AtCoder株式会社(本社:東京都新宿区/代表取締役社長:高橋直大、以下AtCoder)が運営する競技プログラミングコンテストサイト「AtCoder」の全世界での登録者数が70万人を突破しましたことをお知らせいたします。
AtCoderでは2016年以降、プログラミングコンテストを日本語・英語の2ヶ国語で定期開催しています。国籍・年齢・性別を問わず参加できるAtCoderのプログラミングコンテストには世界中から参加者が集い、2020年以降は日本人登録者を上回るペースで外国人登録者が増加しています。プログラミングコンテストの定期開催や、挑戦しがいのある良質な問題の提供など、世界中の競技プログラマーの期待に応え続けることで、ユーザー数が堅調に増加しているとAtCoderは考えております。
■競技プログラミング国際大会の変化とAtCoderの取り組み
競技プログラミングは、1970年代から国際大会が開かれ、世界中の学生・社会人がそのスキルを競い合ってきました。国際団体が開催する学生向けコンテスト「ICPC 国際大学対抗プログラミングコンテスト(ICPC)」、「国際情報オリンピック(IOI)」のほか、企業が主催する世界大会も数多く開催されてきました。
AtCoderでは、年に一度、公式コンテストの参加成績に応じて世界トップランカーを日本に招待し、競技プログラミング世界一を決めるオンサイトコンテスト「AtCoder World Tour Finals」を開催しています。2024年7月の「World Tour Finals 2024」まではAlgorithm部門のみの開催でしたが、2025年7月に開催予定の「World Tour Finals 2025」では、Algorithm部門、Heuristic部門の両部門で世界一の競技プログラマーを決める熱い戦いが繰り広げられます。
参考:https://info.atcoder.jp/more/contents/awtf
■トップコーダー・Petrさんのコメント
AtCoderは2016年からグローバル展開を開始し、AtCoder Grand Contest 001以来、非常に高品質な問題を提供する世界的な競技プログラミングプラットフォームとして確固たる地位を築いています。数回なら、Adminたちの情熱だけでもコンテストの品質をなんとか維持できるかもしれません。しかしAtCoderは8年以上にわたって高品質な問題を提供し続けており、これは純粋な情熱だけでは到底不可能です。それを実現できたのは、AtCoderが、日本における競技プログラミングコミュニティの形成と活性化を支援すると同時に、出題される問題を高品質に保つエコシステムを作り上げたことにあると私は考えています。こういった理由で、私や世界トップクラスの競技プログラマーにとって、AtCoder Grand Contestは絶対見逃せないコンテストになっています。
AtCoderの主要なオンサイトコンテストであるAtCoder World Tour Finalsは、世界の競技プログラミングチャンピオンを決定する主要な大会として確立されました。これは、International Collegiate Programming Contest(国際大学対抗プログラミングコンテスト、ICPC)やInternational Olympiad in Informatics(国際情報オリンピック、IOI)などの他の主要なオンサイトコンテストが参加者の年齢に上限を設けているためです。対面での世界選手権を開催することは、世界的な競技プログラミングコミュニティの一体感を維持するために不可欠だと私は考えています。またAtCoder World Tour Finalsは、残念ながら現在は開催されていないTopcoder OpenやGoogle Code Jamといった過去の大会の伝統を引き継いでいます。そういうわけで、AtCoder World Tour Finalsには私も毎年参加しています。もっとも、若い才能に勝てなくなってしまったため、今は観客としてですが。
<Petrさん略歴>
ロシア出身の競技プログラマー。国際情報オリンピックで2度の金メダリスト、Google Code Jam(2006年)、Topcoder Open(2006年、2013年、2015年、2018年)、Facebook Hacker Cup(2011年、2013年、2017年)をはじめ数多くの優勝経験をもつ、世界の競技プログラミング界でレジェンドとして知られている存在。
Petrさんのプロフィールページ:https://atcoder.jp/users/Petr
AtCoderは、多くのユーザの皆様に支えられながら成長を続けております。今後も質の高いプログラミングコンテストの運営を通じて、国籍・年齢・性別を問わずより多くの方々に競技プログラミングに楽しんでいただけるようサービスを拡充してまいります。
■AtCoder株式会社について
AtCoder株式会社は、701,161人(うち日本人301,072人)が参加登録し、毎週開催される定期コンテストには約9,000人が挑戦する、日本最大の競技プログラミングコンテストサイト『AtCoder(https://atcoder.jp/)』を運営しています。その他にも、高度IT人材採用・育成事業として、コンテスト参加者の成績を8段階にランク付けした「AtCoderランク」を利用する転職・求職支援サービス『AtCoderJobs(https://jobs.atcoder.jp/)』や、IT人材のプログラミングスキルを可視化できる検定『アルゴリズム実技検定・PAST(https://past.atcoder.jp/)』のサービスを展開しています。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
関連記事