岩井俊二監督30周年特集上映「IWAI SHUNJI The Film Works 30th Anniversary 1995-2025」にて、『世界地図』が全国18劇場で上映

コクヨ株式会社(本社:大阪市/社長:黒田 英邦)は、創業120周年を迎えた2025年10月から公開している短編映画「The Curiosity Films」のYouTube総再生回数(*1)が1,000万回を突破したことをお知らせします。また、本作の一つである『世界地図』が、岩井俊二監督の30年の軌跡を辿る特集上映「IWAI SHUNJI The Film Works 30th Anniversary 1995-2025」にて12月27日(土)、29日(月)、31日(水)の3日間、全国18劇場で上映されます。



1.YouTube公開後、3ヶ月足らずで総再生回数1,000万回を突破
「The Curiosity Films」は、コクヨが創業120周年を機に制作した短編映画です。リブランディングの一環として、コーポレートメッセージである「好奇心を人生に」を軸に、コクヨらしい視点で映像化しました。
(The Curiosity Films特設サイト:https://www.kokuyo.com/shortfilm120/jp/
日本、中国、アメリカを舞台に、各国で活躍する監督がそれぞれの視点から「好奇心」を描いています。撮影は、岩井俊二監督が中国、デレク・ツァン監督がアメリカ、シュチ・タラティ監督が日本で担当し、現地のキャスト・スタッフと協働する国際色豊かなチームで作品を仕上げました。

本シリーズは、2025年10月2日から各作品の日本語字幕版と英語字幕版をYouTubeにて公開。公開から3ヶ月足らずで、3作品のYouTube総再生回数が1,000万回を突破しました。

*1 YouTube Studioのアナリティクスに基づく、各作品の再生回数の合計
(12月21日時点で約1,500万回再生)

2.岩井俊二監督30周年特集上映にて、短編映画『世界地図』を劇場公開
岩井俊二監督30周年特集上映「IWAI SHUNJI The Film Works 30th Anniversary 1995-2025」にて、短編映画『世界地図』が劇場上映作品として選出され、岩井俊二監督作品『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』と同時上映されます。本作は、『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』へのセルフオマージュとして制作された作品です。

<『世界地図』上映概要>
・日程:12月27日(土)、29日(月)、31日(水)(各日1回上映)
・劇場:TOHOシネマズ日比谷ほか、全国18劇場
・特設サイト:https://iwaifilm30th.com/

【参考】
・『世界地図』



ある日、クラスメートの藍夏(ランシャ)が海⻛(ハイフン)の家に泊まることになる。
理由もよくわからないまま始まった、ふたりのぎこちない時間。
世界地図のパズルと、ささやかな言葉をきっかけに、少しずつ気持ちが近づいていく。
翌朝、藍夏が何も告げずに家を出ていたことに気づき、
海⻛はその行き先を追いかける――。
ほんのひととき、世界がふたりだけのものだった夏の記憶。

(岩井俊二監督作品「世界地図」 :https://youtu.be/SxrJ0JZCgJU



監督プロフィール岩井俊二
1995年、『Love Letter』で長編映画監督デビュー。代表作は『スワロウテイル』『リリイ・シュシュのすべて』『花とアリス殺人事件』『ラストレター』『キリエのうた』等。2012年、東日本大震災の復興支援ソング「花は咲く」の作詞を手がける。2025年4月、公開30周年を記念して『Love Letter [4Kリマスター]』が劇場公開。国内外を問わず、多彩なジャンルでボーダーレスに活動し続けている。




・『As Written』



著名作家ブライアン・ジョンソンにとって、最後の朗読会の舞台は、思いがけず裁きの場と化す。
彼の前に現れた『訪問者たち』は、どこか見覚えのある顔ぶれ、それは彼の小説に登場する人物たちだった。
彼らが投げかけた一言、
「あなたは本当に、私たちと向き合ってきたのですか?」
その問いは、心の奥底に封じ込めていた記憶と後悔を一気に呼び起こし、ジョンソンの中に眠っていた何かを揺り動かす。
この不穏な邂逅が、彼に作家としての本質を問い直させる。
創作とは何か。物語は誰のものなのか。そして、『書く』という行為の本当の意味とは?

(監督 デレク・ツァン「As Written」:https://youtu.be/9nOIH98-kxs



監督プロフィールデレク・ツァン
香港出身の映画監督、脚本家、俳優。監督作品第2弾である『少年の君』(2019)は第39回香港アカデミー賞(香港電影金像奨)で最優秀作品賞、最優秀監督賞など8冠を達成。第93回アカデミー賞では国際長編映画賞へもノミネートされた。ツァンの単独監督デビュー作『ソウルメイト/七月と安生』(2016)は批評家から高く評価され、2017年香港電影導演会(Hong Kong Film Directors’ Guild)で最優秀監督賞、第53回金馬奨では主演を務めた女優2人が主演女優賞をダブル受賞した。最近手掛けた監督作品にNetflixの最新大ヒット作であるSF大作『三体』の第1話・第2話がある。




・『Hidden Sun』



日本を訪れた哲学者のスシラと宇宙物理学者の夫ケンジは、舞踊家・マコの引退公演を観ることになる。
その舞台は、ふたりの間に沈殿していた緊張や沈黙を、静かに、しかし確かに揺さぶった。

舞台を終えたマコと再会したケンジは彼女と特別な時間を過ごし、
言葉にできない想いが呼び覚まされる。
そしてスシラもまた、マコとの交流を通じて、自分自身の奥底にある感情と向き合っていくのだった。

脚本・監督 シュチ・タラティ「Hidden Sun」:https://youtu.be/duM-18XRS7w



脚本・監督プロフィールシュチ・タラティ
インド出身の映画監督・脚本家。アメリカン・フィルム・インスティチュート(AFI)で映画演出のMFAを取得し、Women In Film奨学金を受賞。短編『Mae and Ash』ではオープンリレーションシップの緊張感を描き、多数の賞を受賞しVimeoスタッフピックに選出された。月経中のセックスを題材にした短編『A Period Piece』はSXSWで上映され、話題を呼んだ。
初の長編映画『Girls Will Be Girls』は、インドの保守的な全寮制学校を舞台にした思春期と性の目覚めを描く物語で、2024年のサンダンス映画祭ワールドシネマ・ドラマ部門でプレミア上映され、観客賞を受賞。さらに、2025年のインディペンデント・スピリット賞では、ジョン・カサヴェテス賞を受賞している。




・「IWAI SHUNJI The Film Works 30th Anniversary 1995-2025」
1995年『Love Letter』の公開から30年。映画監督・小説家・作曲家など多岐にわたる活動を行ってきた岩井俊二が、長編映画監督人生30周年を迎える。 映像の詩情と情感を大切にしながら、つねに新しい視点で人の心を繊細に鮮烈に描き続けている岩井俊二。 その創作の軌跡を祝う特集上映「IWAI SHUNJI The Film Works 30th Anniversary 1995-2025」 を、2025年12月よりTOHOシネマズ日比谷ほか、劇場にて開催。
特設サイト:https://iwaifilm30th.com/

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