映画『マスカレード・ホテル』の大ヒット御礼舞台あいさつが16日、東京都内で行われ、出演者の木村拓哉、長澤まさみと鈴木雅之監督が登壇した。
先月18日に公開された本作は、観客動員数累計280万人を突破した。
ホテルに潜入するエリート刑事役を演じた木村は「1本の映画をたくさんの人が受け取ってくれたという事実が、こうしてじかにコミュニケーションが取れる機会につながっている。本当に感謝しています」と喜びを語った。
木村は本作のプロモーションのために、数多くのバラエティー番組にも出演。自身の役どころにちなみ、実際にさまざまな場所に“潜入する”企画が多かったという。
木村は「楽しかったですね。『バレたらアウト』というハードルがあるので、そのハードルが高ければ高いほど楽しかったです」と振り返った。
一方、長澤も、ドッキリ番組の“仕掛け人”に挑んだが、失敗に終わったことを告白した。
小日向文世と一緒に、木村をだます内容だったといい、「コヒさんと2人でやるという時点で不安が大きかったのですが、途中で木村さんが気付いちゃって、撮影自体がなくなっちゃった。すごくショック。こっちはやる気満々で、どうやって木村さんを驚かせようかと思っていたのですが…」と苦笑した。
これには木村も「ごめんね。スタンバイしてくれていたのに、僕が勝地涼くんと話しているときに、(隠し)カメラに気付いちゃって…」と謝罪。
菜々緒が仕掛け人に扮(ふん)した企画もあったそうだが、こちらも木村がすぐに気付いてしまい「ものの20秒で終わってしまった。プロデューサーさんが『この企画はきつい』ということで、企画自体が流れてしまった」と説明した。
長澤は「準備していたのですが…」と残念がりながらも、「先輩はやっぱり観察眼がすごいので…」と木村の鋭さに脱帽していた。