モデルの押切もえが「第100回記念二科展」に初出展初入選を果たしたことを記念し、2日、都内の国立新美術館で行われた取材の場で心境を語った。
二科展とは、二科会が毎年秋に開催する美術展で、今年で100周年を迎える歴史ある公募展。
作品は絵画、彫刻、デザイン、写真の4部門あり、絵画部門の今年の応募総数は3043点。過去には歌手の工藤静香をはじめ、俳優の石坂浩二、歌手の八代亜紀、女優の五月みどりなども入選を果たしてきたが、モデルの作品が入選したのはこれが初めてとなる。
入選の第一報を聞いた時を「ああ、入ったか~!というストレートな気持ち」と振り返った押切。「予想はしてた?」という問いには「いや、どうでしょう。ただ祈っていたので、ホッとしましたね」と満面の笑みをこぼした。
自身の作品「咲くヨウニ1」は自身が「大好き」という花をテーマとした油絵。製作期間は「4月から描き始めて3~4カ月ぐらい」という。
そもそも「小学生の時から絵を描くのが好きだった」という押切だが、大人になって再び筆を取ったのは「26、7歳の時」。「番組の企画で水彩画を習ったことからハマった」といい、今も「絵を描いていると夢中になれる。没頭してしまうというか、時間を忘れてモヤモヤしていたことも晴れたり、明るい気持ちになれるんです」とその魅力を語った。
次の目標については「また出品して、何かの賞をいただけたら」と意欲的に語った押切だが、再公募される東京五輪のエンブレムを勧められると、「えー!すごく大変そう。私は、LINEスタンプが精いっぱいだと思います」と答えて笑いを誘った。
最後に、プライベートでのめでたい話を問われた押切は「そうですね。作品のタイトルが咲くヨウニなので、プライベートも咲けるように頑張りたい」と笑顔でコメント。「今は何分咲き?」との質問には「7分咲きぐらい?」と返していた。
二科展は2日~14日、都内の国立新美術館で開催。