現代アートギャラリー「ICHION CONTEMPORARY」をオープン致します。オープンを記念し2025年1月13日~3月29日まで具体美術協会作家に焦点を当てた「GUTAI は生きていた」展を開催
アート流通サポート合同会社(所在地︓大阪府大阪市北区野崎町、代表社員︓上 一音)が運営する現代アートギャラリー「ICHION CONTEMPORARY(イチオン コンテンポラリー)」が、2025年1月13日(月)にグランドオープンいたします。本ギャラリーの建築設計は安藤忠雄建築研究所が手掛けており、打ち放しコンクリートを使用した地下1階から地上5階までの6層構造が、その特徴です。
オープン記念展覧会として、「GUTAIは生きていた」を開催いたします。この展覧会では、戦後日本で誕生した革新的な美術運動「具体美術」に焦点を当て、その東アジアにおける美術史的の重要性や独自性を再解釈します。
本展では、具体美術協会(GUTAI)の第二世代であった向井修二氏のインスタレーション作品を核に据え、GUTAIの革新性とその「精神」を再考する試みを行います。
さらに、2025年に開催される大阪万博を見据え、大阪からアジア、そして世界へ向けた新たな文化交流の架け橋となることを目指しています。
建築とアートが共鳴し合う唯一無二の空間で、新年の幕開けにふさわしい特別なひとときを、ぜひお楽しみください。
来場者予約について
弊ギャラリーはご予約なしでも自由にご来場いただけますが、館内が混雑している場合は事前にご予約いただいたお客様を優先的にご案内いたします。特に1月13日(月)から19日(日)の期間中や週末は混雑が予想されますので、事前のご予約をおすすめいたします。皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
事前予約はこちらから
「芸術が奏でる感性の波長が、一つの音のように人々の心に響き、新たな文化の波を生み出す」
というコンセプトを掲げ、大阪を拠点にアジアと世界を繋ぐ文化交流の拠点を目指し、ICHION CONTEMPORARY プロジェクトは2023年、大阪の東梅田の地で始動しました。そして、いよいよ2025 年初春にオープンを迎えます。
当ギャラリーは、日本、特に大阪・関西の前衛芸術が勃興した時代のアーティストたちに注目し、その革新性と文化的価値にスポットライトを当てることで、世界的な評価の向上を目指しています。戦後のアメリカでの抽象表現主義、フランスでのアンフォルメル運動に並ぶように、日本では具体派やモノ派といった東アジアでは革新的な美術運動が巻き起こりました。中でも具体美術は、伝統的な美術の枠組みに捉われず、「純粋なる創造」を追求した先鋭的な表現運動として際立ちました。その革新性は、戦後日本の美術の方向性を大きく変えるだけでなく、東アジア全体のモダンアートに大きな足跡を残しました。具体美術の特異な精神は、現代社会においても新たな価値を創造する手がかりとなっており、過去と未来を結ぶ架け橋として重要な役割を果たしています。
我々ICHION CONTEMPORARY にとって、大阪・関西という地で生まれ育った前衛芸術の精神を未来に繋ぐことは次世代への責任であると考えています。
また、ICHION CONTEMPORARY は、海外のギャラリーや美術館とのネットワークを活かし、日本と世界とを結ぶアート交流の架け橋としての役割も果たしています。展覧会や国際的なアートフェアはもちろんのこと、国内外のプライベートミュージアムやギャラリーとも連携し、「アートの交換留学」を行うことで、アートが持つ可能性をさらに拡大させ、大阪を起点とした国際的な文化対話を推進していきます。
さらに、ICHION CONTEMPORARYで若手アーティストがその才能を最大限に発揮し、国際的に活躍できる環境を整えていきます。大阪・関西という地域が持つ豊かな歴史と文化の力を最大限に引き出し、芸術がもたらす社会的・経済的な波効果を通じて、次世代へ繋がる文化交流のプラットフォームとして成長していきます。
[みどころ]
1. ヴァイオリン×建築の響き合い
今回、向井氏は「建築は凍れる音楽である」とゲーテが好んで用いた表現に着想を得て、安藤忠雄建築研究所の展示空間と共鳴する新作のインスタレーションを制作。向井氏の視点からGUTAIの追憶に浸り、美術史における立ち位置を再考し、現代における価値と未来への展望を探求する。まるで「ヴァイオリンの記号パーティー」が催されているかのように、未知なるリズムが空間全体に響き渡ります。音楽と視覚芸術が交差するこの展示は、来場者の感覚を揺さぶる新しい体験を提供致します。
1月11日(土)に開催されるオープニングセレモニーでは、国際的に活躍するヴァイオリニスト・廣津留すみれ氏による特別演奏が行われます。彼女の生演奏とインスタレーションが響き合うことで、展示空間全体がまるで巨大な楽器のように共鳴し、GUTAIが掲げた「今までにないものをつくれ」という精神を現代的な形で再現します。この日だけの特別なコラボレーションは、展覧会の幕開けを華やかに彩るイベントとなるでしょう。
向井修二 インスタレーション
向井修二 (1940 - )
主な経歴
1940年 兵庫県神戸市生まれ
1959年 大阪美術学校(現・大阪美術専門学校)在学中に第8回具体美術展に出展
1963年 グタイピナコテカにて初個展
以後、解散まで具体美術協会に所属
1965年「日本の新しい絵画と彫刻展」に出品
(サンフランシスコ美術館~1967年まで全米を巡回)
2012年「具体 -日本の前衛18年の軌跡」国立新美術館
2013年「具体 -素晴らしい遊び場展」アメリカ・グッゲンハイム美術館
2015年 ヴェネチア・ビエンナーレにて記号化した鏡の部屋を発表 イタリア・ヴェネチア
2017年 ルイ・ヴィトン ソーホー店 内装インスタレーションを担当 アメリカ・ニューヨーク
2017年 シャネル 銀座並木通り店 外壁を記号化
2018年「GUTAI展」フランス・スーラージュ美術館
廣津留すみれ (1993 - )
ヴァイオリニスト。
国際教養大学特任准教授、成蹊大学客員准教授。
ハーバード大学を首席で卒業後、ジュリアード音楽院修士課程を首席修了。これまでにヨーヨー・マとの共演や『ファイナルファンタジー』シリーズの演奏・録音を手掛けるほか、『題名のない音楽会』や『羽鳥慎一 モーニングショー』で活躍中。著書『超・独学術』(KADOKAWA)を出版し、2022年にはファーストCDをリリース。演奏活動と並行して、幅広い分野で事業を展開している。
2. 具体美術の歴史と革新を再発見
戦後、関西で結成された前衛美術集団「具体美術協会」は「純粋なる創造の追求」を掲げ、革新的な表現を次々と生み出した。その存在は「GUTAI」の名で世界に知られ、70年以上を経た今でも高く評価され続けている。
本展では、具体美術協会の会員であった向井修二(1940~)による新作インスタレーションとコレクション作品を展示。更に、吉原治良が1970年の万博で展示した大作や、白髪一雄をはじめとするGUTAIの代表作家達の作品も併せて展示される。 過去から現在、そして未来へと続く挑戦の精神と創造のエネルギーをぜひ体感してください。
オープニングを記念して、ギャラリーオリジナルのトートバッグを販売予定です。展覧会の思い出としても、日常で楽しめるアートとしてもお楽しみいただけます。
【展覧会概要】
タイトル:「GUTAIは生きていた」
場所 :ICHION CONTEMPORARY
〒530-0055 大阪府大阪市北区野崎町9−7
期間 :2025年1月13日(月)~ 3月29日(土)
開館時間 :11:00~18:00 ※最終日のみ17:00終了
休館日 :日・月・祝日
※2025年1月13日(月)は開館
入場料 :無料
アート流通サポート合同会社
ギャラリー「ICHION CONTEMPORARY」の運営(作家選定、展覧会の企画・開催、アートフェア出展、作品管理など)、美術品の買取り・販売、アーティストマネジメント等を行なっています。美術品はコンテンポラリーアートを取り扱っております。
本リリースに関する報道関係者の方からのお問い合わせ:
アート流通サポート合同会社
ICHION CONTEMPORARY
プレス担当:川中 麻裕(かわなか まゆ)
Tel: 090-7359-3031
Email:info@ichion-contemporary.com
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