~河合塾が新設する高等学校にNTT東日本が拠点・プログラムを提供~

 NTT東日本株式会社(以下、NTT東日本)は、2025年3月に河合塾グループ株式会社KJホールディングス(以下、河合塾グループ)と締結した連携協定※1をもとに、日本初となる「地域拠点×通信制」のハイブリッドな教育モデルを実現する広域通信制高校「ドルトンX学園高等学校(以下、ドルトンX学園)」との連携を開始します。
ドルトンX学園は、2027年4月に学校法人河合塾学園が岩手県一関市に開設予定の広域通信制高校です※2。NTT東日本はその連携パートナーとして、滞在拠点・ICT環境の提供、探究学習プログラムの共同開発、東日本全域に広がる「学びのフィールド」の提供などを通じて、「リアル×デジタル」のハイブリッドによる革新的な教育モデルの創出に取り組みます。

※1:報道発表(2025年3月19日)
NTT東日本と河合塾グループ、新たな教育モデルの確立に向けた連携協定を締結 | お知らせ・報道発表 | 企業情報 | NTT東日本
※2:設置認可申請中

背景・目的
 日本の地域社会は、人口減少や教育機会の格差など複雑で深刻な課題に直面しています。NTT東日本は、「自ら考え、行動できる」人材の育成こそが持続可能な地域づくりの鍵だと考え、地域循環型社会の共創というパーパスのもと、地域課題の解決と価値創造、レジリエンス向上に資する取り組みを進めています。
 そうした中で、NTT東日本は2022年10月にドルトンX学園の姉妹校であるドルトン東京学園と連携協定※3を締結し、次世代のグローバルリーダー育成に資する探究的な教育機会の創出に取り組んできました。また、河合塾グループとは、学校を横断した取り組みとして、地域に飛び込み学びを深める教育旅行プログラム「まるっと探究ツアー」の共同開発・提供を行っています。
 今回のドルトンX学園との連携は、これまでのドルトン東京学園、河合塾グループとの連携の集大成として、学校全体の探究活動を包括的に支援することで、日本発の革新的な教育モデルによる次世代のグローバルリーダーの育成につなげることを目的としています。

※3:報道発表(2022年10月20日)
東日本電信電話株式会社とドルトン東京学園中等部・高等部における連携協定締結~新たな探究学習モデルの協創・地域の価値創造を実現~ | お知らせ・報道発表 | 企業情報 | NTT東日本

ドルトンX学園の特長
 ドルトンX学園は、めざす生徒像「自らの足で探究し、破天荒に出会い、フロンティアを共創する」姿の実現に向けて、米国ミネルバ大学※4の教育モデルを参考にした学びが特長です。
 その象徴である、地域に飛び込んで取り組む探究学習は、高校2年次に実施されます。3カ月単位で最大4カ所の地域拠点に滞在し、主に午前はオンラインで教科学習を、午後は地域に出てフィールドワークや探究活動に取り組みます。
 そして高校1年次と3年次では、一関市の本校と、NTT東日本がもつNTT中央研修センタ(東京都調布市)に半年ずつ滞在します。NTT中央研修センタでは、地域循環型社会の実現に向けた実証フィールド「NTTe-City Labo」において、最先端のテクノロジーに触れ、デジタルスキルを習得いただく機会を提供します。
 なお、NTT東日本は、ドルトンX学園が教育モデルを参考にしたミネルバ大学と2025年9月に連携協定※5を締結し、日本各地でのフィールド教育や、社会課題に基づく学習プロジェクトの共創に取り組んでいます。

※4:ミネルバ大学は日本財団の支援を受けております。
※5:報道発表(2025年9月8日)
NTT東日本・ミネルバ大学・ミネルバジャパンが連携協定を締結 | お知らせ・報道発表 | 企業情報 | NTT東日本

NTT東日本の具体的支援
1. 東京拠点(TOKYO NTT BASE)の提供
高校1年次と3年次の東京における滞在拠点として、NTT中央研修センタを提供します。安定した通信インフラと最先端の実証環境、そして閑静でありながら充実した生活空間を備えており、この上ない学びの環境を実現します。
2. 探究・デジタル教育の支援
NTT東日本がソーシャルイノベーションの取り組みで培ったアセット・ノウハウを活かし、生徒の挑戦を支える探究的な学びの提供やデジタルスキルの習得支援を行います。
3. フィールド教育の支援
本校がある一関市など、日本、そして世界各地でのリアルな学びをサポートします。

今後の展望
 NTT東日本グループは、SOCIAL INNOVATIONパートナーとして、教育分野での価値創造をさらに拡大します。河合塾グループ、ミネルバ大学、そして多様なパートナーのみなさまとともに、デジタルとリアルを兼ね備えた革新的なハイブリッド教育モデルを展開し、次世代のグローバルリーダー育成に継続して取り組んでまいります。
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