NECは2025年12月3日、最先端技術と新規事業戦略を紹介する「NEC Innovation Day 2025」を開催しました。「すべての変革に+AI」をキーワードに、研究開発から社会実装まで、NECが2025年に推進してきた「AIエージェント元年」の成果に加え、次なる技術革新と事業展望を発表しました。

■ 「Agentic AI」による業務プロセスの変革 NECの価値創造モデル「BluStellar(ブルーステラ)」(注1)のもと、高度な判断を伴う業務へのAI実装が加速しています。

営業・調達・Web業務の自動化:11月27日に発表した「営業支援ソリューション」では、Agentic AIが顧客ニーズに合致した提案書を自動作成し、営業DXを強力に推進します。さらに、製造業の調達業務において最良の取引条件を自律的に生成し、サプライヤと交渉する「NEC 調達交渉AIエージェントサービス」や、業務ノウハウを自動的に抽出し、組織全体で共有・活用できる「組織資産」として蓄積するエージェント技術「cotomi Act(コトミ アクト)」など、企業のノウハウを組織資産化するソリューション群を公開しました(注2)。

次世代生体認証:世界初(注3)となるウォークスルー型の「顔・虹彩マルチモーダル生体認証」を展示。世界No.1の認証精度(注4)を誇る技術により、立ち止まることなく厳格かつスムーズな本人確認を実現します。

■ インテリジェンス駆動型セキュリティ「CyIOC」始動 11月17日より提供を開始した新ブランド「CyIOC(サイオック、注5)」は、NEC独自の脅威インテリジェンスとAI技術を融合した次世代サービスです。

AIによる予兆検知:未知の攻撃兆候を早期に捉え、プロアクティブな防御を実現します。

グローバル4拠点展開:日本、APAC、EU、USに展開予定の「Cyber Intelligence & Operation Center」が連携し、24時間365日の監視・運用で企業のグローバルビジネスを守る体制を構築していきます(注6)。

■ 2026年 AI活用の展望 ― AIリスクへの対策 AIが社会に浸透する中、NECは「AIの暴走」や「偽情報の拡散」といったリスクへの対応も強化しています。AIを有益かつ倫理的に機能させるための「ハーネス(手綱)」となる技術開発やAIガバナンスの強化を推進し、安全・安心なAI活用をリードしていきます。

(注1) 「BluStellar(ブルーステラ)」は実績に裏打ちされた業種横断の先進的な知見と長年の開発・運用で研ぎ澄まされたNECの最先端テクノロジーにより、ビジネスモデルの変革を実現し、社会課題とお客さまの経営課題を解決に導き、お客さまを未来へ導く価値創造モデルです。
(注2) 「cotomi(コトミ)」はNECが開発した生成AIの名称です。ことばにより未来を示し、「こと」が「みのる」ようにという想いを込めており、生成AIを軸にお客さまと伴走するパートナーでありたいとNECは考えています。
(注3) NEC調べ
(注4) 米国国立標準技術研究所(NIST)による顔認証ベンチマークテストでこれまでにNo.1を複数回獲得。NISTによる評価結果は米国政府による特定のシステム、製品、サービス、企業を推奨するものではありません。
(注5) 「.JP(日本のサイバー空間)を守る」というミッションのもと、国内およびグローバルに事業を展開する企業をこれらの脅威から防御するため、NEC独自のインテリジェンスとAI技術を融合した次世代サイバーセキュリティサービス。高度な脅威インテリジェンスとAI技術を活用し、サイバー攻撃の予兆把握から防御、対応、さらにはグローバルリスクの分析・共有までをトータルに支援します。
(注6) 日本以外の海外拠点については、2026年度以降に順次開設する予定です。

NECの公式ウェブサイトはこちら
https://jpn.nec.com/

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