~美しい風景、豊かな自然、ユニークな文化をラップにのせて~
関西大学総合情報学部の岡田朋之ゼミでは、沖縄県・八重山地域の持続的な発展を目指し、20代の若者世代に島々への関心を高めてもらうことを目的に、多様なメディアを用いた情報発信に3年前から取り組んできました。この活動では、一時的なリゾート観光にとどまらず、島々と継続的に関わりを持つ『関係人口』の創出を目指しており、その一環として今回、楽曲・映像ともに完全オリジナルによるヒップホップ・ミュージックビデオ「YAEYAMA JOTO RAP」(ヤエヤマ・ジョートー・ラップ)を制作し、YouTubeなどで配信(後援・石垣市)することとなりました。
【本件のポイント】
・石垣島、竹富島など現地収録の映像をオリジナル歌詞と楽曲に載せて配信
・豊かな自然や文化の描写には方言も交えて歌詞を制作し、島の高校生も「ネイティブ・チェック」で協力
・ヒップホップになじみのない層にも八重山地域への新たな興味や関心を喚起する作品を目指す
■ 八重山地域の課題と背景
沖縄県の西に位置し、日本最西端の八重山諸島は、島内に大学などの高等教育機関がなく、就職先も限られているため、高校卒業時に多くの若者が島外へと流出してしまいます。一方、地方移住の気運の高まりなどで、中心部の石垣市の人口は増加しており、2023年には初めて5万人を越えました。また、一度島を離れた人の帰島願望は根強く、30歳前後で戻ってくるケースもあり、20代の人口が少ないという年齢構成のいびつさが課題です。
岡田ゼミではこの状況に対応し、大学生に相当する年代の人たちに島々への関心を高めてもらい、一時的なリゾート観光ではなく継続的に関わりをもつ「関係人口」の創出につなげるために、さまざまな取り組みを行ってきました。これまではドキュメンタリービデオ、リーフレットなどの制作に取り組んできました。今回は初めてヒップホップのミュージックビデオを制作し、動画サイトなどでの配信を行います。
■ 制作概要
映像素材の撮影は大半を現地で実施。島々の豊かな自然やユニークな文化を満喫する様子を撮影し、その心象を、島のさまざまな事物や地名、方言を織り込んだリリック(歌詞)に表現し、オリジナルの楽曲によるリズムに乗せてラップで歌います。歌詞は、地元協力団体や高校生のネイティブチェックにより、違和感が生じないように注意を払って作成。タイトルにある「ジョートー」は沖縄方言で「良い」という意味の褒め言葉。心地よいリズムと美しい映像で紡がれたミュージックビデオは、ヒップホップになじみのない層に対しても訴求する作品です。
■ 学生のコメント
・西原 由真さん(総合情報学部4年次生:リリックとボーカル〔1番〕および映像担当)
「心動いた瞬間をカメラに残すことで、八重山諸島の絶景や、動物・料理・建造物等の魅力が最大限伝わる映像が完成しました。リリックを引き立たせる映像のため、一緒に八重山を楽しんでいる感覚になれます!」
・上田 園果さん(総合情報学部4年次生:リリックとボーカル〔2番〕担当)
「文章で伝えるのとは違い、短い文字数で八重山諸島の魅力と感じた思いを伝えることは難しかったため、何度も言葉を選び直して作りました。私たちが伝えたい思いが、このリリックにすべて詰まっています。」
▼本件の詳細▼
関西大学プレスリリース
https://www.kansai-u.ac.jp/ja/assets/pdf/about/pr/press_release/2024/No51.pdf
▼メディア関連の方▼
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▼本件に関する問い合わせ先▼
総合企画室 広報課
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