~泉大津市×JAいずみの『食育推進プロジェクト』~

 泉大津市(市長:南出賢一)は、包括連携協定を締結するいずみの農業協同組合(組合長:谷口敏信、以下「JAいずみの」)との連携の一環として、「サツマイモ収穫体験」を実施しました。

 泉大津市は、市域に占める農地面積が2.2%と非常に小さく、市内の子どもたちが直接土や農作物に触れる機会が限られています。普段の生活ではなかなか体験することのできない農業体験を通じて、未来を担う子どもたちに「農業」や「食」に興味を持ち、多様な学びを得てもらうため、市内に体験型農園を開園しました。
収穫体験は2日間にわたり実施し、延べ約90名の園児が参加しました。初日は泉大津市・南出市長とJAいずみの・谷口組合長も農園を訪れ、一緒にサツマイモの収穫を楽しみました。また、JAいずみのとの連携事業である「オーガニックアカデミー(有機農業塾)」の受講生5名もサポーターとして参加し、農業を通じた市民同士の交流が生まれる取組みとなりました。
参加した園児の半数以上が「初めての体験」であり、力いっぱいつるを引っ張って、顔より大きな芋を収穫して歓声を上げていました。
収穫したサツマイモは園児へプレゼントしたほか、市内の公立就学前施設の給食やクッキングイベントで使用しました。また、別の市内の公立就学前施設のこどもたちにプレゼントしました。

引き続き、食育の推進と農への理解を深める取組みを継続し、人と緑、食と農が循環する持続可能な地域づくりに向けて、さらなる連携を進めていきます。

 <代表者コメント>

泉大津市・市長 南出 賢一
 『いつも当たり前に食べている食べ物がどうやってできているのかを知り、実際に土に触れることで、食べ物のありがたさを分かってくれたと思う。継続していきたい。』

JAいずみの・組合長 谷口 敏信
『大いに楽しんでくれた。家族に体験の思い出を話すことで、家庭で食と農への関心が高まってほしい。』


収穫体験の様子




給食の様子




クッキングの様子



(参考)泉大津市とJAいずみの連携

食と農を通じた持続可能な地域づくりに向け、令和7年2月に、以下の6分野にわたる包括連携協定を締結。
⑴ 市民の健康増進に関すること
⑵ 地産地消の推進に関すること
⑶ 都市農業の振興に関すること
⑷ 環境に配慮した農業の推進に関すること
⑸ 教育・食育に関すること
⑹ 子育て支援に関すること
https://www.city.izumiotsu.lg.jp/kakuka/koushitsu/senryaku/ppp_torikumi/izuminonokyo/14068.html





オーガニックアカデミー(有機農業塾)
農地の少ない泉大津市内で、オーガニック野菜の栽培をめざす農業者や新規就農をめざす方の確保・育成を目的に、オーガニックに特化した農業アカデミーを開講。オーガニック野菜の栽培方法に関する座学研修と農園での実践的研修により、生産技術の習得をめざす。
https://www.city.izumiotsu.lg.jp/kakuka/koushitsu/tiikikeizaika/nousuitanntou/14314.html

サツマイモ収穫体験
JAいずみのが保有する市内の農地を活用し、泉大津市の子どもたちが市内で農業体験ができる機会を創出。食育と健全な育成に繋がる農業体験機会の創出を図るとともに、地域内での交流から学ぶことによる市民としてのシビックプライドの醸成を図る。

(参考)泉大津市の「食」に関する主な取組み

安全・安心な食糧の安定的確保に関する構想
令和5年3月に策定。生産地との「共存共生の関係性」による独自の食糧サプライチェーン構築を目指した構想。農地の少ない泉大津市は、将来的な不測の事態が発生した際に市民の暮らしを守れるだけの安定的な食糧確保が困難である一方、生産地では、農業従事者の減少・高齢化、農地面積の減少といった状況が続いており、食糧生産基盤の強化が喫緊の課題となっている。給食など一定の食糧需要がある都市部の自治体と生産地の自治体が相互のリソースを活用し、泉大津市にとっては食糧の安定的な確保を、生産地にとっては生産者の所得安定や休耕地の活用、新たな担い手確保など、それぞれの課題を補完できるような連携を創出しながら、「市民の健康増進」及び「食料危機への備え」に取り組む。
https://www.city.izumiotsu.lg.jp/kakuka/koushitsu/seisakusuisin/syokuryokakuhokousou/syokuryokakuhokousou_sakutei.html
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