"自意識と感情" を専門とする脳科学者が、現代の「感情労働」に迫る!人間の新しい可能性が見えてくるAI時代の必読書。

株式会社河出書房新社(東京都新宿区/代表取締役 小野寺優)は、脳科学者・恩蔵絢子(おんぞう・あやこ)さんの最新刊『感情労働の未来――脳はなぜ他者の“見えない心”を推しはかるのか?』(2025年10月17日発売 税込定価2,090円)を、2025年12月19日出来で重版いたしました。
●重版記念!冒頭ためし読み公開

AI時代、人間が持つ最大の能力は、感情になる!
感情を抑圧し“他者にあわせる“ストレスフルな現代から、
“他者を理解する“感情的知性の未来へ。
人間の可能性に話題の脳科学者が迫る。
『感情労働の未来――脳はなぜ他者の“見えない心”を推しはかるのか?』冒頭収録の「はじめに」 より一部抜粋
(前略)
この本では脳科学から感情労働を見直していく。そもそも感情とは何か? 意識的にコントロールできるものなのか? どのようにコントロールしていくことができるのか? コントロールするもの(意識)と、コントロールされるもの(感情)の関係はどういうものなのか? 考えを進めていこう。
そして現代に特有の感情労働についても分析してみたい。私たちはインターネットやSNSの登場でリアルではつながりのない人とつながり、また、リアルな知り合いでも、現実のその人とは違った関わりをインターネット上では持つことができるようになった。さまざまな人の感じ方や意見や態度にさらされて、自分の感情の使い方はどんな影響を受けているのだろうか? 膨大な他者に出会うことにより、私たちの人間観、人と人との付き合い方、感情のコントロールの仕方はどう変わってきているのだろうか? そして膨大な他人の感情にとりまかれる中で、自分の感情をうまく働かせるというのはどういうことなのだろう? うまく働かせることができたら私たちの生活はどんなふうになるのだろう?
1995年、ダニエル・ゴールマンの本によって一般に広がった「感情的知性( emotional intelligence )」は鍵になる。感情的知性の高い人とは、自分の感情をよく知っていて、他人の感情についても気づき、よく理解でき、その理解したことを使い、自分や周りの人の考え方や、行動を変えて、人との関係性や、その場の状況を良いほうに変える力を持っている人のことを言う。感情的知性の高い人は、看護師など感情労働の多い仕事場でもストレスを感じにくく楽しむことができ、離職率も低く、幸福度の高い生活を送ることができると知られている。
感情労働は必ずしも悪いものではなく、自分も他人ももっと幸福にする感情の動かし方があるということなのだ。
(後略)
「はじめに」全文はこちら
→Web河出 https://web.kawade.co.jp/tameshiyomi/175829/
『感情労働の未来――脳はなぜ他者の“見えない心”を推しはかるのか?』は、2025年10月に刊行された待望の書。前著『脳科学者の母が、認知症になる』(2018年)がNHKスペシャルで特集されるなど、今最も注目を集める脳科学者・恩蔵絢子さんが4年以上をかけて書いた渾身の一冊です。
本書は、発売されるやいなや朝日新聞、読売新聞、東洋経済オンラインなど多数のメディアが紹介。ネガティヴに語られがちな「感情労働」を、脳科学の視点からアプローチし、「感情的知性(EQ)」は、言語能力やIQに負けず劣らず重要、という内容に、大きな反響がありました。
報道事例
・朝日新聞書評 2025年11月29日
「感情労働の未来」/「死んだら無になる」書評 「知性の根源」ゆえのやっかいさ
https://book.asahi.com/article/16188405
・東洋経済オンライン記事 2025年11月19日
「「地頭のいい人」ばかりを集めても成果は出ない…IQでは測れない"本当に重要な知性"」
https://toyokeizai.net/articles/-/917864
・東洋経済オンライン記事 2025年11月18日
「SNSの「強烈な快感」に支配される現代人、脳科学者が教える"新しい感情労働"の実態」
https://toyokeizai.net/articles/-/917867
・著者が語る
【恩蔵絢子が語る】AI・SNS時代に改めて問い直す「感情労働」
https://youtu.be/-9dtYEJRXFQ?si=a2xhuw5v1KkBYq23
・JBpress 著者に聞く
『感情労働の未来』の恩蔵絢子が語るAI・SNS時代に改めて問い直す「感情労働」とは
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/92278
さらには、読了後にSNSへ投稿をする方々が続出。
「めちゃくちゃ面白かった」
「読みやすくて一気読み」
「これめちゃ名著」
「道標のような1冊」
「感情労働への解像度が上がる」
など、科学者による本格的な一冊に対しては異例とも言える感想が上がり続けています。
書店で売り切れが続出、Amazonでも品切れとなり、このたび緊急で重版を出来いたしました。
”AI時代の必読書” ”現代の救いの書”として話題の『感情労働の未来――脳はなぜ他者の“見えない心”を推しはかるのか?』に、ぜひご注目ください。
●著者 恩蔵 絢子(おんぞう・あやこ)

1979年、神奈川県生まれ。脳科学者。専門は自意識と感情。2002年、上智大学理工学部物理学科卒業。07年、東京工業大学大学院総合理工学研究科知能システム科学専攻博士課程修了(学術博士)。現在、東京大学大学院総合文化研究科特任研究員。金城学院大学・早稲田大学・日本女子大学非常勤講師。
著書に『脳科学者の母が、認知症になる』、共著に『なぜ、認知症の人は家に帰りたがるのか』『認知症介護のリアル』、訳書にアンナ・レンブケ著『ドーパミン中毒』マックス・ベネット著『知性の未来』などがある。
2023年に放映されたNHKスペシャル「認知症の母と脳科学者の私」は、大きな反響を呼んだ。
X:https://x.com/ayakoonzo
●書誌情報

書名:感情労働の未来――脳はなぜ他者の“見えない心”を推しはかるのか?
著者:恩蔵絢子
仕様:46変形判/並製/244頁
発売日:2025年10月17日
重版出来日:2025年12月19日
税込定価:2,090円(本体価格1,900円)
ISBN:978-4-309-25495-1
ブックデザイン:nimayuma Inc.
URL:https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309254951/
※電子書籍も発売中です。詳細は各電子書籍ストアにてご確認ください。
●好評既刊

書名:脳科学者の母が、認知症になる(河出文庫)
著者:恩蔵絢子
仕様:文庫版/240頁
発売日:2021年12月7日
税込定価:814円(本体価格740円)
ISBN:978-4-309-41858-2
URL:https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309418582/
※電子書籍も発売中です。詳細は各電子書籍ストアにてご確認ください。
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