秩父地域では初確認の「コーン・イン・コーン構造」をもつ炭酸塩岩の転石

成蹊小学校(東京都武蔵野市、校長 荻野 雅)の6年生(2024年度当時)が理科の野外学習で訪れた埼玉県小鹿野町の「ようばけ」赤平川河床において、国内で2例目となる希少な炭酸塩岩の転石(cone‑in‑cone構造)を発見・採取しました。秩父地域では初確認の事例であり、地学的に有意義な発見です。
発見した児童は研究チームとともに分析を進め、査読通過・印刷中の研究論文の共著者として名を連ねています。本校が重視する「本物に触れる学び」から生まれた成果です。

発見された転石

■ポイント

- 成蹊小学校の6年生(当時)が、「cone-in-cone(コーン・イン・コーン)構造」と呼ばれる特異な形態をもつ炭酸塩岩の転石(国内2例目)を発見。
- 発見した児童が共著者として研究論文に掲載。
- 研究論文は受理済みで、地学雑誌(The Journal of Geography)に掲載予定。

■概要


■学術的意義

コーン・イン・コーン構造は、地層中で炭酸塩コンクリ―ションと呼ばれる岩石ができる際にできる構造です。海外では数多くの研究例がありますが、日本列島では2番目、ジオパーク秩父では初めての発見となります。コーン・イン・コーン構造ができる仕組みや条件については未解明の部分があり、今回の標本の発見により、成因等について理解が進むと考えられます。

■教育的意義

成蹊小学校の理科教育では、自然を直接観察し、見て・触れて・考えるという実体験を重視しています。今回の例は、児童が自ら採取した岩石をもとに、専門家とともに分析を進めた結果、希少性の高い標本であることが明らかになったものです。
教室での学習と野外での体験がつながり、探究が論文発表へと結実した本件は、成蹊小学校が目指す“本物に触れながら学ぶ探究的な理科教育”を体現した事例です。

【補足資料】

■用語解説


■成蹊小学校について

成蹊小学校では、成蹊学園の建学の精神である「個性の尊重」「品性の陶冶」「勤労の実践」に加えて、創立者 中村春二の理念である「師弟の心の共鳴」と「自奮自発の精神の涵養」を大切にし、その理念に基づき「ゆとりある学校生活の中で個性的な子どもを育てる」という教育目標を掲げています。

種をまき、育て、収穫し、調理し、食べる「栽培の授業」や、自然に触れさまざまな発見や感動に出会う「夏の学校」など、創立時からの精神が息づく「本物に触れる」教育を中心に、「自立」「連帯」「創造」の3つを兼ね備えた「個性的なこども」を育てます。

■研究論文概要


成蹊学園サステナビリティ教育研究センター * 成蹊中学校 *** 成蹊小学校**** 早稲田大学教育学部 ***** 東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻
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