六甲山観光株式会社(本社:神戸市灘区 社長:妹尾昭孝)は、現代アートの芸術祭「神戸六甲ミーツ・アート 2025 beyond」の開催に合わせて、2025年8月23日(土)から11月30日(日)までの期間で来場者投票を実施し、「オーディエンス大賞」を選出しました。
今回は全展示作品(61組63作品)を対象に、1,486件の投票がありました。
集計の結果、第1位の票数が同数となったため同率1位とし、以下の通り順位が決定しましたのでお知らせいたします。




神戸六甲ミーツ・アート2025 beyond
「オーディエンス大賞」受賞アーティスト
※敬称略・50音順
第1位
中村萌《Silent Journey》
展示場所:六甲高山植物園

第1位
奈良美智《Peace Head》
展示場所:ROKKO森の音ミュージアム

第3位
岩崎貴宏《Floating Lanterns》
展示場所:風の教会エリア


※受賞アーティストのプロフィール、受賞作品についての情報は次をご覧ください。

第1位: 中村萌(なかむらもえ)《Silent Journey》


<主な投票理由>
・木のあたたかみ、やさしさを感じる
・自然の妖精みたいで可愛かった など

<プロフィール>
1988年東京都生まれ
2012年女子美術大学大学院美術研究科美術専攻修了



楠などを丸太の状態から削り出し、油絵具で彩色する手法で制作を行う。幼いころから描いているという、自身を投影した不思議な姿をした作品を、平面や彫刻で発表している。
21年には東京のポーラ ミュージアム アネックスで、自身にとって国内初となる大型個展「our whereabouts - 私たちの行方 -」を、ギャラリー椿の個展「inside us」と同時期に開催。これまで、「House of the Rising Light | Group Show」(ドロシーサーカスギャラリー、ローマ、ロンドン)、ART OSAKA 2021(大阪市中央公会堂)、六甲ミーツ・アート芸術散歩 2020(兵庫) など数多くの展覧会や芸術祭に参加。
中村の作品たちの曖昧な表情と感情は、観る人が自身の記憶を通し作品と作家の世界観にそれぞれの形で共感する事ができ、国籍を問わず多くの人を惹きつけている。

第1位: 奈良美智(ならよしとも)《Peace Head》


<主な投票理由>
・神戸にあることに意味をかんじた
・大きくてインパクトがあってよかった など

<プロフィール>
1959年 青森県生まれ
1987年 愛知県立芸術大学修士課程修了



1988年渡独、国立デュッセルドルフ芸術アカデミー在籍終了。ケルン在住を経て2000年に帰国。1990年代半以降からヨーロッパ、アメリカ、日本、そしてアジアの各地で規模に関わらず様々な場所で展示発表を続ける。見つめ返すような印象的な絵画、日々自由に描き続けるドローイング作品のほか、木、FRP、陶、ブロンズ、そしてインスタレーションなど多様な素材や空間に生命を吹き込むような彫刻作品を制作。また、制作の日々や旅先での出会いを収めた写真作品も発表している。
作品はニューヨーク近代美術館、ロサンゼルスカウンティー美術館、ボストン美術館、ナショナルギャラリー(ワシントンD.C.)大英博物館(ロンドン)など世界中の美術館に所蔵されている。

第3位: 岩崎貴宏(いわさきたかひろ)《Floating Lanterns》


<主な投票理由>
・破壊された建築物と教会、十字架の対比が印象深い
・震災のことを伝えられているから など

<プロフィール>
1975年 広島県生まれ
2005年 エジンバラ・カレッジ・オブ・アート MFA修了



1975年広島県生まれ、広島県在住。広島市立大学芸術学研究科博士課程修了。エジンバラ・カレッジ・オブ・アート大学院修了。2017年には、第57回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展の日本館代表に選出され、個展「逆さにすれば、森」(2017年) が開催された。その他、近年の主な個展として、2023年ポートランドの日本庭園美術館にて個展、2015年、ニューヨークのアジアソサイエティにて個展、同年、黒部市美術館と小山市立車屋美術館で個展を開催。主な受賞歴に、第68回芸術選奨文部科学大臣新人賞(2018年)、タカシマヤ美術賞(2023年)などがある。ヴィクトリア国立美術館、金沢21世紀美術館など国内外の美術館に作品が収蔵されている。


六甲山ポータルサイト https://www.rokkosan.com/

リリース https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/c719661e30af1c9de421b41a727fa00e1188d01c.pdf

発行元:阪急阪神ホールディングス
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