海洋ごみ問題解決に向けて活動するNPO法人クリーンオーシャンアンサンブル(香川県小豆郡小豆島町、代表理事:江川裕基)は、11月16日のビーチクリーンにて海洋ごみ総回収量2,000kgを達成しました。

回収した海洋ごみの重量・割合について
回収された海洋ごみの総量は2,003.78kgに達しました。中でも、重量ベースで最も多かったのは硬質プラスチックで、全体の約1/4を占めています。
これらのデータは、弊団体が毎月主催するビーチクリーン活動や海洋ごみ回収装置による実績を基にしています。今後も活動を継続し、さらに多くのごみを回収していく予定です。

回収した海洋ごみの種類別重量(2020年8月-2024年11月)


回収した海洋ごみの種類別割合(重量ベース)(2020年8月-2024年11月)


回収した海洋ごみの種類別重量分率(2020年8月-2024年11月)

注)緑色:アップサイクル可能品目、灰色:分別したごみ、赤:燃えるごみ・未分別(資源になる可能性がないもの)を指しています。

調査目的のビーチクリーン手法について
クリーンオーシャンアンサンブルでは、回収した海洋ごみを計量・記録し、データとして可視化しています。このプロセスを通じて、特定の地域でどのような種類のごみがどれだけ存在しているかを把握することができます。このデータを活用することで、効率的な回収手法やタイミング、コストの算出が可能となり、さらに流出源の特定や流出抑制にも貢献できます。
特に2024年度からは、ビーチクリーン活動において、分別回収の手順、ごみの計量方法、写真撮影のガイドラインを定めた「ビーチクリーンマニュアル」を整備し、調査目的での実施を強化しています。小豆島の多尾海岸で毎月行うビーチクリーンでは、このマニュアルに基づき活動を実施し、回収したごみの写真や重量データをクリーンオーシャンアンサンブルが開発した「海洋ごみMAP」アプリにアップロードし、海洋ごみの調査に役立てています。


回収した海洋ごみを計量し「海洋ごみMAPアプリ」に記録するために写真撮影を行う様子



海洋ごみのデータを記録する、「海洋ごみMAPアプリ」

マンスリーサポーター/一緒に活動していただける仲間を募集中!
海洋ごみは、生態系を含む海洋環境の悪化、漁業や観光への影響など、様々な問題を引き起こしており、世界全体で取り組むべき課題となっています。
このまま悪化が続けば、2050年には海洋中のプラスチックごみの重量が魚の重量を超えると言われています。(参考:https://www3.weforum.org/docs/WEF_The_New_Plastics_Economy.pdf
未来予測を変え、海洋ごみゼロの世界を実現するために、私たちは新しい挑戦を続けています。
ご支援とご協力よろしくお願いいたします。

▼ご支援方法
(1) ウェブサイトから寄付する(クレジット決済・銀行振込)
https://donation.cleanoceanensemble.com/
(2) ボランティア/プロボノとして参画する
https://peatix.com/group/12922636
(3) 協賛企業として支援する
https://cleanoceanensemble.com/cooperation/
(4) SNSフォローで応援する
https://lit.link/cleanoceanensemble
組織概要
・名称:NPO法人クリーンオーシャンアンサンブル(NGO Clean Ocean Ensemble)
・住所:香川県小豆郡小豆島町坂手甲985番地
・設立:2020年12月
・代表理事:江川 裕基
・主な活動国:日本、モザンビーク、ベトナム
・公式サイト:https://cleanoceanensemble.com/
・公式SNS:https://lit.link/cleanoceanensemble

団体の名前は、Clean(綺麗な)Ocean(海を)Ensemble(より多くの人と一緒に)というメッセージを込めています。




企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ