(左から)金子ノブアキ、清野菜名、押井守監督
映画『東京無国籍少女』のトークイベントが16日、東京都内で行われ、出演者の清野菜名、金子ノブアキと押井守監督が出席した。
心身ともに傷を抱えた天才アーティストの女子高生・藍役で映画初主演となる清野は「すごくうれしかったのですが、自分はまだ経験が少ないのでこんなに早く主演ができるという驚きもあった」と語り、劇中で披露するアクションも「自分の得意分野なので、ぜひ本気でやらせていただきたいと思いました」とオファーを引き受けたという。
ところが「練習期間が本当に短かったんです。実質2日間…。今までのどんな練習より短いし、一番難しかった」と明かした。押井監督は「アクションシーンのビデオコンテを見た時の反応が面白かった」と他人事のように笑い、清野は「3~4分の流れがあって、撮影監督から『今日覚えてもらいます』と言われました。乗り越えたからいいんですけど、絶望でした」と当時の心境を振り返った。
藍の担任教師を演じる金子はアクションシーンにはほとんど登場しておらず、出来上がりを見た感想を「みんなから『2カ月くらいトレーニングしました?』ぐらいのことは言われると思う。(清野さんは)すでに活躍されていますけど、知らない人が見たら絶対ファンになるし、海外からも話がくると思う。感服しました」と絶賛した。
金子は押井監督の『アヴァロン』が好きで、この作品への出演が「本当にうれしかった」と語り、監督から「実は前にもキャスティングしかけたことがある」と振られると「それを聞いて以来、事務所への不信感がすごい」と笑わせた。
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