(左から)ドミネーターを客席に向ける塩谷直義監督、関智一、中村悠一、梶裕貴

 映画『PSYCHOーPASS サイコパス Sinners of the System Case.3 恩讐の彼方に__』初日舞台あいさつが8日、東京都内で行われ、メインキャストの関智一、塩谷直義監督が登壇した。

 本作は、人気TVアニメ「PSYCHOーPASS サイコパス」の劇場版三部作の第3弾。公安局、そして日本から離脱した狡噛慎也(関)に焦点を当てた物語が描かれる。

 冒頭、司会者から「お帰りなさい」と言われた関は「(狡噛は)久しぶりのキービジュアルですもんね。彼が日本に帰ってきたわけではないですが、世界の紛争地帯を旅する寅さんみたいになって…。『男はつらいよ』ならぬ『狡噛はつらいよ』です」とおちゃめに返して笑わせた。

 塩谷監督は、本作の製作に当たって、軍事のプロの講習を受けにいったそうで、関とともに「東宝さんに(本作について)うるさく言われたら、2人で鎮圧できますね」と具体的な作戦を話し始め、会場を沸かせた。

 また、新情報として、テレビシリーズ第三期の制作決定が発表された。すると突然、梶裕貴、中村悠一が登場。梶は慎導灼(しんどう・あらた)役、中村はミハイル・イグナトフ役として、第三期で、共に監視官を演じることが明らかになった。

 中村は「真面目な演技をしている関さんとご一緒できてうれしいです」とニヤリ。主役級のキャストばかりの現場ということで、梶も「そうそうたる役者さんの中でやれるのが楽しいです。中村さん演じるケイとのバディものを楽しんでいただければ」とコメントした。

 最後に、関が「では、Case.3『さらば狡噛』をお楽しみください。狡噛は皆さんの心の中に生きていますので…」と意味深な発言で笑わせ、イベントを締めくくった。