滝沢秀明と今井翼によるユニット「タッキー&翼」が9月10日に解散したことが、13日、分かった。滝沢は年内で芸能界を引退し、ジャニーズJr.の育成や舞台、コンサート等のエンターテイメントをプロデュースする仕事に専念するという。今年3月にメニエール病再発を明かした今井は、事務所を退所し、病気の治療に専念する。
昨年9月の活動休止発表から1年。2人は直筆の署名と共に連名で、「これまでタッキー&翼、そして滝沢秀明、今井翼を支えてくださった皆様のご期待に応える活動を今後も継続していくことができるのか、自分達はこれからの人生をどう歩んでいくべきなのか自問自答し、事務所とも話し合いを重ね、最終的には2人で話し合い、この度、CDデビューから16年を迎えた9月10日をもってタッキー&翼は解散という道を選ぶことに致しました」とコメントを発表。
ファンや関係者に「大変申し訳ない気持ちで一杯」と謝罪しつつ「共に30台半ばを過ぎ、一人の男としてこれからの人生をそれぞれに見つめての決断とご理解頂けたら幸いです」と呼び掛けた。
また滝沢は「年内一杯で芸能活動から引退し、ずっと自分を育ててくれたジャニー社長のタレントを育成、プロデュースしていくという意思を継ぎ、ジャニーズJr.の育成や舞台、コンサート等のエンターテイメントをプロデュースする仕事に専念することを決意致しました」と報告。「これは私自身がいつの日からか意識しずっと頭の中で描いていたことであります」と説明した。
今井は、「先ずは自分の身体としっかり向き合う為、ジャニーズ事務所を退所し、仕事という背負いも無くした状態で病気を克服し、心身共に健康な状態になることに専念したいと思います」と心境を明かし「この先のことについては、全くの白紙ですが、自分の心身が健康な状態になってから考えたいと思いますので、その時が参りましたら改めて皆様にご報告できるように頑張っていきたいと思います」とつづった。
一方、同事務所のジャニー喜多川社長も「約1年の活動休止期間中に彼らが考え抜き、大人として決断したことを尊重したいと思います」とコメントを発表。滝沢については、「本人にはプレイングマネージャーの選択肢があることも伝えましたが、裏方に専念したいという強い希望を受けて、このような報告となりました」と明かした。今井についても「この数年間、体調不良で仕事が思うように出来ない中、本人が辛い思いをしていたのを間近で見ておりました。心身共に健康となった彼がまた活動してくれる日が1日も早く来ることを心から願っています」などと思いを寄せた。