ウォッチメイキングとは、時の概念と敢えて戯れること。そしてクラフツマンシップと大胆さを示し、動く構造物の細部まで気を配る姿勢を示すことです。時計職人とは、パズルのように幾度となく組み立てては分解する勇気を
持ったクリエイターなのです。「ルイ・ヴィトン ウォッチ プライズ」は、時計職人のための賞である以上に、大胆なビジョンと独自の思考を表彰するもの。現状に挑み、時の境界を押し破る者を讃えます。

ルイ・ヴィトンは、次回の「Louis Vuitton Watch Prize for Independent Creatives」の応募受付を開始しました。

2年毎に開催され、今回で2回目となるこの権威ある賞は、ルイ・ヴィトンによって制定され、スイスに構えるウォッチメイキングアトリエ「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」が主催。その使命は、世界中のウォッチメーカーによる、卓越性を追求するウォッチメイキングのサヴォアフェール(匠の技)、クリエイティビティ、そしてイノベーションに傾ける情熱を讃えること。

本賞は、次世代を担う素晴らしい才能を支援・奨励することを目的とし、年齢、地域、専門性を問わず、世界中の独立系時計メーカーおよび起業家を対象としています。

第1回「Louis Vuitton Watch Prize for Independent Creatives」は、15ヶ国の時計職人から1,000件以上の応募が寄せられ、大成功を収めました。2024年1月にはスイスのウォッチメーカー ラウル・パジェスがタイムピース「RP1 - Regulateur a detente」で審査員団を魅了し、最優秀賞を受賞しました。

「ルイ・ヴィトンでは、すべてにおいてクリエイティビティとサヴォアフェール(匠の技)を大切にしており、この2つの価値観を独立系時計メーカーたちと共有している。第1回『Louis Vuitton Watch Prize for Independent Creatives』は大成功を収め、こうした優れた才能の育成に対するメゾンの真摯な取組みだけでなく、時計製造の技の限界を押し広げる独立系時計メーカーの能力も実証した。本賞は、これらの優れた応募者たちに独自のコンセプトと卓越したクリエーションを披露するまたとない機会を提供するもの」。
ルイ・ヴィトン ウォッチ部門ディレクター ジャン・アルノー

独立性、クリエイティビティ、そして大胆さという本賞の価値観に則り、本賞における規定と審査基準はこれまでと同じ。まず応募作は、「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」のマスターウォッチメーカー エンリコ・バルバシーニとミシェル・ナバスの協力の下、専任のチームによって審査されます。2次審査では、小売業者やコレクター、専門ジャーナリスト、アーティスト、職人、デザイナー、そしてその他のウォッチ愛好家など、ウォッチエキスパートからなる国際的な委員会によって20名のセミファイナリストが評価。選考は「デザインと美学」、「クリエイティビティと大胆さ」、「技術的イノベーション」、「ディテールと仕上げ」、そして「複雑性」という5つの基準に基づいて行われます。

応募者は、2025年4月15日(火)まで、「Louis Vuitton Watch Prize」の専用ウェブサイト louisvuittonwatchprize.comよりオンラインで応募し、クリエイティブなプロジェクトを提出することができます。

2025年7月に、主催者のルイ・ヴィトンと、国際的な外部のウォッチ専門家で構成される委員会が、20名のセミファイナリストからなる最終候補を決定して、オンラインで発表します。

2025年11月に、専門家委員会は、前記の基準に基づいて5名のファイナリストを選出。また、同委員会から5名の審査員団を投票によって選出し、最終審査を行います。

2026年2月に、「Louis Vuitton Watch Prize for Independent Creatives」の5名のファイナリストが一堂に会し、審査員団に向けて自作のプレゼンテーションを行います。ファイナリストに敬意を表してルイ・ヴィトンによって主催される特別レセプションの席にて、受賞者が発表されます。

「Louis Vuitton Watch Prize for Independent Creatives」の最優秀賞受賞者には、15万ユーロの助成金と、クリエイティブなプロジェクトのニーズに沿った「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」のマスターウォッチメーカー ミシェル・ナバスとエンリコ・バルバシーニによる1年間のメンターシップが提供されます。ルイ・ヴィトンと「ラ・ファブリク・デュ・タン」の専任チームが、コミュニケーション、著作権、企業法務面、ならびにマーケティング、業界戦略、ブランドの財務管理といったさまざまな側面で受賞者をサポートします。

詳細は、louisvuittonwatchprize.comをご覧ください。



タイムライン

2024年11月 ・本賞の開催発表および応募受付

2025年4月  ・応募締切

2025年    ・応募者の絞り込み
4月-6月    応募の審査および20名のセミファイナリストの選考
        

2025年7月  ・20名のセミファイナリストの発表

         5つの評価基準に基づく専門家委員会によるセミファイナリストの評価

2025年11月 ・5名のファイナリストおよび5名の審査員団の発表

2026年2月  ・審査員団による最終投票
         パリでのファイナリストのオーディションおよび受賞者の選出

       ・授賞式および受賞者発表


「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」について
ルイ・ヴィトンは、2002年に「タンブール」を皮切りにウォッチメイキングを開始し、以来、旅へのメゾンの情熱と強く共鳴するこの分野において卓越性の絶え間ない探究を追求してきました。2014年10月、メゾンは、スイス
のメイランに、革新的なタイムピースを生むためのクリエイティビティとテクノロジーの最前線に立つ最先端施設である新しいウォッチメイキングアトリエを開設。文字通り「時の工場」を意味する「ラ・ファブリク・デュ・タン
ルイ・ヴィトン」は、ルイ・ヴィトンのウォッチメイキングに必要とされるさまざまな特殊技能すべてを擁しています。クリエイティブな独立性と画期的なイノベーションを特色とする「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」は、4,000平方メートル の広々とした明るいスペースに、伝統的な職人の道具と、最新のデジタル・テクノロジーを兼ね備えています。ルイ・ヴィトンのウォッチメイキングに携わる名時計職人、エンジニア、デザイナーは、誇りある「Swiss Made」のラベルをさらに強固なものにする並外れた環境に恵まれています。

PHOTO CREDIT:LOUIS VUITTON

ルイ・ヴィトンについて
1854年の創業以来、ルイ・ヴィトンは、革新とスタイルを組み合わせた独自のデザインを常に最高級な品質で提供し続けています。現在もトラベルラゲージ、バッグ、アクセサリーなどの製品を通じて、クリエイティブでありながらエレガントで実用的である、創業者ルイ・ヴィトンが生み出した「旅の真髄(こころ)」の精神を忠実に受け継いでいます。ルイ・ヴィトンというストーリーを作り上げたのは「大胆さ」でした。伝統を重んじ、歴史の中で建築家、アーティスト、デザイナーに門戸を開き、プレタポルテ、シューズ、アクセサリー、ウォッチ & ファインジュエリー、フレグランスなどの分野を開拓してきたのです。これらの丁寧に製作された製品は、ルイ・ヴィトンがクラフツマンシップにいかにこだわりを持ってきたかという証となっています。

詳細は、ルイ・ヴィトン 公式サイトhttps://www.louisvuitton.com をご覧ください。
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