~全国300名調査で明らかになった冬の紫外線対策の盲点と、皮膚科医が警鐘を鳴らすシミ予防の新常識~

【結論】本調査のポイント
結論から言うと、冬でも日焼け止めは必要です。冬の紫外線量は夏の約50%程度ありますが、曇りの日でも晴天時の60~80%の紫外線が降り注いでいます。さらに、雪の反射率は80%以上で、スキー場などでは夏以上に紫外線を浴びる可能性があります。冬の紫外線対策を怠ると、5年後・10年後にシミとして肌に現れるため、年間を通じた紫外線対策が重要です。

・「冬だから日焼け止めは不要」と考えている人が74.3%に上ることが判明
・冬に紫外線対策を「全くしない」人が62.7%、対策する人はわずか37.3%
・曇りの日の紫外線量を正しく理解している人はわずか18.3%にとどまる
用語解説
■ 紫外線(UV)とは
紫外線とは、太陽光に含まれる波長10~400nmの電磁波である。肌への影響が大きいUVAとUVBに分類され、UVAは真皮まで到達してシミ・シワの原因となり、UVBは表皮で炎症を起こし日焼けの主因となる。冬でも曇りでも地表に届くため、年間を通じた対策が必要である。
■ 光老化とは
光老化とは、紫外線の蓄積によって引き起こされる肌の老化現象である。シミ、シワ、たるみ、くすみなどの原因となり、肌老化の約80%は紫外線による光老化が原因とされている。加齢による自然老化とは異なり、予防可能な老化である。
■ SPF・PAとは
SPFとは、Sun Protection Factorの略で、UVBを防ぐ効果の指標である。PAとは、Protection Grade of UVAの略で、UVAを防ぐ効果を+の数で表す。日常生活ではSPF20~30、PA++程度、屋外活動時はSPF50、PA++++が推奨される。
季節・天候別の紫外線量と必要な対策レベル

※気象庁および環境省の紫外線データに基づく一般的な目安であり、地域や時間帯により変動があります。

医療法人社団鉄結会が運営するアイシークリニック(新宿院・渋谷院・上野院・池袋院・東京院・大宮院)は、全国の20~50代の男女300名を対象に「冬の紫外線対策とシミ蓄積リスクに関する意識調査」を実施しました。本調査は、皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験を持つ当院監修医師の高桑康太が監修し、冬季における紫外線対策の実態と認識のギャップを明らかにするものです。
調査背景
冬は夏に比べて日差しが弱く感じられるため、多くの方が紫外線対策を怠りがちです。しかし、冬でも紫外線は確実に降り注いでおり、特にUVAは季節による変動が少なく、シミやシワの原因となる光老化を着実に進行させます。当院には「夏はきちんと対策していたのに、なぜシミができたのか」という相談が多く寄せられます。その多くは冬場の紫外線対策不足が原因と考えられることから、実態を把握し正しい知識を普及するため本調査を実施しました。
調査概要
・調査対象:全国の20~50代の男女で、スキンケアや紫外線対策に関心のある方
・調査期間:2025年11月10日~11月19日
・調査方法:インターネット調査
・調査対象人数:300名
調査結果
【調査結果】「冬だから日焼け止めは不要」と考える人が74.3%に達することが判明
設問:冬(12~2月)に日焼け止めを塗る必要があると思いますか?



冬に日焼け止めが「必要ない」「あまり必要ない」と考える人は合計74.3%に上りました。一方で、冬の紫外線量は夏の40~50%程度あり、年間の紫外線蓄積量の約3分の1は秋冬に浴びていることになります。この認識のギャップが、将来のシミ形成リスクを高めている可能性があります。
【調査結果】冬に紫外線対策を「全くしない」人が62.7%、年間を通じた対策実施者は1割未満
設問:冬(12~2月)の紫外線対策として、日常的に行っていることを教えてください。



冬に何らかの紫外線対策を行っている人はわずか37.3%で、年間を通じて複数の対策を実施している人は4.7%にとどまりました。夏場と比較して対策意識が大幅に低下している実態が明らかになり、この期間の無防備な紫外線暴露がシミの蓄積につながっていると考えられます。
【調査結果】曇りでも晴天時の60~80%の紫外線が降り注ぐ事実を知らない人が81.7%
設問:曇りの日の紫外線量は、晴れの日と比較してどのくらいだと思いますか?



曇りの日の紫外線量について正しく認識している人は18.3%にとどまりました。実際には、薄曇りで約80%、曇りでも約60%の紫外線が地表に届いています。「曇りだから大丈夫」という誤った認識が、無意識の紫外線暴露を招いている実態が浮き彫りになりました。
【調査結果】シミの主因は「加齢」と誤認している人が45.3%、紫外線蓄積が原因と理解している人は29.0%
設問:シミができる原因として、最も影響が大きいと思うものを教えてください。



シミの最大の原因である「紫外線の蓄積(光老化)」を正しく認識している人は29.0%で、45.3%は「加齢」が主因と誤解していました。肌の老化の約80%は光老化によるものであり、この認識のギャップが冬の紫外線対策軽視につながっていると考えられます。
【調査結果】冬の紫外線の影響を「特に心配していない」人が38.0%と最多
設問:冬の紫外線対策を怠ると、将来的にどのような影響があると思いますか?(最も懸念すること)



冬の紫外線の影響を「特に心配していない」人が38.0%と最多でした。紫外線による皮膚へのダメージは蓄積性があり、現在の無防備な暴露が5年後、10年後にシミやシワとして顕在化します。早期からの予防意識の重要性を示す結果となりました。

調査まとめ
本調査により、冬の紫外線対策に関する深刻な認識のギャップが明らかになりました。74.3%の人が「冬だから日焼け止めは不要」と考え、62.7%が冬に紫外線対策を全くしていないという実態が判明しました。さらに、曇りの日でも晴天時の60~80%の紫外線が降り注ぐという事実を知らない人が81.7%に上り、「曇りだから大丈夫」という誤った認識が広く浸透していることがわかりました。シミの主因である光老化についても正しく理解している人は29.0%にとどまり、多くの人が将来のシミリスクを認識しないまま、冬場の紫外線暴露を続けている状況です。この調査結果は、年間を通じた紫外線対策の重要性について、正しい知識の普及が急務であることを示しています。
医師コメント
アイシークリニック 高桑康太医師
皮膚科医として15年以上の臨床経験から申し上げると、冬の紫外線対策を怠ることは、将来のシミ・シワ形成リスクを確実に高めます。今回の調査で判明した「冬だから日焼け止めは不要」という認識は、皮膚科医の立場から見ると非常に危険な誤解です。

紫外線には主にUVAとUVBの2種類があり、シミやシワの原因となるUVAは季節による変動が比較的少なく、冬でも夏の約70~80%程度の量が降り注いでいます。UVAは真皮まで到達してコラーゲンやエラスチンを破壊し、光老化を引き起こします。この影響は蓄積性があり、今日浴びた紫外線が5年後、10年後にシミやシワとして肌に現れるのです。

特に注意が必要なのは、雪の反射率が80%以上あるという点です。スキー場などでは地面からの反射も加わり、夏以上に紫外線を浴びる可能性があります。また、冬は空気が乾燥しているため肌のバリア機能が低下しており、紫外線ダメージを受けやすい状態にあります。

日本皮膚科学会でも年間を通じた紫外線対策の重要性が指摘されており、シミ・シワ予防のためには季節を問わず日焼け止めを使用することが推奨されています。冬場であっても、外出時にはSPF20~30程度の日焼け止めを使用することで、将来のシミリスクを大幅に軽減できます。

当院でもシミ治療を多く手がけておりますが、治療よりも予防の方がはるかに効果的かつ経済的です。一度できてしまったシミを完全に消すには複数回の治療が必要になることも多く、日常的な紫外線対策の重要性を強く実感しています。

【エビデンス】日本皮膚科学会のガイドラインでは、紫外線は皮膚がんの原因となるだけでなく、光老化によるシミ・シワ・たるみの主因であると明記されています。また、気象庁のデータによれば、冬(12~2月)の紫外線量は夏(6~8月)の40~50%程度であり、決して無視できる量ではありません。皮膚科医としての臨床経験では、冬の紫外線対策を怠っていた方ほど、40代以降にシミの悩みで来院されるケースが多い印象です。
冬の紫外線対策で押さえるべきポイント
・冬でもSPF20~30、PA++程度の日焼け止めを日常的に使用する
・曇りの日でも紫外線は60~80%届くため、天候に関わらず対策する
・スキー場など雪のある場所では反射により紫外線量が増加するため、夏同様の対策が必要
シミ予防のための日常習慣
・朝のスキンケアの最後に日焼け止めを塗ることを習慣化する
・2~3時間おきに塗り直すことで効果を持続させる
・帽子やサングラス、日傘など物理的な遮光も併用する
高桑 康太(たかくわ こうた)医師
皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当

専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
・ミラドライ認定医

臨床実績(2024年時点、累計)
・皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上
・腋臭症治療:2,000件以上
・酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上

略歴
・2009年 東京大学医学部医学科 卒業
・2009年 東京逓信病院 初期研修
・2012年 東京警察病院 皮膚科
・2012年 東京大学医学部附属病院 皮膚科
・2019年 アイシークリニック 治療責任者

監修領域:皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
よくある質問(Q&A)
Q1. 冬でも本当に日焼け止めは必要ですか?
A. はい、冬でも日焼け止めは必要です。冬の紫外線量は夏の40~50%程度あり、年間の紫外線蓄積量の約3分の1は秋冬に浴びています。
今回の調査では74.3%の人が「冬だから日焼け止めは不要」と考えていましたが、これは誤った認識です。特にシミの原因となるUVAは季節変動が少なく、冬でも夏の70~80%程度が降り注いでいます。冬の間の無防備な紫外線暴露が、5年後・10年後のシミ形成につながるため、SPF20~30程度の日焼け止めを日常的に使用することをお勧めします。

Q2. 曇りの日は紫外線対策しなくて大丈夫ですか?
A. 曇りの日でも紫外線は晴天時の60~80%程度届くため、対策は必要です。
調査では曇りの日の紫外線量を正しく認識している人はわずか18.3%でした。実際には薄曇りで約80%、曇りでも約60%の紫外線が地表に到達しています。「曇りだから大丈夫」という油断が、知らず知らずのうちに紫外線ダメージを蓄積させる原因となります。天候に関わらず、外出時には日焼け止めを塗る習慣をつけましょう。

Q3. 冬用の日焼け止めはどのくらいのSPF・PAを選べばいいですか?
A. 日常生活であればSPF20~30、PA++程度で十分です。スキー場などでは夏同様にSPF50、PA++++を推奨します。
冬の日常生活では、夏ほど強い日焼け止めは必要ありません。ただし、調査で判明したように冬に紫外線対策を「全くしない」人が62.7%もいる現状では、まずは習慣として塗ることが重要です。SPF20~30程度であれば肌への負担も少なく、保湿効果のある製品も多いため、冬の乾燥対策と両立できます。

Q4. シミは加齢が原因ではないのですか?
A. シミの主な原因は加齢ではなく、紫外線の蓄積による光老化です。肌老化の約80%は光老化が原因とされています。
調査では45.3%の人が「シミは加齢による自然な現象」と誤解していました。しかし、皮膚科学的には肌の老化の約80%は紫外線蓄積による光老化が原因です。つまり、シミは予防可能な現象であり、若いうちから紫外線対策を続けることで将来のシミ形成を大幅に抑制できます。冬も含めた年間を通じた対策が、10年後の肌に大きな差をもたらします。

Q5. すでにできてしまったシミは治療できますか?
A. すでにできたシミもレーザー治療や外用薬などで改善可能ですが、予防の方がはるかに効果的かつ経済的です。
調査では冬の紫外線の影響を「特に心配していない」人が38.0%と最多でしたが、一度できたシミを完全に消すには複数回の治療が必要になることも少なくありません。当院でもシミ治療を行っておりますが、治療には費用も時間もかかります。まずは日常的な紫外線対策でシミを予防し、それでもできてしまったシミについては皮膚科で相談されることをお勧めします。
放置のリスク
・紫外線の蓄積により、5~10年後にシミ・シワ・たるみが顕在化する
・光老化の進行により、実年齢より老けた印象の肌になる可能性がある
・長期的な紫外線暴露は皮膚がんのリスク要因となる
こんな方はご相談ください|受診の目安
・シミが急に増えた、または大きくなった場合
・シミの形がいびつ、または境界がはっきりしない場合
・シミの色が不均一、または黒色が混在している場合
・既存のシミに変化(かゆみ、出血、隆起など)が見られた場合
クリニック案内
アイシークリニックの特徴
・皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験を持つ医師が監修
・新宿・渋谷・上野・池袋・東京・大宮の6院で通院しやすい立地
・土日も診療しており、平日忙しい方も通院可能
・シミの原因や状態を見極め、最適な治療法を提案

アイシークリニック新宿院:東京都渋谷区代々木2-5-3 イマス葵ビル2階
アイシークリニック渋谷院:東京都渋谷区渋谷3-16-2 ニュー三水ビル5階
アイシークリニック上野院:東京都台東区東上野3-16-5 サンク・ユービル1F
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