学校や集団にずっとうまくなじめなかった主人公・アマネは、小学5年生から90歳までの人生を見つめるうちに、生物の種、生や死などの線も超えてあらゆるものと「友情」をはぐくめることに気づく。世界は優しい!

株式会社河出書房新社(東京都新宿区/代表取締役 小野寺優)は、山崎ナオコーラさんの長編小説『陽ちゃんからのそよ風』(税込定価1,980円)を11月27日に発売いたします。



●『陽ちゃんからのそよ風』紹介
生まれてからずっと友だちが欲しかった向井アマネは、「女子」でも「男子」でもない小学五年生。
学校や集団に馴染まず、いつもひとりで過ごすアマネに、ある日、学年で一番明るくて人気のある陽ちゃんが「女子みんなで遊ぼう」と声をかけてきた。
「女子」という言葉にひっかかりながらも、初めて陽ちゃんという友だちを得たアマネは、中学、高校、大学と、出会いと別れを繰り返しながら、少しずつ友だちを増やしていく。
その後就職し、恋愛ではなく友情から子どもを授かり、やがて老年期を迎えたアマネは、自分の人生を見つめるうちに、生物の種、生や死などの線も超え、あらゆるものと「友情」をはぐくめることに気づいた。世界は優しい。
「世界中と友だちになるために、わたしは生まれてきたんだ」
強い風に背中を押される、新しい友情小説!



●『陽ちゃんからのそよ風』登場人物紹介!



アマネ
向井アマネ。人づき合いが苦手だが、友情に生きる。ちなみに、ノンバイナリー
陽ちゃん
田中陽。学年で一番元気な人気者。アマネと親友になる
小平
小平小百合。ものすごくおもしろい、天才高校生。大人になっても天才
店長さん
雑貨屋「回帰船」のスタッフ。のちに、船長
新橋くん
新橋忍。好感が持てる。大学で、淡島秋彦と加藤藤一郎と共に、アマネとバンドを組む
子ども
アマネのところにいる子ども。ちなみに、「障害」と共に生きていく

●著者 山崎ナオコーラ



作家。日常の社会派。
目標は、「誰にでもわかる言葉で、誰にも書けない文章を書きたい」。
性別非公表。趣味は育児。
著書としては、小説に『ニキの屈辱』『美しい距離』、エッセイに『文豪お墓まいり記』『ミライの源氏物語』、児童文学に『魔法のつららペン』など。
読者のことも友だちだと思っている。




●最新小説『陽ちゃんからのそよ風』

著者:山崎ナオコーラ
装画:Genie Ink
装幀:アルビレオ
発売日:2025年11月27日
税込定価:1,980円(本体価格1,800円)
ISBN:9784309032429
出版社:河出書房新社
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309032429

※電子書籍も発売予定です。詳細は各電子書籍ストアでご確認ください。





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