大みそか放送の「第75回NHK紅白歌合戦」の音合わせ・リハーサルが28日、東京都内のNHKで行われ、郷ひろみが囲み取材に応じた。
今年で37回目の出場となる郷は、曲目「2億4千万の瞳 放送100年 GO!GO!SP」を披露。来年NHKが放送100年を迎えることにちなみ、NHKが長年蓄積してきたアーカイブ映像と共に“世紀の瞬間”にタイムスリップするようなスペシャルなコラボステージを届ける。
リハーサルを終えた郷は、「全力で締めくくりたいと思います。昨日ディナーショーが福岡であって帰って来たばかりなのですが、1年の締めくくりでもあるし、2025年の幕開けをしっかりしたいなという意味で、今年最高のパフォーマンスを皆さんにお届けしたいです」と意気込み。
リハについては、「毎年やることが違うので全然慣れたという感覚はないんですけれど、僕が10代の頃からお世話になっているNHKは、素晴らしい放送局なんですよね。ラジオ放送から始まって100年という、すごいアーカイブ映像が残っていて、そこら辺とコラボするので、本番を楽しみにしてください」と視聴者に呼び掛けた。
デビューして52年となる郷。紅白ステージの演出にちなみ「郷さんの人生の中で“世紀の瞬間”は?」と聞かれると、「僕はいろんな曲と出合ってきて、そういう曲に出合えたことに、びっくりする瞬間があるんです。昭和の時代を見て来て、平成、令和と音楽も変わって来たんだなと。その瞬間瞬間を振り返ると、思い出深いことがたくさんあるんですよね。本当に一言では言えないぐらい」としみじみ。
さらに、「来年、僕は70歳。節目の年になるので、紅白で締めくくれること自体がありがたいです。60歳になる前は60代が一番いいのかなと思っていたんですけれど、気が付けばもう70代。年齢に関係なく動ける体、歌える声があるんだったら、ずっと続けていきたいなと思っています」と思いを語った。
かねてより“黄金の60代”と語っていた郷。「〇〇の70代とするなら?」と70代のテーマを聞かれると、「金の上はプラチナかなと。プラチナの70代。プラチナに輝きたいと思います」と笑顔で話した。