-健保組合の加入者向けに順次提供開始-
健康保険組合連合会(本部:東京都港区、会長:宮永俊一)は、少子高齢化で深刻化する医療などの問題を背景に、日本の医療費の仕組みや健康保険制度について正しく、楽しく理解できるリーフレット『みんなで解こう 医療と健康保険の問題』を制作いたしました。2024年12月17日(火)より、健保組合の加入者向けに順次提供していくことをお知らせします。
目前に迫る2025年は、戦後のベビーブーム期に生まれた団塊の世代とよばれる方がすべて75歳以上、いわゆる後期高齢者となる年です。さらには今後、高齢者人口がピークをむかえるとされる2040年頃にかけて、人口の高齢化とともに医療の高度化、高額化など、様々な要因により医療費は増大し、少子化に伴う現役世代の減少もあいまって、医療保険制度が深刻な財政危機に陥ることが危惧されています。
そういった状況を踏まえ、高齢者の医療費の窓口負担割合の引き上げや、セルフメディケーションを推進するなど、早急にその対策を検討および実行していくことが必要とされています。
そこでこの度、日本の医療費のしくみや健康保険制度などについて、まずは身近なテーマであることを認識し、正しく理解いただくための健保組合の加入者向けリーフレットを制作いたしました。意識いただきたい医療と健康保険の「問題」という点に着目し、自ら考えてみるテスト形式により現状の課題を一層理解いただけるリーフレットとなっています。本リーフレットは、全国の健保組合を通じて、提供してまいります。
■健康保険組合連合会 会長の宮永俊一のコメント
「私たち健保組合は、これまで加入者・事業主との密接な関係を生かし、医療給付を行うだけでなく、加入者の健康を守るために、健診をはじめとする保健事業にも積極的に取り組んできました。
しかし、高齢化に伴う医療需要の増大や高額薬剤などの医療高度化による医療費の増大により、財政悪化に苦しむ組合が増えてきているのが現状です。
これから2040年にかけて、高齢者人口がピークに向かい、少子化により現役世代が減少していくなかで、ますます医療費が増加していくと見込まれます。
この度制作したリーフレットをご覧いただくことで、皆様にこのような状況を改めて知っていただき、将来のご自身の健康やライフスタイルをさらに向上されていくきっかけになれば幸いです。」
今後も健康保険組合連合会では、新聞やWEBメディアなどを通じた情報発信など、来る2025年にむけて国民の皆様に正しく理解いただけるよう、様々な活動を推進してまいります。
■リーフレットについて
名称:『みんなで解こう 医療と健康保険の問題』
ページ数:8ページ
大きさ:A4サイズ
対象:健康保険組合の加入者(健保組合を通じて提供)
設問数:全6問
申込受付先:健康保険組合連合会 総合企画室 メール:qaleaf@kenporen.or.jp
■健康保険組合連合会について
健康保険組合連合会とは
健康保険組合連合会(健保連)は、一定規模以上の社員(被保険者)のいる企業が設立する健康保険組合の連合組織として、各健保組合の活動を支え、保険者機能の充実・強化に向けた活動を行っています。
全国の1379(2024年12月1日現在)の健康保険組合で構成され、被保険者とその家族を合わせると、全国民のおよそ4分の1に当たる約2800万人が加入しています。
事業の紹介
健保連は、1943年(昭和18年)に健康保険法に基づく公法人として設立されて以来、健保組合の代表として健保組合の発展と持続可能な医療保険制度の実現を目指して、さまざまな活動をしています。
・医療制度改革に向けた活動
・医療費適正化のための活動
・健保組合間の共同事業の推進活動
・健保組合運営のサポート活動
・広報活動
・調査研究活動
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