7名が東京大会進出決定!3,500名が参加したSTEM教育の祭典
ワンダーファイ株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:川島 慶、以下 ワンダーファイ)は、同社が開発・運営する子ども向け思考力育成アプリ「Think!Think!」(以下 シンクシンク)を活用し、カンボジア国内の子どものSTEM領域における学習意欲の向上を図るイベント「Think!Think! Annual World Cup 2024」(以下 シンクシンクカップ)の第3回大会を、2024年12月22日(日)にカンボジア・イオンモール ミエンチェイで開催しました。
「シンクシンク」は、思考力が育つ上で土台となる5分野(空間認識・平面認識・試行錯誤・論理・数的処理)を、楽しみながら学べるアプリとして、世界150ヶ国で300万人以上に愛されています。
日頃アプリをお楽しみの子どもたちがリアルの場で集まる祭典「シンクシンクカップ」は、これまで2019年11月と2024年8月に東京で開催されました。
「シンクシンクカップ」カンボジア大会は、「シンクシンク」を活用し、STEM教育の重要性を広めるとともに、子どもたちの学習意欲を引き出すことを目的として2023年に始まりました。開催した第1回大会では約1,000名、第2回大会では3,000名が参加。今回の第3回大会では3,500名が参加し、カンボジア最大規模の教育イベントへと成長しました。
今年は新たに、上位入賞者7名に特典として「2025年夏の東京大会に参加できる権利」をご用意しました。熱戦の結果、年中長、低学年、高学年の各部門から上位3名、さらにラッキー枠として1名を加えた計7名が、東京大会への切符を手にしました。東京大会進出が決定した子どもたちは、グローバルな舞台での挑戦に向けて、さらなる意欲と期待を膨らませています。
■歓声に包まれた会場をレポート
ASEAN最大級の商業施設会場で開催された教育の祭典
ASEAN最大級の商業施設イオンモール・ミエンチェイを会場に、子ども約1,000名と保護者など3,500名が詰めかけました。
カンボジア教育ユース・スポーツ省のオウン・ボラット長官、ウン・チンナ教育総局長、JICAカンボジアの三浦佳子次長をお招きし、教育分野での交流がさらに深まる機会となりました。
思考力で挑む、熱気溢れる舞台
会場にシンクシンクの音楽が流れると、子どもたちから待ちかねたような歓声が沸き起こり、一気に会場全体が熱気に包まれました。子どもたちは「シンクシンク」で日々鍛えた思考力を試す絶好の機会に、期待に満ちた表情を浮かべていました。
今回の大会では、1テーマ3分間で行われる「シンクシンク」の問題を、5つのテーマで競うスペシャル仕様。4歳~12歳の子どもたちが、250人ずつ全4回に分かれて熱戦を繰り広げました。
問題に挑む子どもたちの表情は真剣そのもの。難題に直面すると眉を寄せて考え込み、解けた瞬間には笑顔でガッツポーズを見せるなど、挑戦する姿が会場をさらに盛り上げていました。
東京大会進出者を祝う表彰式
熱戦の結果、年中長、低学年、高学年の各部門から上位2名、さらにラッキー枠として1名を加えた計7名が東京大会への切符を手にしました。名前を呼ばれた子どもたちは壇上に上がり、賞状やトロフィーを受け取りました。
■優勝者
<年中長の部>
1位 Suor Senghabbさん
2位 Thy Panharitaさん
<低学年の部>
1位 Shota Narumiさん
2位 Sara Jouriさん
<高学年の部>
1位 Long Rithisakさん
2位 Phan Vinchhayさん
上記6名に加え、1名がラッキー枠で東京大会進出の権利を獲得しました。
■保護者コメント
子どもが1位を獲得する姿を見て、本当に嬉しく、誇らしく思います。このプログラムが、子どもの考える力や知性が大きく向上させていることを実感しています。学業の成功だけでなく、子どもたちの多方面での成長を促す意味のあるプログラムを作り上げてくださった皆さまに、改めて感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
(Suor Senghabbさんのお母様)
娘が素晴らしい成績をおさめたことを、本当に嬉しく思います。来年、東京大会出場のために日本への旅行を計画するのを楽しみにしています。娘を支え、導いてくださった先生方に心から感謝申し上げます。
(Thy Panharitaさんのお父様)
息子が2年連続で受賞できたことを、大変誇りに思います。学業成績だけを重視するのではなく、日々一緒に宿題をしたり、「シンクシンク」アプリを使って学んだりしながら、子どもに寄り添ってきました。子どもには、周りの世界を楽しみながら、多くのことを経験し、学び、喜びに満ちた人生を送ってほしいと願っています。「シンクシンクカップ東京大会」でも、新しいことを学びながら素晴らしい経験ができることを願っています。
(Shota Narumiさんのお母様)
子どもの成長を感じ、大変嬉しく思っています。「シンクシンク」は本当に素晴らしいプログラムで、大変満足しています。子どもたちは「シンクシンク」のために毎日学校に行くことを楽しみにしており、その姿を見るのがとても喜びです。このように豊かで魅力的な学びの環境を提供していただき、本当にありがとうございます。
(Long Rithisakさんのお母様)
■関係者コメント
カンボジア教育ユース・スポーツ省 オウン・ボラット長官
「シンクシンクカップ」は、カンボジアにおける最大規模のSTEM教育イベントです。「シンクシンク」は、カンボジアの子どもたちや保護者に広く認知され、深く愛されています。現在、カンボジアの1万人を超える公立学校の生徒たちが「シンクシンク」で学んでおり、さらに多くの子どもたちがこの革新的なプログラムにアクセスできるよう、私たちは取り組みを続けています。多くの子どもたちが、STEMスキルを向上させる新しい学びの機会を得られることでしょう。
また、ワンダーファイが子どもたちを日本に招待し、2025年の東京大会に参加する貴重な機会を提供してくださったことを、大変嬉しく思います。カンボジアに「シンクシンク」を導入し、STEM教育の新たなスタイルを提供してくださったワンダーファイ、日本国際協力機構(JICA)、そして日本の皆さまに、心より感謝申し上げます。
JICAカンボジア三浦佳子次長
「シンクシンクカップ」で素晴らしい成果を収めた全ての子どもたち、そして学校の教職員の皆さまに、心よりお祝い申し上げます。
JICAはこれまで20年以上にわたり、幼児教育から高等教育、職業教育(TVET)、さらにはSTEM教育に至るまで、幅広い分野でカンボジア政府と緊密に連携しながら活動を続けてきました。その中で、2018年から2024年2月にかけてJICAの「中小企業・SDGsビジネス支援事業」の一環として、ワンダーファイと協力したプロジェクトを推進してまいりました。このプロジェクトでは、「シンクシンク」を活用することで、子どもたちのIQ向上や学力テストの成績向上、そして学習意欲の向上といった成果が実証されています。
現在、カンボジア国内の10校の公立小学校が「シンクシンク」をカリキュラムに採用しており、約1万人の子どもたちが日々学びを深めています。さらに来年からは、より多くの小学校への導入が予定されています。これからも「シンクシンク」はカンボジアの教育に大きなポジティブな変化をもたらしていくものと確信しております。
ワンダーファイ代表 川島 慶
「シンクシンクカップ」カンボジア大会が3回目の開催を迎え、1,000人を超える子どもたちにご参加いただけたことを大変嬉しく思っています。今回はプノンペンだけでなく、シェムリアップ州、コンポンチャム州など遠方の公立小学校からも多くの子どもたちが参加してくれました。
ワンダーファイは、2018年のJICA様とのプロジェクトなどを通じてカンボジアとのご縁をいただき、カンボジアの子どもたちが自ら楽しみながら学べる環境づくりに少しでも貢献できればと、これまで活動してまいりました。
今回の「シンクシンクカップ」では、7人の子どもたちを東京に招待することができ、国境を越えて「知的わくわく」を共有できる機会を持てることをとても楽しみにしています。今後も、より多くの子どもたちの「考える楽しさ」を引き出していけるよう、さらに尽力してまいります。
■「Think!Think! Annual World Cup 2024」開催概要
- 日 時:2024年12月22日(日)8:00~15:00(現地時間)
- 場 所:イオンモール ミエンチェイ
- 来賓 :カンボジア教育ユース・スポーツ省 オウン・ボラット長官、カンボジア教育ユース・スポーツ省 ウン・チンナ教育総局長、JICAカンボジア三浦佳子次長、ワンダーファイ(株) 代表取締役 川島慶
- 主催:ワンダーファイ株式会社カンボジア法人(WonderLab(Cambodia)Co.,LTD)
- 協賛:第一生命、J-TRUST Bank等
当日は複数の日本企業がブースを出展したほか、カンボジア国営メディアをはじめ、複数のメディアからご取材いただきました。
■ワンダーファイとカンボジア
ワンダーファイ株式会社は、2017年よりJICA(国際協力機構)の支援を受け、カンボジアで思考力教育の普及に取り組んできました。「シンクシンク」を活用した教育環境の改善は、現地で着実に成果を上げています。
2018年:実証実験の開始
JICAおよび慶應義塾大学中室研究室と協力し、ナショナルカリキュラムへの「シンクシンク」導入を検討するための実証実験をスタート。5校、1,636名の児童を対象とした実験では、「シンクシンク」導入が算数の学力テストやIQテストの結果向上に有意であることが確認されました。
2022年:パイロット校の拡大
パイロット校を9校に拡大し、3,300名の児童を対象に10ヶ月間の実証実験を実施。この取り組みでは、認知能力だけでなく、自尊心やモチベーションなどの非認知能力にもプラスの効果があることが実証されました。
2024年:幼児教育への拡大
2024年には、カンボジア プノンペン市内に新設された「プノンペン日本インターナショナル幼稚園」の理事にワンダーファイ代表 川島慶が就任。第一生命カンボジアやパナソニックなどの協賛を受け、「シンクシンク」の理念を取り入れた幼児教育の普及も進めています。
これらの成果は、カンボジア政府からも高く評価され、「シンクシンク」やその基盤となる日本式の思考力教育カリキュラムが教育課題の解決に役立つものとして期待されています。
■思考力が育つ知育アプリ「シンクシンク」について
「シンクシンク」は、ワンダーファイが掲げるミッション「世界中の子どもが本来持っている知的なわくわくを引き出す」に基づき作られた知育アプリです。
思考力が育つ上で土台となる5分野(空間認識・平面認識・試行錯誤・論理・数的処理)を、楽しみながら学べるアプリとして、2016年より各アプリストアで配信をスタートし、2024年4月で累計ユーザー数300万人を突破いたしました。
Googleによるアプリアワードの受賞、キッズデザイン賞の受賞など、国内外で高い評価を受けており、言語の壁を超え世界150ヶ国の子どもたちに愛されています。
「考えることが、好きになる。」総合的なブランドとして、学習塾での対面授業、小学校や幼保育園・学習塾で利用できるスクール版アプリ、書籍、シールブック、商業施設での大型タッチモニター、屋内外でのリアルイベントなど、さまざまな形態のサービスを展開しています。
「シンクシンク」 公式HP:https://think.wonderfy.inc/
■ワンダーファイ株式会社について
ワンダーファイは、世界中の子どもから「知的なわくわく」を引き出すための教材やコンテンツを開発・運営する会社です。STEAM教育の新しい通信教材「ワンダーボックス」 や、150ヶ国300万人の子どもが楽しむ思考力が育つアプリ「シンクシンク」を運営しています。国際的な算数大会の問題などを多数制作・監修している、STEAM/STEM教材・思考力教材のパイオニアです。
2018年11月には、世界最大の教育ベンチャーのコンペ「Global EdTech Startups Awards (GESA)」の日本予選にて最優秀賞を受賞(*1)。また、SXSW EDUなど、世界的な教育フォーラムに日本代表として出展、登壇などを行ってきた実績があります。
2020年2月、STEAM教育領域の新しい通信教育「ワンダーボックス」を発表しました(*2)。
2022年12月14日に、社名をワンダーラボから「ワンダーファイ株式会社」に変更しました(*3)。
ワンダーファイ株式会社 公式HP:https://wonderfy.inc/
(*1) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000012970.html
(*2) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000012970.html
(*3) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000091.000012970.html
■報道関係者お問い合わせ
ワンダーファイ株式会社 広報チーム
メールアドレス: pr@wonderfy.inc
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