~瀬戸内海を中心に大量の牡蠣がへい死し、全滅した事業者も出るなど深刻な状況に~




 広島県呉市は、ふるさと納税ポータルサイト(ふるさとチョイス、楽天ふるさと納税など)にて、「【返礼品なし】かき事業者支援寄附金」の受付を1月19日(月)より開始しました。

 昨年、各種メディアで取り上げられたとおり、瀬戸内海において広域にわたり牡蠣が大量にへい死(※)しており、呉市でも、甚大な被害が発生しております。深刻な事態に養殖牡蠣事業者が窮地に追い込まれ、冬の味覚としてふるさと納税で人気の生牡蠣の返礼品をお届けできない状況になっています。
※「へい死」…動物が原因不明の突然死を遂げてしまうこと
呉市内の牡蠣の現状について
 令和7年シーズン以降、瀬戸内海では牡蠣の大量死が発生し、呉市では、8~9割が死滅、全滅した事業者も出るなど深刻な状況となっています。
 死滅となった明確な原因は特定されていませんが、高い海水温が長期間続いたこと、早い梅雨明けと雨不足による塩分濃度の上昇、貧酸素状態が発生したことなどが挙げられています。
 こうした状況を受け呉市では、地元産の生牡蠣を返礼品とするふるさと納税の寄附受付を一時停止しました。
呉市内の牡蠣事業者からのコメント
【ナバラ水産 代表 名原大輔さん(呉産かき振興協議会会長) コメント】





 「牡蠣を水揚げすると2~3割ぐらいはへい死していることはあるんですが、今季は9割死んでいる状態です。殻つき牡蠣の選別をしたり、むき身作業をしたりして1日200~300キロ獲れるはずが、中身が全然入っていないので、20キロぐらいしか獲れません。
 来季の出荷予定分も同様にへい死していて、出荷見込みも立たない状況なので、さらに次のシーズンに向けて、もう仕込みを始めました。本当は春以降にする仕込み作業を、少しでも早くという気持ちです。できることをやっておかないと、不安しかないので。また呉の牡蠣が復活できるように、できることから始めています。」

【高田水産 代表 高田浩明さんコメント】





 「今季の牡蠣の生産状況は初めての経験で、何が正解か分からずにやっています。うちは、創業50年以上ですが、9割以上へい死になっている状況は初めて。でも、この経験はしていた方がいいと自分で思っています。環境の問題なので、何年か後に、この経験が活かされるんじゃないかと思って作業しています。
 やっぱり広島といえば牡蠣。楽しみにしている人がたくさんいると思っています。僕自身は、広島の牡蠣をなくしたらいけないと思ってやっているので、頑張って生産し、美味しい牡蠣を作っていこうと思っています。」

寄附概要
 頂いたご寄附は、呉市内で被害を受けている養殖牡蠣事業者への支援のために大切に活用させていただきます。返礼品の送付はございません。
 具体的な支援の取組内容については、関係各所と調整の上、検討してまいります。

(呉市ふるさと納税 - 呉市ホームページ)
 https://www.city.kure.lg.jp/soshiki/68/info-hurusatonouzei.html

呉市へのふるさと納税寄附者からのコメント
 これまで呉市へのふるさと納税にて寄附いただいた方から、今回の牡蠣被害についてコメントをお寄せいただいております。

・牡蠣生産者の皆様のご心情をお察しいたします。どうか被害が、これ以上大きくならないようお祈り申し上げます。来年注文できるようになることをお祈りし、楽しみにしております。
・この度は、大変ですね。とても楽しみにしていたのですが、仕方ないですね。また来年も、寄附させていただきたいと思います。
・牡蠣は大変残念ですが又の機会を楽しみにしています。義母が呉市出身、主人も広島出身のため、陰ながら応援しています。
・この度は、牡蠣とても残念です。牡蠣事業者の経営も心配ですね…。
・私も、その後ネットニュースで確認させていただきました。本当に一過性のことであってほしいと強く願っています。こちらとしては、最終的に代替品を選ぶことになったとしても、せっかくなので生牡蠣の復活を待ちたいと思います。

呉市財務部収納課 ふるさと納税担当者コメント
 呉市在住の方も、このサイトからご寄附を頂くことができますので、ご支援の程、何卒よろしくお願いいたします。
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