世界120か国以上で活動する国際NGO「CARE」の一員である公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパン(理事長:目賀田周一郎/事務局:東京都豊島区)は10日、国連が定めた「国際女性デー」にあたる来年3月8日から5月31日までのおよそ3か月にわたり開催する、歩く国際協力「Walk in Her Shoes 2026」キャンペーンのエントリー受付を開始した。

英語で「in oneʼs shoes(その人の靴を履く)」とは、その人の立場になるという意味。「Walk in Her Shoes」は、歩くことが社会貢献につながるチャリティウォークで、途上国の女性や女子たちが毎日水汲みや薪運びのために歩く8,000~10,000歩(およそ6キロ)の距離を実際に歩いて体感しながら、途上国の人々が直面する現実と課題を考えようというキャンペーン。

参加方法はシンプルで、参加費を支払い登録したうえで、期間中に好きな時間・場所で歩き、歩数をアプリやウェブサイトから報告するだけというもの。原則インターネット環境があれば、国内だけではなく海外からも参加できる。報告された歩数に応じて、協賛企業から「500歩につき1円」が寄付される。参加費や寄付金は、本キャンペーンにかかる諸経費を除き、同財団が東ティモールで実施する「遠隔集落における生業と食の改善事業」を通じ、農業や生活における水へのアクセス改善等に役立てられる。

同財団によると、昨年度は国内外から総勢4,000名超の参加があったという。来年2026年に15周年を迎える本キャンペーンでは、参加者全員で「14億歩」を目指している。

また、キャンペーンを盛り上げる企画として、CAREの「C」や「水」に関連する写真やGPSアートの投稿企画のほか、「世界水の日」にあたる3月22日には東京都内でのウォークイベント開催も予定している。

【参加方法】
■キャンペーン期間:2026年3月8日(日)~同年5月31日(日)
■受付期間および参加費
 1次募集期間(2025年12月10日13:00~2026年2月12日23:59) 3,000円
 2次募集期間(2026年2月13日10:00~4月23日23:59)3,500円
 *3人以上のチーム参加は一人につき2,000円
 *大学生以下の学生は一律1,000円
■詳細情報・申込:以下のウェブサイトから確認できる。
 https://www.careintjp.org/walk_in_her_shoes/index.html

【協力参加法人および団体】
■特別協賛
花王ハートポケット倶楽部、カランマス・セジャトラ社、日産トレーデイング株式会社、株式会社リコー、リコー社会貢献クラブ・FreeWill、株式会社ワールディング
■協賛
アリックスパートナーズ・アジア・エルエルシー、キヤノン株式会社、社会福祉法人椎原寿恵会、医療法人まごころ医療館、医療法人椎原会有馬病院、東京恵比寿ロータリークラブ、末日聖徒イエス・キリスト教会
■ウォーキング・パートナー
アリックスパートナーズ・アジア・エルエルシー、弁護士法人兼六法律事務所、株式会社セールスフォース・ジャパン、中外製薬労働組合、ディアジオ ジャパン株式会社、冨木医療器株式会社、日産トレーデイング株式会社、パシフィックコンサルタンツ株式会社、株式会社パデコ、株式会社フジタ、森乳スマイル倶楽部、ユーロモニターインターナショナル、リコー社会貢献クラブ・FreeWill、株式会社ワールディング
■協力
ALLIE、株式会社えがおホールディングス、ディアジオ ジャパン株式会社、株式会社ナビタイムジャパン、Vitality、株式会社ビームス、ミマスクリーンケア株式会社、ミモザガーデン自由ヶ丘
■後援
株式会社WALK & WAY、Women’s Jazz Festival in Japan、公益社団法人ガールスカウト日本連盟、外務省、女性社長.net、合同会社STAR FRUIT、一般社団法人チアリーダーズ協会、東京都、一般社団法人日本ウオーキング協会、一般社団法人日本GPSアート協会、東ティモール民主共和国大使館、UN Women(国連女性機関)日本事務所、一般財団法人ユナイテッド・スポーツ・ファウンデーション、一般社団法人F・マリノススポーツクラブ、ライブラン株式会社




【参考情報】
■途上国の「水」および「ジェンダー」の課題
持続可能な開発目標(SDGs)のうち、目標6は、2030年までに誰もが安全な水とトイレにアクセスできることを目指している。その一方で、目標達成は危ぶまれており、世界の4人に1人が依然として安全な飲料水にアクセスできていない。この現実は、子どもたち、特に女子たちの健康、教育、将来にも暗い影を落としている。また、途上国では、主に女性と女子が水汲みを担うことが多く、サハラ以南のアフリカや中央アジア、南アジアの多くの国では、1日30分以上を水の収集に費やしている。これにより、彼女たちは、教育や就労の機会を奪われると同時に、肉体的・精神的な負担も抱えている。
*出典:Progress on household drinking water, sanitation and hygiene | 2000-2024
(WHO/UNICEF Joint Monitoring Programme for Water Supply, Sanitation and Hygiene, 2025.8)

■「国際女性デー(International Womenʼs Day)」について
1904年3月8日のアメリカのニューヨークで婦人参政権を求めたデモが起源となり、1975年の国際婦人年において、国連が3月8日を「国際女性デー(International Women's Day)」と制定。国や民族、言語、文化、経済、政治の壁に関係なく、女性がこれまで達成してきた成果を認識するとともに、女性たちの権利やジェンダー平等を広く呼びかけていく日として、毎年、世界中で記念行事が行われている。

■国際協力NGO「CARE」について
CAREは、1945年に設立された世界最大級の国際協力NGO。今年2025年に創立80周年を迎えた。戦後、欧州の被災者へ「CAREパッケージ(ケア物資)」を送ることから始まった貧困の根絶に向けた活動は、国連や各国政府からの高い評価を得ている。2025年度実績では、1万人を超える高度な専門性をもつスタッフが、120か国以上において年間およそ5,800万人に対し、緊急復興支援や開発支援を実施した。

■公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパンについて
国際協力NGO「CARE」の一員。戦後のCAREパッケージ(ケア物資)は、1948年から8年にわたり日本にも届き、1,000万人の日本人が支援を受けた。その支援を受けた人が発起人となり、次は世界に恩返しをとの想いで1987年5月、現在のケア・インターナショナル ジャパンを設立。災害時の緊急・復興支援や「女性と女子」の自立支援を通して貧困のない社会を目指している。

■昨年度歩く国際協力「Walk in Her Shoes 2025」実績報告
14回目の開催となった歩く国際協力「Walk in Her Shoes 2025」。2025年3月8日から5月31日までのおよそ3か月間、国内各地に留まらず海外からの参加も得て、総勢4,034名が歩き、その総歩数は1,221,282,679歩であった。

■参加者の声
・実際に歩いてみて、女の子が水を持ったまま6キロもの道のりを歩くことは本当に大変だと感じました。あらためて、途上国の女性や女の子たちの大変な状況に気づくことができました。何か力になりたいと思います。
・3か月間にわたるキャンペーン期間中は、歩く目標ができ、体が軽く、健康になった気がします。同時に、それが寄付につながるなんてすばらしいイベントだと思います。

以上
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