消費者被害の相談件数は10年で約4倍に増加。当社名を騙る不審な訪問・広告に関する注意喚起
悪質な暮らしのレスキュー商法による消費者被害が急増しています。全国の消費生活センターへの相談件数は2020年度以降増加傾向にあり、悪質業者による高額請求や強引な勧誘が社会問題化しています。こうした中、水回りレスキューサービスの大手である株式会社クラシアン(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:今田 健治、以下「クラシアン」)を装った不審な業者の事例が複数確認されました。被害拡大を防ぐため、当社のルールと具体的な対策を消費者に呼びかけます。
1. 被害状況と背景:消費者被害の急増と深刻化
消費生活に関する相談情報を蓄積しているデータベースPIO-NETの「レスキューサービス」に関する相談件数は、2020 年度頃から急増し、今なお増加傾向にある。内訳をみると、トイレ修理、水漏れ・排管等の詰まりの修理といった水回りに関するトラブルがかねてより多い。
出典:「レスキューサービスに関する消費者問題についての意見 」(内閣府消費者委員会 )(https://www.cao.go.jp/consumer/content/20250804_iken1.pdf)、PDL1.0(https://www.digital.go.jp/resources/open_data/public_data_license_v1.0)
2. 当社名等を騙る具体的な手口(利用者からの申告事例)
消費者の不安に付け込み、当社名を装った悪質な業者による事案がいくつか確認されています。【手口1.:高額請求と強引な勧誘】
発生地域:千葉県
発生時期:2025年11月
トイレの詰まりを修理してもらうため、インターネットで「クラシアン」と検索し、表示された広告を通じてクラシアンに電話連絡したつもりが、実際は当社とは無関係の業者に繋がった。
訪問した業者に顧客が「クラシアンですか?」と尋ねると「はい」と答えた。
その後、数十万円の高額な見積もりを提示され、断ろうとすると「無料でもいいから作業をさせてほしい」と不自然な対応で強引に契約や作業を迫られた。
顧客が再度電話でクラシアンか?と確認すると「クラシアンは現在いっぱいなので下請けが伺います」と言われた。
不審に感じた顧客が当社に問い合わせたことで発覚。
【手口2.:下請け詐称と不当な代金請求】
発生地域:神奈川県
発生時期:2025年12月
インターネット広告を通じてクラシアンに緊急駆けつけサービスを依頼したつもりが、当社とは無関係の業者が訪問し、「クラシアンの下請けです」と名乗った。
その業者からは相場を大幅に超える高額な工事代金(100万円近く)が請求され、不審に思った顧客が当社に問い合わせたことで発覚。
インターネットでの検索について
インターネットで「クラシアン」などの社名を検索した場合、別の会社の広告が上位に表示されることがあります。修理を申し込む前に「会社名・業者名」「所在地」が正しく記載されているかを必ず確認してください。消費者の「勘違い」を良いことに、虚偽の社名を用いて訪問するケースが見受けられます。
3. 【最重要】当社のルールとお客様への約束

4. 消費者に向けた具体的な対策とお願い
1. 社員証の確認徹底訪問者がクラシアンのスタッフであるかを確認するため、「クラシアンの社員証を見せてほしい」と必ず伝えてください。不審な点があれば、その場での契約や作業を拒否してください。
2. 相談窓口の活用
高額請求やしつこい勧誘など、被害や不審な行為を見かけた際は、消費生活センター(消費者ホットライン:188)または警察署に相談してください。
3. 情報提供のお願い
今後の対策のために、差し支えなければ当社にも情報提供をお願いいたします。
当社窓口情報
クラシアン対策専用窓口(お客様相談室)
0120-007-733(無料・受付24時間)
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