今日15日から放送がスタートするドラマ「オトナ女子」に、篠原涼子演じる主人公の彼氏役として、斎藤工がゲスト出演することが分かった。
このドラマは、現代アラフォー女性のリアルな姿を中心に、それを取り巻く人たちの人間模様から、恋でも仕事でも“幸せになりたい”女性たちの痛快でハッピーな等身大の生き方を描く。篠原、江口洋介、吉瀬美智子、鈴木砂羽、谷原章介が出演する。
篠原と斎藤は今回が初共演。斎藤は、篠原演じる中原亜紀の年下の彼氏・伸治役で、デビューを目指す売れないミュージシャン。亜紀の家に転がり込み、生活の面倒をみてもらったり、ギターを買ってもらったりしている、いわゆる“ヒモ彼氏”。でも、亜紀にはいつも優しく甘えて、憎めない役どころ。1話の中では、朝、会社に行こうとする亜紀を、少し強引にベッドに誘おうとしたり、料理を作ろうとする亜紀のエプロンを後ろから結んであげたりするなどラブラブな同棲生活のシーンや、落ち込む伸治を亜紀が優しく慰めるシーンなど、思わずドキドキしそうなシーンが満載という。
プロデューサーの中野利幸氏は「甘え上手で年上ゴコロをくすぐる役なので、斎藤さんにしかできないと思いました。斎藤さんのアドリブも含めて、非常に魅力的なキャラクターになっています」と述べている。
【斎藤工インタビュー】
―篠原さんと初共演した感想はいかがですか?
初日から、撮影の合間に食事や健康の話など、僕だけでなく、周りの人みんなに自然に気を遣って、身内のように接してくださいました。主演だからとかではなく、自然にその雰囲気にいざなうことができる方なんだなと思い、背筋が伸びる気持ちでした。ゲストという意識ではなく、最初から同じ作品をつくり上げていく、チームの一員という気持ちで参加させていただきました。
―主人公の年下の彼氏で売れないミュージシャンという今回の役どころを、どう思われますか?
夢を諦めるタイミングを失っていて、現実と向き合っていない。目標に向かっている姿が、なぜか周りからは応援したいと思わせる特殊能力をもっている“ヒモ体質”の男です。こういう男性は僕の周りにも何人かいて、リアルなキャラクターな気がします。あと、けっこう辛辣(しんらつ)で、女性への発言もオブラートにつつまない憎まれ役ではあるんですが、世論を踏襲したような役の気がしています。
―演じる上で心掛けたことはありますか?
今回の役は、徹底して落ちていく人間になったほうがいいのかな?と思い、より“どうしようもない男”のエッセンスを現場で足していけたらな…と。篠原さんとの朝のベッドシーンなどを始め、いくつか提案をさせていただきました。人には誰しも、自分はなるべく傷つきたくない、自分の身の振り方を一番に考えるという部分がある気がするので、人間の本質的なところを多少表現できたのではないかと思います。
―ドラマの見どころと、視聴者の方へのメッセージをお願いします。
(亜紀が飼っている)猫の“ちくわ”に注目してください(笑)。実はちくわの目線が、見ている方の目線に近いのではないでしょうか? ちくわが物語に現実のフィルターをかけてくれて、客観的に突っ込んでいくことで、より見やすくなっていると思います。現場でもアイドル的存在ですし、芝居も素晴らしいです。僕もちくわに、はまってしまいました! あと僕は、篠原さん持ち前の明るさに、伸治という役としても、僕自身も甘えて、ゆだねている感じなので、そこにも注目してください。
「オトナ女子」はフジテレビ系で15日スタート、毎週木曜、午後10時~10時54分放送。初回放送は午後10時~11時9分。