公益社団法人ピースボート災害支援センター(以下、PBV)(東京都新宿区)は、全国初(※1)のフェーズフリー型、災害対応キッチンカー「FOOBOUR(フーバー)」を運用しています。平時は食品を循環させてひとり親家庭を支え、災害時は被災地で温かい食事を提供する仕組みです。

本プロジェクトは、2024年8月に佐賀県大町町で開始し、2025年10月には石川県輪島市でも運用を始め、地域と連携した取り組みを進めています。

このたびPBVでは、FOOBOURに登録しているひとり親家庭を対象に、クリスマスプレゼントをご用意しました。
冬休みで親子の時間が増えるこの時期に、FOOBOURを訪れていただくことで、会話が生まれ、日常の中のちょっとした「嬉しい」を感じていただく機会となることを願っています。

(※1:2025年11月の当団体調べでは、日本の主要な文献・事例検索システム(Google検索、CiNii Articles、日経テレコン等)を用い、『ひとり親家庭支援』『災害支援』『キッチンカー』といった複数のキーワードで調査した結果、同様の事業モデルは他に確認されませんでした。また、自治体とキッチンカー事業者との協定は多数ありますが、これらは「災害時」に平時は通常の商業営業を行っているキッチンカー事業者に炊き出しを依頼するものであり、平時に特定の福祉事業を行っているわけではありません。地域でのフードバンク活動は、固定の拠点や一般車両での食料配布は多数ありますが、キッチンカーを用いて移動型で展開し、かつそれが災害時にも活用されるという事例はありませんでした。これらを基に、本取り組みが日本初の試みであると判断しました。)


2024年2月16日:能登半島地震にて食事支援 撮影:鈴木省一

フェーズフリー型・災害対応キッチンカー「FOOBOUR」とは

食品を受け取ることができる「港」となることを目指して。そんな想いで、Food(食事)+Harbour(港)を組み合わせ「FOOBOUR」と名づけました。
「いつも」の時は、ひとり親家庭を対象に24時間好きな時に必要な物を受け取れる無人の食料支援拠点として、
「もしも」の時は、温かい食事を提供するキッチンカーとして、平時も災害時もフェーズフリーに地域の「食」を支えるキッチンカーです。
「FOOBOUR(フーバー)」WEBサイト





FOOBOUR ークリスマスイベントー ひとり親家庭の親子に笑顔を

平時のフーバーは、無人運営ですが「ひとり親家庭を支えたい」「地域の子どもを応援したい」「子どもの成長を一緒に見守りたい」という支援者の方々からの想いをのせています。
今回は、フーバー車内をクリスマス仕様に装飾し、登録しているひとり親家庭の皆さまに、ささやかですがプレゼントを用意しました。冬休みに入り親子の時間が増える時期に、フーバーを通して人との繋がりを感じたり、忙しい日々の中で少しでも親子が笑顔になれるきっかけになればと考えています。


※現在の車内の様子

※プレゼントのイメージ

FOOBOUR -わじま港-
石川県輪島市河井町2-287-1 輪島市ふれあい健康センター 裏側駐車場
日時:2025年12月23日(火) 10:00~11:00

FOOBOUR -おおまち港-
佐賀県杵島郡大町町大町5000 大町町総合福祉保健センター美郷 裏側駐車場
日時:2025年12月24日(水) 11:00~12:00

◇上記の日時にキッチンカー内にプレゼントを準備します。写真撮影を希望される方は事前にご連絡ください。
◇上記以外の時間帯は不在にしております。取材をご希望の方は問い合わせ先までご連絡をお願いします。

FOOBOURを通して、ひとり親家庭を支える仕組み

フーバーの活動は、皆さまのご寄付によって支えられています。持続可能な運用により多くの子どもたちと被災者を支えるため、以下の仕組みへのご協力とメディアでの発信をぜひお願いいたします。

◆FOOBOURサポーター
月額1,000円から気軽にはじめられる継続的なご支援です。ご支援が利用者の長期的な支えになります。(寄付控除の対象)
https://foobour.pbv.or.jp/support/

◆ふるさと納税
佐賀県のふるさと納税(NPO等の支援)の制度を利用したご支援です。税控除の対象となり、返礼品もございます。
https://www.furusato-tax.jp/gcf/4899

◆Yahoo!買って応援便
Yahoo!ショッピングを通して品物を寄贈する仕組みです。利用者が求めているものを支援いただけます。
https://shopping.yahoo.co.jp/promotion/event/donation/#anchor_mdOrganizationNameC_10

ご協力いただける企業・団体を募集しております

FOOBOURは、ひとり親家庭を支援するため、食料品・日用品などを提供してくださる企業・団体を募集しています。ご協力をご検討いただける場合は、ピースボート災害支援センターまでご連絡ください。

PBVについて

本取り組みは、平時のひとり親家庭支援と、災害時の迅速な食の支援を一体的に行う「フェーズフリー」の考え方に基づき、PBVおよび協力団体の連携によって実施しています。FOOBOURは、日常の暮らしを支える活動を通じて地域との関係を築き、その基盤を災害時の支援にも生かすことを目指しています。

公益社団法人 ピースボート災害支援センター(PBV)
PBVは、東日本大震災をきっかけに設立された災害支援専門の公益法人です。「人こそが人を支援できる」という理念のもと、国内外で災害支援活動を行ってきました。FOOBOURでは、これまでの被災地支援の経験を活かし、平時から地域や支援を必要とする方々とつながることで、災害時にも切れ目のない支援が届く仕組みづくりを進めています。

【お問い合わせ先】

公益社団法人 ピースボート災害支援センター(PBV)
FOOBOURプロジェクト事務局 担当:安田・寺地
E-mail:foobour@pbv.or.jp
T E L :050-1732-4029(受付時間:10:00-18:00 / 土日祝定休)
W E B :https://pbv.or.jp/
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