街と暮らし環境再生機構、猛暑による夏型結露の被害急増で結露対策の資格「結露診断士」を創設

街と暮らし環境再生機構は1月16日に、結露対策の資格「結露診断士」を創設したことを発表した。講習・資格試験の受付は2025年11月13日に開始している。

不動産管理会社・建設関係者から一般人までを対象に

「結露診断士」は、昨今の猛暑によって露点温度が上昇したことで、夏型結露の被害が急増していることを受けて創設された。同資格取得のための講習では、さまざまな「夏型結露」「冬型結露」「通年結露」のパターン、そのほか結露に関する基礎的な内容、住む人に向けた結露予防の「住まい方マニュアル事例」といった、幅広い内容について学べる。

受講対象は、不動産管理会社から建設関係者など多岐にわたり、以下の通りとなる。

○建設業に従事する人

○建設の設計業務に従事する人

○不動産販売・不動産管理に従事する人

○不動産オーナー

○リフォーム事業に従事する人

○メーカー(空調・換気・断熱材・通気部材・気密部材など)関連の人

○建物調査業務(インスペクションなど)に従事する人

○一般の人

資格取得者の資格活用方法やメリットは以下の通りで、結露に関する専門家として提供可能な業務やサービスの幅を広げられる。

○結露に関するさまざまな知識を習得できる

○結露やカビに関するお客様からの相談に専門家としての対応が可能になる

○結露・カビの予防・リスクヘッジができる

○結露やカビのクレームに対する迅速な対応が可能になる

○結露やカビに関する健康リフォームの提案ができる

○空調設備や断熱材など、結露対策商品の開発に参考となる

○結露・カビを予防する「住まい方マニュアル」の提案が可能になる

講座のカリキュラムは以下の全12章、20講座で構成されている。1つの講座は平均10分前後なので、空き時間に受講できる。

(1)結露現象の推移

(2)結露の弊害

(3)結露の分類

(4)通気層について

(5)水蒸気について

(6)冬型結露(4講座)

(7)夏型結露(5講座)

(8)その他の結露(2講座)

(9)結露診断方法

(10)結露予防診断(住まい方マニュアル例など)

(11)発生結露診断

(12)結露診断の注意点

「結露診断士」の特典は以下の通り。

○新しい結露パターンの情報を共有

○無料の結露定常計算ソフトの紹介

○結露の非定常計算会社の紹介・結露の非定常計算ソフトの紹介

○結露調査商品・結露対策商品の紹介

○結露診断の同行調査指導(有料)

○結露診断の依頼物件の紹介

○住まい方マニュアルの作成支援

○その他、モデルハウス・実験棟などの結露リスクの測定など

講習および試験費用は3万3000円、更新料(3年ごと)は6600円。講習はすべてeラーニングの動画形式なので、いつでも申し込みが可能で都合のよい時間で何回も繰り返し受講できる。試験の合格点は80点以上で、申し込み後3カ月以内なら5回まで試験を受けられる。