加を強制しない」「飲むものはノンアルでも良い」「若い世代も楽しめるように」といった企画を、誘う/主催する側が工夫して考える必要があると思います。
仕事帰りの“飲みニケーション”は必要ありません30%
今、私にも部下や後輩がいる立場になりましたが、自分からは部下や後輩を飲みに誘わないようにしています。なぜなら、部下や後輩が本心で私と飲みニケーションをすることを望んでいるか分からないからです。逆に、部下や後輩のほうから飲みに誘われたときには、積極的に参加するようにしています。このときは、部下や後輩が私と飲みニケーションをすることを望んでいることが確信できるからです。ただ、やはり、職場の団結力を高めるという観点では、職場におけるコミュニケーションで十分ではないでしょうか。飲みニケーションでは、プライベートのことも話題にならざるを得ず、あくまで仕事仲間でしかない人に、自分のプライベートに干渉してほしくないという人もそれなりにいると思います。
わからない6.7%
個人的な嗜好を言えば、職場での飲みニケーションには前向きでない。しかし、イシューを読んで興味深かったのが、多世代の職場は生産性が高いが、上司が12歳以上うえの場合には生産性が下がるというデータだ。豊富な知識や経験が充分に共有されれば良いが、おそらくは年齢差に起因するコミュニケーションに問題があるとまずいのだろう。となれば、飲みニケーションにも一定の意義があるのかもしれない。
どちらともいえない30%
ケースバイケースじゃないでしょうか?飲みの場で為になる話をしてくれる人もいればそうじゃない人もいる。もちろん、聞く側としても為になる話を受け止められる人もいればそうじゃない人いるし、話して聞き手の相性もあるから一概に言えないんじゃないでしょうか。
自分よりも長く人生を歩んできた人の話は自分の疑似経験を積み上げる点で効果があると思うし、逆に年下の人の話だって自分では経験できない世代の感覚や価値観を知って自分の視野を広げるのにプラスになると自分は思います。もちろん、そんなのは無駄だと考える考えも否定はしないのでそう思う人はそんな選択をすればいいと思います。
その他10%
「必要である」とか「必要でない」とか判断することでもない。行きたければ行けばいいし、行きたくなければ行かなくてもいいこと。あるべき姿はない。お互いが酒を含んでのコミュニケーションをやりたいかどうかだけ。メリットもデメリットももちろんそれぞれあるが、社会的文化として規定するほどのことでもない。
このイシューを執筆した 木村正人氏
国際都市ロンドンから世界情勢を分かりやすく発信。元産経新聞ロンドン支局長。憲法改正(元慶応大学法科大学院非常勤講師)や国際政治、安全保障、欧州経済に詳しい。産経新聞大阪社会部・神戸支局で16年間、事件記者をした後、政治部・外信部のデスクも経験。2002~03年、米コロンビア大学東アジア研究所客員研究員。著書に『欧州 絶望の現場を歩く―広がるBrexitの衝撃』(ウェッジ)、『EU崩壊』『見えない世界戦争「サイバー戦」最新報告』(いずれも新潮新書)。
Polimill株式会社
Polimill株式会社は社会デザインプラットフォーム【Surfvote】を運営・提供するICTスタートアップ企業です。
Surfvoteは現在、一般社会についての社会課題と各地方自治体の抱える社会課題(Surfvoteローカル)を掲載。ひろくみんなが意見を言える場を提供しています。
あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させたいと考えています。
https://polimill.jp
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