舞台「No.9-不滅の旋律-」の公開舞台稽古が10日、東京都内で行われ、稽古前に主演の稲垣吾郎が囲み取材に応じた。
2015年に初演された本作は、天才音楽家ベートーベンの劇的な半生を描くもの。
2度目のベートーベン役に挑む稲垣は、開幕を目前に控え「仕上がりはバッチリ。皆さんは完璧なので、あとは僕だけですね」と控えめにコメントしたが、「稲垣さんに足りないところとは?」と聞かれると「ないですね~。言わせないでください」と冗談交じりに返して笑わせた。
稲垣は「ベートーベンと似ている部分」を聞かれると、「やっぱりヒステリックなところですかね。最近、香取(慎吾 )くんや草なぎ(剛)くんに“ヒステリックゴロチ”と言われるんです。せっかちだったり、僕には多少そういうところがある。皆さんの前では隠していますが、何十年も一緒にいると(2人には)隠してもバレてしまう」と語った。
「われわれが聞いては駄目な質問は?」「髪の話はNGでは?」などと尋ねる報道陣に対しては、「これはかつらなので大丈夫です。分からなかったですか? 普段はもっと髪形はちゃんとしてるんですよ。こんなボサボサなわけがないじゃないですか」と声を張り上げ、笑いを誘った。
また、ヒロイン役の剛力彩芽については「すごく真剣に取り組んでいらっしゃる。真面目な方ですね」と絶賛。プライベートな話は「役としての距離感を保ちたいので」という理由から「していない」とした。
それでも「ZOZOさんから差し入れは?」と突っ込まれると、「その質問は想定していなかったな。ほしいですよね。まだ頂いていないです」と苦笑い。
「ZOZOスーツは?」と突っ込まれると、「ベートーベンに聞いておきます。この後、ゲネ(公開稽古)なんです。皆さんのお気持ちは分かりますけど」と穏やかに制して再び笑いを誘った。