国の重要文化財「中央公会堂」に笑顔が咲いた「第3回アキラメナイフォーラム」

講演会終了後のステージから
■ 生きづらさを抱えるすべての人が、未来をあきらめない社会を目指して
障がい者就労支援事業を行うReSowホールディングス株式会社(本社:大阪市)は、2025年12月11日(木)大阪市中央公会堂 中集会室にて「第3回アキラメナイフォーラム~『生きづらさ』は『個性』~」を開催しました。本フォーラムは、障がいやこころの不調など、目に見えにくい“生きづらさ”を抱える人たちが少なくない現代社会において、その捉え方や支援のあり方を考えることを目的に開催している取り組みです。第3回目となる今回は、国の重要文化財である大阪市中央公会堂を会場に、多くの来場者が集いました。

講演会開始直後の客席後方から
■ 鳥居みゆきさんが語る「生きづらさ」との向き合い方
当日は、タレントの鳥居みゆきさんをゲストに迎え、講演を実施しました。鳥居さんは、自身がこれまで感じてきた「生きづらさ」について、ユーモアを交えながら率直に語りました。
幼少期から周囲と同じように振る舞うことが難しく、居場所が見つからなかった経験。社会に出てからも、強い不安や緊張を感じながら日々を過ごしてきたこと。そうした体験を通して、鳥居さんは「無理に自分を変えようとするのではなく、自分の特性を知り、どう付き合うかを考えるようになった」と語ります。自身のキャパシティをあらかじめ狭く設定すること、事前に起こりうる状況を想定して準備することなど、日常生活の中で実践してきた工夫は、参加者にとっても共感と気づきを与える内容となりました。

お笑いタレントの鳥居みゆきさん
■ 「変わっている」は欠点ではなく、視点の違い

客席に独自のクイズを投げかける鳥居みゆきさん
講演の中では、鳥居さんの幼少期のエピソードをもとにしたクイズ形式の紹介も行われました。
父の日の似顔絵、写生大会で描いた眼鏡のフレーム、人物画で無意識に量産してしまった“ウォーリー”。当時は「変わっている」と受け取られていたこれらの表現も、今振り返れば鳥居さんならではの視点や感性の表れです。
鳥居さんは、「昔は否定されていたことも、見方を変えれば個性になる」と語り、会場には笑いとともに深い納得感が広がりました。
■ 会場全体で共有された“あきらめない”というメッセージ

アキラメナイフォーラム公演中の客席後方から
本フォーラムのテーマである「生きづらさは個性」という言葉は、講演を通して単なるスローガンではなく、実体験に裏付けられたメッセージとして参加者に届きました。
福祉・就労支援に関わる関係者だけでなく、当事者やご家族、支援に関心を持つ一般の方々が一堂に会し、それぞれが自身や身近な人の生きづらさについて改めて考える時間となりました。
■ 今後に向けて

大阪市中央公会堂にて開催された第3回アキラメナイフォーラム
ReSowホールディングス株式会社では、今後も「アキラメナイフォーラム」を通じて、誰もが自分らしく生きることをあきらめなくていい社会の実現を目指し、発信と対話の場をつくり続けていきます。
生きづらさを抱える人が孤立することなく、その特性を理解され、活かされる社会へ。今回のフォーラムは、その一歩となる時間でした。

司会のはやた真平さん、タレントの鳥居みゆきさんと終演後に記念撮影
<イベント概要>
イベント名:第3回アキラメナイフォーラム~「生きづらさ」は「個性」~
日時:2025年12月11日(木)14:00~16:00(受付開始13:30)
会場:大阪市中央公会堂 中集会室
内容:ReSowホールディングス代表挨拶/鳥居みゆきさん講演
参加費:無料
後援:大阪市・神戸市・徳島市・福井市・金沢市・渋川市・三田市・糸満市
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